農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

畑でレストラン スローなイベント

夏休みの来客と香港からのウーファー

31日夜にslow food関連の集まりが共働学舎でありそのうち大人3人子供2人が
終了後我が家のゲルに泊まりました。

それはにぎやかに楽しげにキャンプの時みたいな雰囲気が2階でひたすら疲れて伏していた
自分の耳に届きました。

翌朝初めましてとご挨拶したのは9月に当農場で行われるコープさっぽろ「畑でレストラン」
の女性と小学生の男の子、ドイツのフライブルグ在住の北海道出身のお母さんと女の子でした。
ベトナム有機農業視察で一緒に旅をした大町さんのお友達でした。

朝食を囲みながらいかに環境への配慮において日本が遅れているか話題になりました。
アメリカから日本に来た時にエミーも日本のプラスチックバッグ(レジ袋)や過剰包装に
驚いたと言っていたのを思い出しました。

自分もついバッグを忘れレジ袋に入れてもらうことが多いので反省。
ドイツでは考えられないことのようです。

子供達は今回初めて会うので最初は距離があったのが、犬のジーコを介してその距離が
縮まり二人で仲良く散歩に連れて行ってくれるまでになりました。

そのうちに娘が孫を連れてうちの涼しい森に避暑に来たりしていかにも夏らしい、
夏休みの子供が遊ぶ微笑ましいひと時でした。

また人参の草取りに出かけましたがさすがに暑すぎて2時間ちょっとで
ほうほうのていで逃げ帰りました。

夕方香港からのウーファーをバス停に迎えに行きました。
北海道が大好きで今回で5回目だそうで日本語が上手です。
今起きている香港の抗議活動について早速色々教えてもらいました。
香港の人たちガッツがあります。
報道ではわからないことがたくさんあるものです。

さあ、また新たな助っ人の手を借りて人参畑に向かいます。

大量殺草者の凱旋

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人参畑とホー

思えばこのホーという農具を使い続けて41年、シンプルゆえに面白い。
死ぬ時には「ホーの達人」か「ホー職人」とか言われたいものです(笑)
今までいったい何体の草たちを切り捨てたことか、草にも心があるとしたら
私は恐怖の大量殺戮者と映るでしょう。「来たー、逃げろー!」と騒いでも
動けるわけでもなし観念するしかない草達です。「ホー侍」でもいいか。

・・・と妄想に耽りながら今日も丸一日ハンちゃんとエミーに抜き草を頼み私はひたすらホー使い
でした。天気予報がこれから軒並み雨を告げているのでお尻に火がついたような状態です。

お昼頃コープさっぽろの方が9月21日の「畑でレストラン」の下見に来られました。
数々の立派な設備の整った農家の中で何でうちみたいなところが選ばれたのか不思議でしたが、
当農場で開催の一回目に参加された理事長の強い意向があったそうなのです。
そのチョイスのセンスに感謝です。最初スタッフの中では札幌近郊での開催を
考えていたところそれではダメだと遠い新得や中士別や足寄まで入れることに
なったということを聞きました。

コープさっぽろ農業賞も拡大する方針ということでそのやる気を感じ
農家としても嬉しく思いました。
北海道の農漁業の多様性を応援してくれていることが伝わってきました。
早く人参にカタをつけて「うーの森」整備を再開したくなります。

畑でレストランに向かって

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2016年9月25日に宇井農場のうーの森にて開かれた「畑でレストラン」朝の準備の様子

過去に2回ほど(’12と’16ともに9月)当農場でコープさっぽろ主催で開催された「畑でレストラン」を9月21日(土)に開催することになりました。

大勢の来客に新鮮な驚きとリラックスを提供できるにはどうしたら良いか
思い描きながらうーの森や環境を整えてみたいと思います。
明確な目的があるのはとても楽しみであり少しずつでも時間を取っていくつもりです。

まずは枝拾いそして熊笹の刈り払いから始めます。
今日は屋外トイレのドアの具合を調整して掃除をしたりゲルの屋根の雪の重みを支える
補強柱を撤去したりをしました。

楽しき断酒6日目

9月をふりかえり

台風10号の大きな爪痕に驚くことから始まった9月ももうすぐ終わろうとしています。
半月も断水していた市街地なども映画祭の頃には復旧しましたがJRや日勝峠などはあまりに
崩落箇所が多くどこを走っても砂利を積んだトラックがひっきりなしに走っています。

