2月15日金曜日6時から8時までの首相官邸前抗議行動に初めて参加した。
そこでザマーズ見つけた!(ザマーズとは新得の空想の森映画祭でつけられた座間から
毎年やってくる彼女達につけられた愛称)
毎週官邸前には行っていると聞いていたのでこちらは「あ、やっぱりいた」という
感じだったが彼女達はびっくり。
春に沖縄に僕がライブツアーに行くというと「行く行く、行きます」と即答。
その行動力と愛と平和に向かうパワーは全開なのだ。沖縄の問題も彼女達の射程内だからだ。

寒かった。
雨上がりの首相官邸の上空ににじみながら浮かぶ半月に近づいた三日月。
ドラム隊のリズムに合わせて「大間つくるな 原発いらない さっさとやめろ 子どもを守れ
再稼働はんたい 大飯をとめろ」と元気な若い女性やだみ声のおじさんのリードで
集まった数百人が声をあげる。

そしてスピーチが始まる。福島みずほ氏もすみやかに廃炉に舵をきるように切々と訴える。
岩手の山の中でハンバーグを製造している青年は基準値以下ではあるが肉からセシウムが検出されていて
それを表示して売っているが農家の人からは叱られるがそれでもやめることはできない。
どうかその気持ちの事を考えてくれと半泣きで官邸に向かって訴えていた。

そしてまたリズムとコールが始まる。
このようにスピーチとコールをサンドイッチ状にはさんでいるのは行ってみて初めてわかったこと。
その長さのバランス感覚がとてもいいと思った。
また、歩道の規制線で仕切られた半分の狭い中が抗議行動に許された範囲であることもちょっとした
驚き。もう少し広いのかと思っていた。

僕も北海道から持って来た「原発?いらねーぜ!」のプラカードを高く掲げ寒さに震えながら
少しずつ最前線ににじり寄って行った。
警察官が数メートルおきに立っているがいやな威圧感は感じなかった。
車椅子で抗議に参加していた人がものを落とした時若い警官がサーッと来て拾ってあげようと
していたりして暖かいものを感じた。
このような信頼関係を作り上げたのも首都圏反原発連合の我々の知らないところでの
忍耐強い努力があるのではと想像する。

最後は代表のミサオ・レッドウルフさんのコールでしめくくられた。
いや、ロックだ。黒っぽい服装に白い大きなマスク、長身で長い髪、
声をふりしぼって官邸に向かって抗議する。
政権が変わろうが変わるまいが、
未来に責任を持たずに経済でつき進むすべての鈍感さにも向かって。

何もしないではいられない、そんな気持ちはどんな小さなアクションでも起こそうとする
人達に共通のものであるはずだ。
このデモを主催してきた彼女達にしてもたまたま自分たちに出来る事をしたら
こうなったということだろう。

それはいくつもの出会いと重なり昨年は主催者発表20万人もの抗議行動となった。
盛り下がったといわれているがそれはどうかわからない。
今でも原発事故は収束していないとは首相も認めたところであるからだ。

地道な努力をしたうえでのロックな自由な表現、
そんなミサオさんたちのやり方を僕は支持する。
反対ばかりしていても何も変わらないという批判もあたらない。
それはそれぞれに与えられた役割があるということ。
優先順位はその人が判断すればいい。

コールに合わせて体を揺すっていると少し暖かくなって来た。
8時となり抗議行動は終了しミサオさんもパンクロッカーから普通の人に変わり
丁寧で適切に集まった人の労をねぎらい次の3月10日のデモの告知をする。

ここまでいっしょにつき合ってくれた東京で働く友達と二人
国会議事堂前の地下鉄へと潜っていくと暖かくなりほっとすると同時に
多くの刺激、共感を感じられたこの夜に参加できたことに感謝の気持ちが
わき上がってきたのだった。



抗議活動を終えて3月10日の原発ゼロ大行動のチラシといっしょに手渡された
NO NUKES MAGAZINE というリーフレットはきれいで、かわいいイラストがふんだん
に使われていて多くの人に抵抗なく読んでもらえそうなミニ冊子。

カンパによって送ってもらえそうです☆
詳しくは以下のサイトから。

http://coalitionagainstnukes.jp/?p=2551