気温0℃の中の白菜出荷準備。
青い空はどんな地上の色ともよく合う。
足が冷たくなり手が痛くなる。
汚れた外葉をきれいになるまで剥くと
ピュアーなうすい緑と白がお日様のもとにさらされる。
光の粒の見えるようななだらかな丘陵。
膝の下に雪がキシキシいって
白菜達は透明なビニール袋におさまっていく。

きのうは帯広で農業のセミナーに参加。
TPPの行方に不安を感じているであろう多くの十勝の農業関係者が熱心に
農業普及員などの研究報告に耳を傾けた。

おもに野菜の育苗時の炭の使い方とジャガイモそうか病を軽減させるイネ科の混植の実験結果について。
来年の農業のために何か応用出来るかと考え中。

鍵は土の中の微生物の多様性。そこに多くの研究員や普及員も注目している。
多様性を利用して必要なものを育てて行く。
農業は本来そういうものだったし、だからこそ奥が深く面白いのだ。

ただでさえEUなどと比べて遺伝子組み換え作物の輸入に甘い日本がTPPによって
表示義務が取り払われれば組み換えのコーンや大豆がどっと入ってくると言われている。
遺伝子組み換えは近視眼的であり一方これらの技術は昔からある技術でそのまなざしの先には
必然的に森や、ひろい環境も入っている。
まわりを生かすことによって自分も生きる、そういうやり方のほうがはるかに健全だと思う。