朝、薪割りをしていると、
何やら大きな声で鳴きながら白鳥の群が飛んでいった。
この地で白鳥が飛んでいるのを見たのは初めてだ。

行ったと思ったら旋回するようにまた帰ってきた。

そして午後、遅い確定申告提出のため車を走らせていると・・・
いたいた、雪解けが進む畑の中をへたをすれば残雪かと見間違えるような白鳥たちが。
にぎやかに鳴きながら、こぼれた牛用のコーンをつついている。

非現実のようなぼんやりした春の一日、
夕方には、もうすぐ満月の月がまるで絵のように霞んでいた。

そして夜にはすぐ近くの森でフクロウが「ホウ ホウ」と鳴いた。

不思議な一日。
いつもと違う春。