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当農場ではウーフホストも継続中ですが
今年はさらに本州からの修学旅行の高校生を1泊〜2泊受け入れる
農村ホームステイの受け入れ家庭に参加しました。
3年ほど前から始められた実に素晴らしい取り組みだと思っています。
十勝の農家が受け入れ先ですがどこに振り分けられるかは
子ども達には運任せ、でも今までどの子もみんないい経験をしたと感じているとのことです。

1回目大阪から女子2名、2回目大阪から男子2名、そして今回は
埼玉から女子2名を受け入れました。

写真は人参の草取り。
そのむこうにはタイからのウーファー二人がいてそれだけでこの有機畑というものが
何か希望へ通じる特別な場所になり得てるような気がして嬉しくなります。

短い間にぎゅっと詰まった新しい体験。
星の世界にリングのついた土星に。
しぼりたての牛乳に音楽に。(彼らにはドラムの基本を教える)
あまりに試験や部活で忙しくてなぞることもない世の中の動きについて初めて聞かされたり。
初めて作るルバーブやフサスグリのジャムに。
初めて食べるそばのガレットに。
スローフードにローカリゼーションに大間原発に遺伝子組み換えにTPPに。
そして森の中の木漏れ日に。

その基本にあるのが畑に立つということ。

この体験をしたかしないかでその後の人生は微妙に変わって行くのだろうと
確信します。

観光地に行って神社仏閣をぞろぞろ歩く修学旅行にはないまったく新しいカタチ。
大げさに言えば底辺から何かが変わって行く可能性を秘めています。
素直な明るい子ども達に希望を感じています。


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