道の真ん中をまだ幼い松たちが行進中。
上の牧草地で地吹雪が吹き荒れていても
谷間にあるこの通りは静かなので
雪を乗せたまま、ゆさゆさと列になって歩いている。

通りの向かいは若いシラカバたちが守り
こちら側からは大きな大人のカラマツたちが手を伸ばし
幼な子たちの頭を撫でようとしているかのよう。

幼い松たちは晴れやかな顔で行進中だ。