映画祭がありその関連で我が家にはいろんな人が立寄りにぎやかでした。
また映画祭が終わるとすぐに大阪の女子高校生4人が農村ファームステイで滞在。
ジャガイモ掘りはずいぶん進みナデージュにフランス家庭料理を教えてもらったり、
ドラムを教えたりゲルに泊まったり星が見えることに感動したり
彼女達にとって驚きの体験の連続だったに違いありません。

コープさっぽろの「畑でレストラン」は今年のうちの集大成のような一日で
そのために作って来た屋外トイレも大役を果たしました。
森にはステージを作り流さんにも歌ってもらいお客さんにはサプライズな
プレゼントとなりました。名曲「すずなり」はいつものように
マンドリンで加わり、自分も初めてアコーディオンで「青虫の歌」をやりました。

集まったのはお客が42人スタッフが10人以上という大きなイベントで
結果大成功だったと思います。
森の中、さらに音楽付きという各地の農家とは違う特殊な「畑でレストラン」は
途中寒かったもののお天気に恵まれ終わった後は達成感でいっぱいになりました。

この間大雪山へのハイキングから帰り1泊していったジエルとマリその後
約3週間滞在したナデージュと、今季はフランスの素敵な若者達から元気をもらいました。

ウーファーの空白には友人が旭川から南富良野町での災害ボランティアのあと
手伝いに来てくれました。
農場を訪れるたくさんの人そして心ある一人一人に感謝するこの一ヶ月でした。

畑でレストラン残席わずか

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コープさっぽろ農業賞受賞の生産者をまわる「畑でレストラン」が
宇井農場でも9月25日に開催が予定されています。
「うちなんかに予約入るんだべか?」と思っていたら
すでに残席わずかだそうです。関心のある方はお早めに〜

テーブルセットが入る「うーの森」入り口も少し変わりました。
当日木漏れ日ふるような日であったら最高のランチとなるでしょう。


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庭がベストシーズンを迎えています。
特にシャクヤクが盛りです。
農作業がもしなかったら草を抜いては両手を後ろに組んで眺めてを
繰り返していたいところです。

畑でレストラン 2016

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2012年に当農場でコープさっぽろの畑でレストランをやりましたが、
今年もまたやることが決定しました!
場所は前回と同じく「うーの森」
予約開始したとのことで興味のあるかたぜひ参加してみてください。
コープさっぽろの畑でレストランのホームページには我が家での
様子も動画で残されています。流さんやYaeさんが歌っているシーンも!

今年の農場はうーの森の整備も含めて力が入ります。
お客さんに喜んでもらえるよう。
9月25日(日)です。


http://hatake-de-restaurant.com/?page_id=1739

食の絆フォーラム2016

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とかち農村ホームステイの受け入れ農家や支援する人達が一堂に会す集まりが
とかちプラザレインボーホールとアトリウムであり出席しました。
専属のカメラマン箕浦さんの写真はどれも高校生と生産者の
生き生きとした瞬間の表情をとらえていて素晴らしかった。

十勝19市町村の約500戸の受け入れ農家のひとつとして
こうしてたとえ1泊のステイでも大きな意義があることを再認識しました。
交流した農家の人達はみな大らかでたくましく笑顔が素敵でした。
農繁期の受け入れでもあり特に食事に関しての工夫例などの交換があり
あまり無理せずにありのままで長く続けて行こうと確認し合いました。

会が終了したあと残った人からリクエストがあり
ボタン式では初めて人前でアメリのテーマを弾きました。
ここまでくるのに2ヶ月かかりました。
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可愛らしいキャンパーたち その2

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子供達は大人達の心配を裏切ってどんどん環境に順応していく。
我が家の「ウーの森」に走って入って行きキノコを発見して驚き
ハンモックブランコは順番待ちでハラハラするほど宙を大きく揺れる。
森に歓声がエコーして非日常の小宇宙に子供達は胸をはずませている。

それから大人も子供もいっしょにテントを謎解きのように組み立て
3棟が立った。男の子はペグ打ちが面白いらしい。
終わってもそのハンマーで朽ち木を壊したり勢いやまず
先生に叱られたりしている。

