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南部ベンチェ省にいる間は伊能まゆさんが仕事の時に常宿にしているホテルに宿泊。メコン川に面していて気持ちの良い風が部屋を吹き抜けました。

副知事さんに食事に招待された後、すぐ近くにあるホテルに戻り街を散策。
スーパーもありますが小さな昔ながらの食材や食べ物を売る店もたくさん。
昭和30年台生まれにはなぜか懐かしく人の生きる活気があります。

夜に涼みリラックスするために家族連れなどがコーヒーショップの外テーブルに座っています。
私たちもアイスコーヒーを注文、ベトナムではコーヒーはどこも美味しかった。
おもむろにアコーディオンを取り出し弾きだすと最初はびっくり顔でもやがて笑顔に
なってくれます。雑踏で弾いているのがどこであろうと一番幸せです。

ビンダイ郡の魚の加工場視察 3月1日

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そろいの赤いユニフォームの女性たちが網に広げた魚を干し場に展開していきます

今回のツアーで日本から来た中で有機農家は私たち夫婦だけで西伊豆から来た食品加工や鰹節の会社を営む社長さん達も来ていました。予定にはなかったのですが副知事のラプさんがせっかくなのでと
ビンダイ郡のヴィエトフィッシュという水産加工場を紹介してくれて見学できる事になりました。
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この辺りはボートピープルがたくさん生まれた地域だということですが、
この会社ができたことでたくさんの雇用を生んでいます。
女性達が各地の港から送られる魚を(内臓は取ってある)素早く開き網の上に並べていました。
朝3時から夕方遅くまでほとんど機械力に頼らず大勢が働いていました。
天日乾燥なので乾季の今だから稼ぎどきなのかもしれません。
製品は味付けされ日本に輸出されます。エイヒレやすり身を小判型に加工したものやイワシの開き
のようなもの、お土産にたくさん頂きましたが味は日本で食べるおつまみそのものでした。
日本に来ると20倍の値段になるそうです。

ヤシの木がたくさんのビンダイ郡ヴァンクオイドン村訪問

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ココナツの林を抜けて細い道が伸びています

昨春に伊能さんが我が家に宿泊された時お土産に乾燥させた有機栽培のココナツをいただきました。
それは伊能さんが長年貧困地域の自立のため活動してきて日本政府や募金などで最近建てたばかり
の加工施設で地元の女性たちが製品化したものでした。
ヤシの林の中に立つ真っ白なこじんまりとした建物で2台の乾燥機を備えています。
おばちゃん達が白衣を着て私たちを迎えてくれました。
西伊豆の食品加工会社の社長さんは前回も訪問して色々なアドバイスをしてきたそうです。
今回も新商品開発の参考にしてもらうため自社の乾燥フルーツミックスを持参して見てもらって
いました。
前回お土産に「夜のお菓子うなぎパイ」を渡したところおばちゃん達に大ウケで「昨夜は寝かせて
もらえなかった」と、しばらくそのネタで笑いが絶えなかったという話で今回もうなぎパイをあげていました。下ネタは万国共通です(笑)それにしてもパワフルなおばちゃん達。
加工場を建てるつい最近まで地べたでココナツを剥いていたというので清潔な加工場は大きな変化です。ただ建てたら終わりではなくあくまで貧しい人たちが自立していくことが伊能まゆさん達の
目的なのでまだまだ奮闘は続くことと思います。

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ベトナムの牛、耳が長く大抵茶色。以前は農耕にも使われたと聞きます。
伊能まゆさんがNPO法人Seed to Tableでベンチェ省と共に活動してきた支援の一つにアヒル銀行や牛銀行というものがあります。貧困から抜け出せない世帯のためにアヒルを貸し出し繁殖させてもらい
軌道に乗ったら返してもらう仕組みです。ココ椰子の林は水が必要で縦横無尽に水路があるのでアヒルには適しているのでしょう。まゆさんが通っている貧困世帯の奥さんを訪ねました。
ご主人は建設作業に出ていて1日1100円くらいそれが雨季には2週間に1日くらいしか仕事が
ないということです。家も土地もなく教会の建物、というより掘建小屋のようなところを貸してもらって子供と暮らしています。すぐそばに牛小屋があり牛銀行で借りた2頭の世話をしています。
まゆさん達は支援が受けやすくなり出荷などの効率をよくするためにグループ化を進めたいのですが
なかなか簡単には進まないようです。けれど小さいことは笑い飛ばし時に厳しいことを言いながらも
ベトナムの人の信頼を勝ち取ってきたまゆさんのパワーには敬服しかありません。
行く先々で感じたのはそんなまゆさんの生き方にベトナムの人が感動しているということでした。

最後は村長さんの庭先でまた手作りの宴会。
最初の有機菜園の高校の校長先生もバイクで会いに来てくれました。
アコーディオンの伴奏でベトナムの人にも歌ってもらい踊りまた盛り上がりました。
ヤシだらけの村でした。あちこちに山のようなココナツ。

マイクロバスは一路ホーチミン市へ。
私と連れはニャチャンのオーストラリア人の友人に会うため空港で
降ろしてもらいみんなとお別れ。普段とはあまりに違う貴重な4日間を過ごしました。
スローフードとの関わりがなければなかった出会い。人と人のつながりに感謝!