トラクターのバケットですくうとモウモウと白い蒸気が巻き上がる。
大小様々なトラブルがありながら自らの手で蘇えらせた機械はWELGERという
ドイツ製の堆肥散布機。今の所問題なく動いているそれはドイツらしくしっかり
作られたものでおそらく作った職人が誇りを持っていたであろうと想像させる。
ギヤの動きで少しずつ堆肥が後ろへずれていき最後部には縦長のグルグル回る
ものが待っていて均一に散らばるようになっている。
すくうトラクターとまくトラクター2台を乗り換えつつ予定の半分の面積が終わった。
どんどん寒くなり堆肥の蒸気はますます白くなっていき、夜ともなれば雪となり
うっすら外は雪化粧。

眠っていた畑を再び目覚めさし微生物の活発な動きを促す堆肥散布、全部で10tダンプ
10台分の山が少しずつ小さくなっていく。

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そして翌朝、外は淡雪に覆われて一面真っ白。春にはよくあることです。