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手押しのカルチ、前に車輪が付いていて爪で土を細かくするローテクな農機具。

一つの畑にキャベツと白菜と人参があるため、様々な農機具でそれぞれの
草取りをする。
人参は土寄せまで終わっているけれど見残した草を取りながらもう一度ハンドカルチ
を押して土を柔らかくする。
エンジンを持たない農機具はより自分の手の延長に近いので細かい作業ができる。
キャベツの茎の裏側にある草をキャベツを傷つけないでホーで取るのは
なかなかに難しい。それを調節しているのはわずかな手の動きなので楽器を演奏するのと
あまり変わらない。難しいということが喜びのもとなのだと思う。
自分はおもに自分の体の使い方に面白いと思っているにすぎないが、
畑というものの天候や温度や生物の多様性や土の中のことなど
あらゆる目に見えないものを想像する力も養えたらと思う。

予告

トウモロコシの産直を9月から予定しています。
前半蒔いたものは熱波で発芽が悪くあとのものほど良くなっています。
9月初旬から始まりピークは後半かと思われます。

昨年は出荷目前に病気で大半が廃棄となりました。
その時のやられた品種はキャンベラで同じ時期に蒔いたピーターコーンは
皆無だったのでまた昔のようにピーターコーンだけに戻しました。

恵味ゴールド、ゴールドラッシュ、味来、キャンベラなどいくつもの
人気の甘い品種を作ってきましたが、自分自身が甘いだけの柔らかいコーン
が好きになれませんでした。茹でた時のふわっと香るトウキビくささが
あるピーターコーンがやはり好きです。

もともと八百屋さんの売る都合で甘みの長く持つものをという求めで変えたのですが
それでも自分のお客さん用には作り続けていて丈夫であることもわかりました。

先日の風で一度べたーっとなぎ倒されたトウモロコシは弓なりに反り上がり
8割がた立ち上がりました。

産直トウモロコシよろしくお願いします。