PC071266

出戻りソバ乾燥中の小屋の中

12月5日、過半数の風選が終わった分を製粉所に持ち込んだ。
奇しくも昨年と同じ日だけれど十分遅い。
あろうことか水分が18%近くありそれでは殻に粉がついてしまい
歩止まりが悪くなるので16%まで落としたほうがいいということで出戻り。
さあ、大変。
袋から全部出しネット袋に移し天井に釘を打ちぶら下げた。
外気はマイナス5度くらいだしマキストーブで温度を上げ扇風機を常時回し
空気を動かす。乾きすぎてもダメだし時々おろし計りにかけ位置をずらす。
ジリジリと時間ばかり過ぎ簡単には乾いてくれない。
年内の製造は難しくなってきた。

何がいけなかったかというと
あの日天気の読み間違いで島立してあったソバを落とし場所に全部集めたところで
小雨が降り出した。せっかく乾いたのにとシートをかけた。
次の日にはムレないように工夫をしたのだけれどそれから天気が悪く
えらく手こずってしまった。
ドレッドヘアーのエドとHちゃんにせっかく重い島立を集めてもらったのにね。

農作業はちょっとしたタイミングで明暗が分かれてしまうことがある。
それをどう読むか。どこまで行っても難しい。

追記

午後サンプルを持って行って見てもらった。
苦労した割にはほとんど変わっていなかった。ショック!
帰ってまたシャッフルするためにネットからネットへ移し換える。
重い、無間地獄にいる気分だ。
外は厳冬、しかも吹き溜まりさえできてやることがなかなか減らない。
手はガサガサのヒビだらけ、嗚呼。