畑に雨がほしいと願い続けていた1週間、
ようやく恵みの雨が昨夜から降り出した。
出来れば優しくしみこみ人参の発芽を助けてやってほしい。

一方雨がなかったお陰であちらの畑こちらの畑と
毎日走り回り仕事はずいぶんはかどった。

農業はお天気との共同作業、
移り気で浮気性な天とうまく付き合っていくのも大変だけど、
そこがまた醍醐味というもの。

カバーで覆ってコンピューター制御で最適な気候環境を作り出してのトマト栽培の映像を見た。
オランダの成功例だが、同様のものをめざして奮闘する日本の企業の例もあげていた。
TPPをにらんで競争できるようになりたいとのことだった。
水も養分もすべてコンピューターの采配でコントロールする、もちろん土などいらない。

素晴らしい。

でも自分ならすぐにその場を立ち去りたくなるだろう。
何かってうまく説明できないけれど、お天気に翻弄されたり
鹿に畑に入られたりしながらもいろんな生き物と共存しているっていうこの
感覚は本来人間が自然にそなえたもので生きるための最適な環境を保つための
自然の数段優れたコンピューターから送られてくる「贈り物」なのではないか。

「競争」より「共生」ことばが平和的で優しいからではなく
人類の生存のためにもますます必要なキーワードになってくると思う。

一方その逆を行ってドヤ顔をしているのが現政権だと思う。
これはどうしたものだろう(ハテ)

目の前に事故中の原発を見ながら世界に原発を売り歩き、
TPPに反対する人を左翼と呼ぶ「戦争を知らない子ども」。
この意識の差はどう埋められるだろう(ハテ)

もうすぐ参院選。今度のはヘビーです。
手押しの播種機でソバをまきながら、トラクターに乗りながら
(ハテ、ハテ・・)そんなことばかり考えていました。

雨に感謝、愛してるよ!