次は畑に移動、じゃがいもと人参収穫体験。
途中湯浅さんと実習生のあかりちゃんが加勢に来てくれる。
大きなじゃがいもを土の中で探り当てた時の子供達の喜びようったらない。
大きさを競い合ったり、かと思えば女の子はちっちゃなイモをかわいいと
見せたりする。スーパーではこんな大きなイモも小さなイモもなく平均的な
大きさしか見たことがないので驚きなのかもしれない。

そのイモと人参を使ってカレーをみんなで作り食べる。
会場に貸してもらったのはレディズファームスクール。

子供らが帰るまでに用意したキャンプファイアー。
見るなり枝をくべて火の粉を散らす男の子たち。
火を見てテンションはマックスに。
ワライタケでも間違って食べたかと思うほど狂喜する子。
火はますます人を野生に帰す。
遠い荒野を生き抜いた祖先の血が蘇るのかもしれない。

そしてトムと私の焚き火の前のコンサートを聴く。
思いのほか「さいごのシマフクロウ」を静かに聴いてくれた。

そのあとは真っ暗な森の中に行ってナイトブランコや
肝試し、鬼ごっこなど夜が怖いと言っていた子もすっかりそれを
忘れて懐中電灯ひとつで夢中になって遊ぶ。

39度超の熱を出して静かにしていた子もみんなのパワーに押されて
復活暗闇に向かって走り出した。

可愛らしいキャンパーたち その1

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札幌のスポーツクラブの小学生達11人が1泊の農場体験キャンプに
やってきた。
きのう昼にマイクロバスからリュックを背に降りて来た子供達は
いきなり鼻をつまんで現れた。
私たちは慣れて感じない近くの牧場の匂いだったらしい。
「おっ、都会の子だ。」と不安がよぎったが5分後には「慣れたー!」と
きてほっとする。

「大切なのは排泄」と、まずは前日トムと作り上げたトイレに案内する。
エスカルゴ状の奥に非常時用の腰掛け式トイレが鎮座している。
灯油ポンプのような蛇腹ポンプがついていてパフパフ押すと2カ所から水が
ピュッピュと出てなんと水洗式なのである。

下のタンクとの間には間仕切り弁がついていて閉じれば匂いが防げる。
1人の男の子が皆の前で「僕やってみる」とズボンに手をかけたので
「ちょっと、あ、あとでやろうね。」という場面も。

こんなに昔の列車並みの近代的なトイレを前にしても子供達の反応は
概ね微妙なものだった。
6年生の女の子もいるし慣れないトイレは自分でもいやだ。

続いて「大の方は家のを使ってね」と我が家のトイレを見てもらう。
一瞬ずつ全員に見てもらう。
「普通だ。」「きれいだ。」一様にほっとした表情で出て来る。

暗くなると野外トイレの中に電灯がともる。
その位置が悪かったのか誰かが座るとその姿が外から影絵のように見えてしまうのである。
夏の終わりの影絵大会。
誰も使ってくれないだろうと思っていたら結構女の子たちが使ってくれた。
作った甲斐があった。

男の子は森のふちで立ちションを始めた。
「それでよし!」
降り立った都会っ子は瞬く間にワイルドに変身して行く。

じゃがいも畑でつかまえて パート3

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我が家に隣接する「うーの森」でしいたけ原木の前で話す石橋農場のゆうこさん。
何日か前にここから10分ほどの農場から運び込み当日ニョキニョキと生えた
シイタケを収穫してもらうというもの。
しっかりしたシイタケで他の物とは比べ物にならない歯ごたえと美味しさ。
絶品なのです。

原木の前シイタケをとろうとする小さな子、
真剣に聞いている大人たち、
すてきな秋の森の中のつどいです。 

じゃがいも畑でつかまえて パート2

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スローフードのシンボルのかたつむりも焼き印が押されたコロッケバーガー。
スローフードやローカリゼーションの哲学がぎっしりつまっています。
ストーリーが見えるところが最高なのです。 

載せておくべき素敵なこと

農繁期まったなしですがどんどん遠ざかる前に当農場で開かれた
イベント「じゃがいも畑でつかまえて」の写真をアップします。 
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じゃがいも掘りを終えてこれから調理に向かいます
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こんなのとれたよ!
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すてきなイラスト付きでちょちょっと書いてくれたあやちゃん、ありがとう!

