−17℃の朝、それでも木々は温かな色に染まり太陽の到来を喜んでいるかのよう。

今日はよく清涼飲料水や缶コーヒーやアイスクリームなどに使われている
ブドウ糖果糖液糖について勉強したことを書いておきたいと思います。
本当に今まで何も知らなかったなとつくづく思います。

この甘味料は約30年前から使われ始めたということで、
ちょうど私達の子ども達が生まれた頃なのでそう昔のことではありません。
ブドウ糖果糖液糖は砂糖と違い液体なので混ぜやすいことと、
子ども好みのさっぱりした甘みであることから急激に需要が増えたということです。

原料は安いデンプンということで、
遺伝子組み換えトウモロコシ由来である可能性が十分あります。
ただ日本ではEUなどに比べ遺伝子組み換えの基準や表示義務が甘く
消費者がその原料に何を使っているか知ろうとしても困難を極めます。

それはともかく、このブドウ糖果糖液糖には急激に血糖値を上げるという性質があるらしいのです。
元来日本人は米などからデンプンをとり、体内でゆっくりと分解しブドウ糖に変えエネルギーにしてきたのですが、
ブドウ糖果糖液糖の場合最初からブドウ糖に分解されているので容易に吸収され血糖値を急上昇させてしまうため、
糖尿病の引き金となる危険性が指摘されています。

たかだか30年前にはなかった新しいものが「食」にごく当たり前に存在している、そんな時代です。
まずは知ることから始めましょう。

参考文献 「食品の裏側ーみんな大好きな食品添加物」安部 司 著 東洋経済新聞社