今日午後とかち帯広空港着で帰り着きました。
とても中身の濃かった今回の10泊11日の旅、
友人達に感謝の気持ちでいっぱいでこみ上げてくるものがあって
胸が痛いくらいです。これからボチボチと書いていこうと思います。

まずは松戸と一宮のライブをオーガナイズしてくれたモンスーンレコードの玉木さんが
「豊年日記」にその様子を載せてくれたので読んでみてください。

http://blog.livedoor.jp/monsoonfarm/?blog_id=2362818



そして友人ペケの「アントラ日記」も転載させてもらいます。
以下、ほめすぎのところもありますが、全文のまま・・・・。


3月10日/春のカモメ見えないレール見るこころ

楽しい週末だった。
北海道で無農薬有機農業を営みながら音楽活動を続けている宇井さんは、もう30年来の友人。
彼が沖縄夫婦旅行帰りに東京でライブを行い、
それからウチで2泊してもらって
友人夫妻やら弟やらも集まって、酒と音楽三昧。
一人で聴くのがもったいないような真夜中のセッション、昼下がりの炭火焼きセッションに、宇井さんの炬燵ライブと続く。

この炬燵ライブがまた酷い。
聴衆約4名と一匹。うち2名は二日酔いと睡眠不足でほぼ寝ている状態。
拍手もスリーピング・オベーションとか言って寝ながらやっている。
日本一だらしない観客でごめん、とか言いながら、至福の時間は流れていった。

一日中ウチにいて、宇井さんはふいとギターをとっては歌い始める。
ふたつみっつ歌っては、また、おしゃべりに帰る。
飲んでは歌い、歌ってはまた飲む。彼は豊かな泉のように歌う。


比類なく善隣で超人のような宇井さんだが、
彼も実は二人の息子のために苦労している。
彼のような人でさえ苦労しているのだからワタシなどが苦労するのは普通のことなんだろう。
ワタシたちの子供は躓き、ワタシたちも躓いた。
しかし、それもきっと意味のないことではなく、必要なことだったのだろう。
……と、彼の歌を聴きながら、そんなふうに思ったのだった。

豊かな週末だった。
美味い酒を持って駆けつけてくれた小野夫妻もまた30年来のつきあい。
ワタシたちと宇井さんの息子についてのグチの言い合いのようなものも、
構えるでもなく流すでもなくサラリと聞いてくれる。ありがたい。

さんざん飲んだ日曜日の朝、ワタシの小便からは吟醸香が立ち上った。
なんとまあ、豊かな…。