続く。

かぼちゃ畑でつかまえて

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手伝ってくれているジルが28日はじゃがいも畑じゃなくて「カボチャ畑でつかまえて」
にしたらどうかと冗談をいうほど運ぶのが大変なかぼちゃ。

今年はきれいな形が多くほとんど一斉に熟しているので迷わずに切ることが出来る。
まくのも早かったし発芽も良かった今年の優等生。
小屋に入りきるか?
その小屋は老朽化で大工仕事も中断したまま、間に合わせられるのかどうかも勝負どころ。
寒さは有無をいわさずやってくるのだ。汗


森の中に子どもの声響く

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早朝からの人参種まきを無事終えて帰って来ると
森の方から子ども達の歓声が響いて来た。

今日はこの地区の子供会がうちの「うーの森」に遊びにくる日。
この地域は世の流れとは違いベビーラッシュ。
ママさんたちも酪農家に嫁いだ若い人達が多い。

子ども達は大中小の3タイプのハンモック製ぶらんこで遊んだり、
大きな木に登ったり、
ままごとを始めたりする。

子どもは遊びを創造する天才だ。
落ちている枝や葉っぱからも、小さな野の花からも
宝物を作り出せるのだ。
ゲーム機も楽しいだろうけれど、やはり原点としてこういう自然の中で
子どもが遊びを発見していくことが何かとても大切なことだと思う。
それもこの森を作るコンセプトとして実はある。
だから整備しすぎないことにも気を使う。

生き生きとした顔。
親もいっしょに遊んでいる。
木の上から写真をとりながら何て幸せな光景かと思う。
子ども達、遊びに来てくれてありがとう。
森の「うー」まだ会ったことのない精霊もきっと喜んでいたことでしょう。

幸せの経済学上映会 無事終了!



こんなにたくさんの方が! しかも幅広い層!



1部上映後のトークセッション 左から写真家の小寺卓矢くん、 料理研究家の中島デコさん、 スローフード・フレンズ北海道リーダーの湯浅優子さん。
あっという間の1時間でした。



会場から見えた芽室駅と雲、不思議な風景でした。
スタッフの皆さんありがとうございました。
遠方からかけつけてくれた人もありがとうございました。

幸せの経済学上映せまる!



お天気もよく午前中はトウキビとカボチャ準備、アルプスのような山脈をながめながら働ける幸せよ。

一方、実行委員の代表のカミさんは明日の上映会本番に向けて看板制作ちう。アルプスつながりだ(笑)

しあわせの断酒49日目
幸せには断原発 0日目



幸せの経済学上映会近づいて来ました



占冠在住のデザイナー山本さんが特別に無償で作ってくれたチラシは裏面もたくさん情報がありおしゃれなセンスが光っています。

主催者の願いは若い人にもっと参加してほしい、主婦や子育て中の方にもたくさん参加してほしいというものでした。
そのため料金設定も安くし、託児も用意して草の根で広報を進めている模様です。
もうすぐですね。主催者の夢がかなうように皆さんの参加をお待ちしています。

畑でレストラン



昨年9月2日コープさっぽろ主催の「畑でレストラン」が当農場の中の「うーの森」で開かれた。
白いキッチントラックが入口そばに横付けされ、札幌で活躍する塚田シェフがまるでこの森や畑と
セッションするような感覚でコースランチを用意しフレンズの仲間たちがそれを森の奥のテーブルへと運ぶ。

食材は農場や地元産を使いそれをゆっくり楽しんでもらおうというスローフードの哲学が根底に貫かれている。
私たち夫婦も40人のお客さんに混じってその心意気と味覚をじっくり楽しませてもらった。

農業賞受賞者の畑をまわるこの企画の中でも森の中でというのはうちが初めてらしい。
給仕は大変だったろうが森の中に突如出現したレストランは何か大きなものに包まれる安らかさにも満ちていた。
さらにはコースの合間にサプライズゲストのYaeさんと流さんが歌ってくれるという贅沢なおまけつき。
私が青虫の歌を歌った時にはモンシロチョウが2匹、日だまりの中をヒラヒラと祝福のダンス。

