2009年11月28日に新得町公民館でのマレウレウコンサートの報告をします。



当日歌われたもの・踊り

uekap(ウエカップ)挨拶の踊り
saoy(サーオイ)ウコウク
aroro(アローロ)ウコウク

sarampe(サランペ)
herekanho(ヘレカンホー)水鳥の踊り
huptare cuy(フッタレチュイ)松の木が風に揺れている様子の踊り

馬追い歌

mukkur(ムックル)

hawsa(ハウサー)ウコウク
arian(アリアン)ウコウク
sonkayno(ソンカイノ)ウコウク

cikap(チカップ)鶴

battaki(バッタキ)バッタの踊り
iomante upopo(イオマンテウポポ)輪踊り

フンベシスターズ二人による歌

アンコール
pon rep un(ポンレプン)ウコウク
hebe hebe hero(ヘベヘベヘロ)

aruo(アルオー)



こんなに時間が経ってしまいましたが思い出せば
あのウコウク(輪唱)やムックルの音が今でも神秘的に響いてきます。

伝承された歌を忠実に再現していると言うけれど
何かとても新鮮でグルーヴ感がありあの場に居合わせた人は
きっと僕のように「かっこいい!」「異空間にもっていかれる!」と思ったはず。

当初は9月に廃校になった小学校の「新内ホール」で行う予定でしたが、
直前に旭川の川村アイヌ記念館館長のお母さんが逝去され延期となり
場所も時期的に寒くてキツイということで公民館にしたのでした。
マレウレウにしてみれば大事なおばあちゃんであり、お義母さんであったりと
大変な出来事だったわけです。



さて、音響的に不安はありましたが、たくさん人が来てくれたおかげで
硬い残響も吸われいい状態で楽しむことができました。

フンペシスターズというお友達のアイヌの女性二人も途中サプライズ友情出演してくれて会場は大いに盛り上がりました。
フンペの方は9月に剣山ふもとのアイヌの美ハポネタイというイベントで踊りをリードされていた方でした。

マレウレウメンバーのうち2人はお母さんで子供たちも連れてきていたので託児は大丈夫かな?と思っていましたが
お母さんのライブはもう慣れっ子で年長の子が面倒を見て勝手に遊んでいてくれました。

準備は飾りつけはうちのカミさんと(斉藤和義のコンサートとこの日が重なってしまったので
チョウチョウを貼ったところで列車に飛び乗って行きました)カオリ(シャイだけどすごいアーティスト)、
会場作りは元ウーファーのサトル君にもお願いしました。そして遅い夕食はビーワイルドにおまかせしました。
マレウレウも満足してくれたようです。改めてみんな協力ありがとう。

翌日OKIも現れみんなで上サホロの天然酵母パン屋「ごりらのしっぽ」で買い物をしてから我家にも立ち寄りました。
そう、マレウレウの中にOKIの奥さんもいるんです。
普段は音楽で忙しいOKIも子煩悩な父親の顔になっていました。
そのあとビーワイルドでお昼を食べてそこでお別れしました。

すてきなライブをありがとう!
マレウレウやOKIの生き方からはいつも勇気をもらいます。
おちゃらけていたり(特にマイ^^)冗談ばかりだけど、
みんなアイヌ文化を大事に伝えていこうと真剣です。
それプラスかっこよさが武器だね。ますますファンは増えていくことでしょう。
いつかうちの森でライブやれたらいいな
その時はよろしくね

最後にこのイベントをずっと応援しアドバイスしてくれた新得町図書館勤務のKさんありがとうございました!