映画『世界が食べられなくなる日』

「世界が食べられなくなる日」
帯広レインボーホールで4月5日と6日の2回上映されることが決まり
スタッフとして参加することにした。今日は試写会に行った。

フランスのドキュメント映画で監督は「未来の食卓」「セヴァンの地球のなおしかた」の
ジャン・ポール・ジョー。

この映画が追っているのは遺伝子組み換え作物と原発という2つの出来事に対して
その危険性を知り向き合う科学者と民衆の姿だ。

そのひとつとして。
モンサントのように遺伝子組み換え作物と農薬をセットで売り莫大な利益を得る企業が
安全性の実験をたった3ヶ月しかしないで販売していることに疑問を感じた科学者が
極秘に長い年月をかけてラットでの比較実験を行い、
3ヶ月を過ぎてから悪性腫瘍が多発する結果を得て公表にいたるまでの姿を追う。

それに並行してフランスの原発を止めようと立ち上がる民衆の姿。

さらに映画製作中に起きた3・11と東電原発事故の惨状から日本で脱原発を
求める人々を意外なほど時間をかけて追っている。
首都圏の脱原発デモ、対岸に計画されている上関原発に反対し続ける祝島の人々の姿など。

福島県で有機農業をしていた夫を自殺でなくした奥さんが遺影を前に
涙ながらに語ったことばが印象に残った。

「海はつながっているし、空もつながっている。」

これはそのうち世界中どこにも逃げるところはなくなるということを
危惧しての言葉ではあるが、この映画が教えてくれることはそれと同時に、
国は離れていても人は安全な世界に変えて行くという大きな目標でつながっていくことも
可能な時代になったということではないだろうか。

フランスの映画作家がこうして自分の国のことだけでなく、日本やアフリカのことも
自分たちのこととして捉えてくれているのだ。

「子ども達のためにもこの世界を安全な場所にしたい。」

そう思う人が国境を越えてつながりだしている。
それは大きな希望だと思う。

ぜひ、たくさんの人に観てもらいたい。
それだけの価値のある映画だと思う。
怒り、悲しみだけでなく希望もちゃんと描かれていると思うから。
上映会成功のために十勝の人々に協力を呼びかけたいと思います。
さあ、スタート!