終始木漏れ日の網が柔らかく揺れ全員が輝いていたこの日のことはこの先きっと何度も思い出すことになるのだろう。

きのうのイベントの背景



きのうの「じゃがいも畑でつかまえて」で我が家にステイして農作業を手伝ってくれているかわべまきちゃんに
何か作ってもらうようお願いした所、上の動物達を作り森に飾ってくれました。
「うーの森」のワンダーラン度がさらに増して不思議で魅力的な空間となりました。
なんだか最近アーティストの女性達とご縁がありますがまきちゃんの色彩感覚と感性も素晴らしいものがあります。

本編の報告の前にまずこうして背景について書いておこうと思いました。

ツルーハウス



このほど「うーの森」内につるで作ったツルーハウスが完成し昨日の「じゃがいも畑でつかまえて」に
参加した約50名にお披露目しました。
(注:ツリーハウスの間違いではありませんツルーハウスです、念のため。)

中から外をのぞくと・・・






「螺旋くるくるつるくるくる」



農作業メモ:カボチャ新内イーティ初搬出 午後ぼっちゃん初搬出

楽しい断酒565日目
お願い断原発0日目

森の中で子供会!



先月のある日我が家の森の広場で上サホロの子供会が開かれました。
続々と上サホロの若いママさん達と子ども達が集まってきました。
昼食時にはパパ達もやってきた。

「上佐幌だより」にその模様が掲載されました。
クリック2回すると大きくなります。

自然がいっぱいの上サホロですが、さらにこの森の中はより深い自然を感じる事が出来ます。
ブランコや木登りが楽しいのですが、
それに加えて何か大きなものの懐に深く包まれたような感覚になれるところがここの魅力です。

子ども達は遊びの天才。
自分で遊びを発見していけるのです。
落ちているドングリ、棒っ切れ、セミの抜け殻、切り株などいろんなものが
たちまち魔法の遊びものに変化します。
ママさん達も少しだけ子どもに還りながらも終始リラックスして子育て談義に花を咲かせていました。

それはそれは、とてもすてきな光景でした。
森の中にひっそりと、でも開かれた場所にしたいと夢見た管理人としては
こんなふうに使ってもらえて本望です。

またいつでも遊びにおいでね!

映画「テッラ マードレ」とトークセッション



みんたるでのライブがあった翌日は娘とデートでした。
いっしょに北大正門を入ってすぐの学術交流会館で行われたイタリア映画「テッラ・マードレ」上映と
トークセッションのイベントに参加してきました。

ロビーに入ると何やら素敵な雰囲気をもった人たちがたくさんいます。
受付や本の販売をする人達の中には「じゃがいも畑でつかまえて」でお手伝いに来てくれたりして
顔見知りの方も多くて久しぶりの再会に心が躍りました。
ほかにもお世話になっている有機農協のTさんや八百屋「らる畑」のMちゃんや有機農業の仲間や札幌の友人も
いたりして久しぶりの挨拶も交わせました。

上映会場では主催の北海道スローフード・フレンズの代表で娘と私を誘ってくれた湯浅優子さん、
そして映画の後トークセッションをする長沼のメノビレッジのレイモンド・エッブさん明子さん夫妻と、
初めてお会いするイラストレーターのすずきももさんが笑顔で挨拶してくれました。

「テッラ マードレ」がイタリア語で母なる大地を意味するようにこの映画は
人間が大地の子供として生きる上で多くの示唆に富んでいました。
前半ではイタリアのスローフードの世界大会の様子が臨場感あふれて映し出され、
少数民族や少数派の有機農業者が決して孤独ではないことに力を貰っていく姿などが描かれ、
後半はとても静かなイタリアの農民の日常と自然を描いた映像詩のようなものになっていました。
音響も良くその美しい映像の中に吸い込まれるような気持ちになりました。
草を抜くアップの映像では自分が抜いているような錯覚さえ覚えました(笑)
ドキュメント映画とはいえアーティスティックな感覚をあわせもつ映画でした。

映画が終わってからの優子さんが司会を勤めたトークセッションもまた和やかな雰囲気の中にも
時に涙あり、未来をどう作っていくかについてとりわけメノビレッジのご夫妻から
遺伝子組み換えでない種子の確保の大切さと地域の人とのつながりの大切さへの想いが語られ
皆真剣に耳をかたむけていました。

今年は2月に帯広であった「奇跡のリンゴ」の木村秋則氏講演会に始まり、
フランスの小さな村をあげてのオーガニックへの取り組みを描いた映画「未来の食卓」、
アメリカのトウモロコシ畑の現実を描いた映画「キングコーン」、
そして今回の「テッラマードレ」デイなど、
「食」に対して深く追求した人たちの物語にたくさん触れることができました。

