庭のジギタリス (digitalis)よく見ると模様がポップで楽しい。

いやー今日はもうかった。
予報が雨だったのに降らなかったので人参畑に手押しカルチを入れ、ソバ畑にはトラクターのカルチを入れられた。
人参手取り除草やトウキビマルチはがしもできた。
蒸しタオルの中に挟まれたような蒸し暑さではあったけど予想外の天気のプレゼントに感謝。

きのうは雨で旭川に遊びに行っておいて良かった!

まず旭川市博物館にアイヌの展示物を見に行った。
想像以上にきれいで充実した博物館だった。

そこで偶然杉村フサさんと娘さんにお会いした。
杉村フサさんはもう何年も前に私が実行委員長となり新得で開いた「イラムカラプテ」という
アイヌ語劇や物語や踊りなどのイベント出演のため旭川アイヌ語教室の一行と共に旭川から来ていただいた。

*ちなみに「イラムカラプテ」とはアイヌ語で「こんにちは」のような挨拶ことばで意味は、
「あなたの心にそっと触れさせてください」


翌日ご亭主の故杉村満エカシと我家にキト(ギョウジャニンニク)をとりに寄ってくれた。
二人とも重要なアイヌ文化伝承者でそのような人が寄ってくれただけで私はとても嬉しかった。

フサさんと博物館のビデオをいっしょに見ながらしばし談笑。
ユーカラを語る声が流れていて、フサさんが「これは私の母親の声だよ」と言う。
お母様は杉村キナラブックという方でこの方も重要なアイヌ文化伝承者だった。

フサさんは80歳を超えているがいまだにチャーミング。
博物館にはフサさんの作品も多数展示されている。
ウバユリから澱粉をとる講座の講師として来ていたという。
最後は優しい笑顔で握手してくれて別れたがその手の柔らかい感触が忘れられない。
偶然といえばそれまでだが何か不思議な縁を感じた。

そのあと旭川美術館に「片岡球子展」を見に行く。
連れ合いの半分の時間で見終わってしまいやや時間を持て余す(笑)
奔放なタッチ、北海道出身だからこその大きさなのだろうか?

買い物公園でラーメンを食べ、最後に視覚障害を持っている友達に会いに行く。
ギター持参で歌を初めて生で聴いてもらった。
彼女もまた子供達の食べ物の安全性には昔から気をつけていたので共通の話が出来る。
キングコーンなどの映画も字幕なので観たくても見れなかったり残念なこともあるが、
とても前向きで好奇心旺盛で障害があってもめげていないのがすごい、頭が下がる。
「この次は新得で農機具に触れてみたり畑やガーデンや森を歩いてみたりしようね。」

そんなわけできのうは充実の旭川日帰りツアーでした。