22日のYaeさんとヨッシーとkenと私とで作り上げたライブは
とても良くて今でもYaeさんの歌が仕事の、例えば堆肥散布機のボルトを
締めている時に頭の中で鳴り響く。

ほっぺの赤い可愛い娘さんを連れてやってきたYaeさんは前日まで東京の代々木公園で
開かれたアースデイ東京の総合司会と出演をしてきて、そのポジティブなエネルギーが
さめぬままそのまま十勝に運んでくれたのだった。

半農半Xという生き方のシンボルのような彼女だが、私は全農全歌手で行きますという
名言を置いていってくれた。農に携わっていることをウリにしているのではなく、
農から得られるエッセンスを歌に込めているのだ。

大事な歌うべきことが土や自然や農的な暮らしににあるという直感なのだと思う。
Yaeさんと2011年から何度か一緒にライブをしてきてますますパワーアップしているのを感じる。
何事も始めるより維持し続けることの方が難しい。
お父さんの鴨川自然王国を継いでイノシシやタヌキから野菜や米を守るため奮闘中。
狩猟免許や罠師の資格を取ったりユンボの免許を取ったりと必要に迫られての闘いがあるけれど
逆にそうした生活が歌を生命力にあふれてさせている。
全農全歌手、その方がよりしっくりくる。
半農半Xは静的だけど全農全歌手は動的だ。
ますます元気なYaeさんいつかこのバンドで全道ツアーをなんて声も出ています。

さて、こちらの老いた全農全歌手は今日も1日堆肥散布機の下に潜り込み床板を止める作業。
あとちょっとでこいつを外に出して堆肥を畑に散らばすのだ。
不安は交換していないタイヤがバーストしないかどうか。あとは大丈夫なハズだが・・・
全力で撒きます。