枯れたオオウバユリが
冬の淡い光を浴びていた。
こどもらが「うさぎのおかね」と呼んで遊んだ
薄く軽い、びっちりと入っていた種子は
今はからっぽだ。

近くにウサギの足跡が見える。
しばらく、とんと見かけなくなっていたが、
最近よく見るようになった。
反対にキタキツネの姿は少なくなっている。
どこでウサギは生き延びていたのか
野生のたくましさを感じる。


(「かばん」という記事を書いたものの歌で聴いてもらったほうがいいと思い、
勝手ながら削除させていただきました。)