フレットの宇宙

中学生だった頃まわりの大人に失望し、ストーンズに希望を見いだしてギターコピーを始めた。
両側が壁の廊下は音が反響し少しうまくなったような気がしてそこでギターを弾いたりしていた。
そのときフレットを見て思った。
「わあ、無限の可能性があるじゃないか!」
高低差のある音の組み合わせは無数にある、
その時フレットが宇宙の入り口のように感じられたのが鮮明な記憶としてある。
ただ組み合わせ方によって快不快があるから、そこがムズカしいし音楽の面白いところ。



My brand-new guitar

このほど親の介護環境を整えるために8日間関東に行っていたのだが,
帰りの飛行機出航までのわずかな時間にギターを見るためお茶の水に寄ったのだった。
黒澤楽器をめざしたが11時わずか前なのに11時開店なのでと入店を断られたので
すぐそばの下倉楽器に入った。
2階に上がると高級ギターばかりがズラリと並んでいた。
以前作詞家の友達がTaylorがおすすめだよとアドバイスしてくれていたので
迷わずその前に行くと・・・
あった、かかってた、Taylor314ceが!
店のお兄さんに弾かせてもらった。いい音だ。
形も美しい。
でも待てよと念のためにマーチンも弾かせてもらう。
ジャラーン これは音が前に出ていないな。
Taylorのほうがはるかに高音がきらびやかだ。

ついに惚れてしまった。
これはオレの物だ。オレに弾いてほしがってる、と妄想が頭の中90パーセントほどを駆け巡る(笑)

こうして最初の店で、ほかの店を見る事もせず直感で決めてしまった。
これが出会いというものかもしれない。

自分にとっては大きな買い物。
でもそれだけの価値はある。
いい楽器との出会いは自分の音楽さえ変えてしまうと信じているから。

今まで使っていたコールクラークもアンプを通した音は美しいのだが、
生音では低音がズンと響くことを除いて今ひとつソリッドな音だった。
アコースティックな生の響きが欲しかった。
フレットは上から下まで平均的に減り指板もずいぶんえぐれて来ていて
限界でもあったのだ。

飛行機でいっしょに帰り
それからは弾きまくっている。
弾きだしたら音がいいので途中でやめられなくなるほど。
テイラーの中では中級機、それでも自分にとっては十分なのだ。

さあ、どんな曲が産まれるか楽しみだ。
そして次のライブも楽しみ。
今はじっくりこの相棒と二人で曲を磨きます。

ギターに酔います      断酒290日目
次は都知事選明確な原発ゼロを 断原発0日目