きのうで人参の種をまいてから9日目、小さな芽が生まれてきた。
乾燥が続いたせいか一斉にとはいかず7割といったところ。
あとの3割に「出て来て下さい。お願いします。」と手を合わせた。

きのうは先に生えてしまったヒエなどの草を抜く精密作業。
広い畑の中のちいさなちいさな世界。
人参だけはやや黄色っぽいので慣れればわかる。

地上1メートルから見ると
小さな人参の芽はそれぞれが
タイミングのずれたラジオ体操をしているようだ。

腰を折って腰から先に生まれて来たばかりの者
ハテと首をかしげている者
あ、やっちまったと頭の上に手を置く者
オーケーよと頭上で大きな○を作る者
バンザイする者

バラバラで小学校のラジオ体操のようにはそろっていないが、
共通しているのは光を体いっぱいに浴びようとしているところ。

私たちもそうではないだろうか。
光をめざしているのだ。
さまざまな環境で早い者も遅い者もいる。
でも人参は遅い者をなじったりはしない。

その光とは生きて行くのに必要なもの。
人間にとっては、
「生物としての環境」
そして「息苦しくない社会」
そろわないけど自由でおかしい隊列を見ながら校長先生は考えます。
人参に聞こう、人間のこと。

おいちにっ断酒 74日目
人参もきっと願う断原発0日目