とある畑のぐるりを囲んでいた電気柵(バッテリー駆動)をはずした。
それはその畑での今年最後の農作業でかつ動物達への解放の日だ。
カボチャや人参の打ち捨てられたもの、雪にこんもりと盛り上がる大根だってある。

ところが柵の中の雪の上、すでにいろんな動物の足跡が入り込んでいる。

鹿に狐にこれはタヌキかな?かわいい小鳥やカラスのような大きな足跡もある。
その道筋を目で追い透明な中にその動きを想像してみると、
何やら普段全く知ることのなかった世界が浮かび上がって来る。

そんな想像の世界を遊びながらも、
まったく別の所で
もう一つの柵がこの国に張り巡らされようとしているのを忘れることができない。

歴史は繰り返されるというのだろうか。
だとしたら何と愚かな動物なのだろうか。
動物は必死で子どもを守り育てようとする。
人もそれが基本であっていいと思う。
そして賢くなりたい。
歴史を繰り返すのではなく。

柵のポールを抜きながら。