考えて見るとそれらの映画やイベントへは全部人とのつながりに導かれています。
今回も湯浅優子さんが、札幌でライブに来るのなら娘さんといらっしゃいませんか?とメールをくれたことがきっかけでした。
それを思うとやっぱり人との繋がりは大事だな~と改めて思った今回です。

この映画も深く問いかけるものがありそれを考え行動して行くのはこれからの私たちですが、
それはさておき素敵な人たちと繋がっていることは今現在でとても幸せなことです。

管理栄養士として日々食と向き合う娘にとっても有意義な一日でした。
北海道スローフード・フレンズの皆さんありがとうございました。

じゃがいも畑でつかまえて2010

北海道スローフード・フレンズOBIHIROのホームページに

http://www.slowfood-friends.org/

今年の当農場で行われた「じゃがいも畑でつかまえて」の様子を載せてくれています。
よかったらご覧下さいませ。

北海道スローフード・フレンズのイベント

12月11日に札幌で開かれる北海道スローフード・フレンズ主催の上映会等のイベント、
テッラ・マードレ デイのお知らせです。(テッラ・マードレとはイタリア語で母なる大地の意味だそうです))

以下HPより抜粋
テッラマードレデー 2010年12月11日、世界中で大地や海の恵みを祝うテッラマードレデー。フレンズではシネマ上映&トークセッション、そして交流会を行います。


http://www.slowfood-friends.org/events/

じゃがいも畑でつかまえて 10/3



秋色の雨上がりにお父さん、お母さん、子供達がみんなで1列残してあったジャガイモを手で探る。
「あったー!」「これ大きい!」など子供達の歓声が上がる。

「じゃがいも畑でつかまえて」という宇井農場と、放牧型酪農を進める湯浅牧場で農と食を体験するイベントで
主催はスローフードフレンズ帯広です。「つっちゃんと優子の牧場の部屋」の湯浅優子さんとその素敵な仲間達です。
流れは・・・収穫してみる→生産者の話を聞く→収穫したもので食事を作る→食べる→コンサートを楽しむ
 心配した雨も降らずに楽しく心豊かなひとときでしたね、子供達はのびのび、水たまりにも遊べて良かったね。



人参も抜いたぞ!



ジャガイモ・人参・まさかりかぼちゃ・八列とうきび・短角牛のハンバーグ、感謝していただきま~す
人参嫌いな子供が食べていたり、何人かからジャガイモも本当に美味しいですと言われて嬉しかったです。



最後に私のコンサート、みんなで一体になった幸福なひとときでした。

企画してくれた湯浅優子さんはじめスローフードフレンズの皆さんお疲れさまでした。
これだけのことを一つのイベントに盛り込んで成功させてしまうなんてすごいことです。
来年はじゃがいも畑も移動します。
今度はうちの森の中の遊びもちょこっと組み込みましょう。

じゃがいも畑でつかまえて



10月4日土曜日、十勝地方に住む親子あわせて60人もが新内にある芳賀・宇井農場に訪れました。みんなジャガイモ掘りに夢中!
小さな軍手をはめた手で土を掘っていくと・・・あったあった!
輝くばかりのジャガイモさん。
このあとトラクターで機械掘りの実演を見た後畑をみんなでゾロゾロひとまわり。
ソバの実を噛み中から現れる白いソバ粉を見て納得するこどもたち。
そして最後に子供たちに一人一本の人参を抜いてもらった。
楽しくにぎやかな時間でした。
サポートしてくれた北海道スローフレンズ帯広のみなさんありがとうございました。




湯浅優子さんの牧場で農場のジャガイモを使った調理・昼食・コンサートの予定でしたが時々雨がぱらついたのでレデイスファームで行いました。
美味しいご飯の後にワタシのコンサートタイム。
自然発生的に子供たちの黒板のお絵かきとワタシのコンサートのコラボとなりました。後ほどまた書きます。


10月4日(土)「じゃがいも畑でつかまえて」親子で収穫&手作りお昼ごはん 畑のコンサート♪付き
主催:子供スローフード研究会 協力:北海道スローフードフレンズ帯広・新得町子育て支援センター・新得町教育委員会

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