雪というものの存在自体が不思議だ。
家の中に入ると、セーターのそでについた雪は、
きれいな結晶の形。
それがみるみるとけて水となり繊維にしみこんでいく。
ものすごい変身だと思う。

この水が存在するということは
遠くに星がたくさん浮かんでいるということと同じくらい
不思議なことだ。
人間のていたらくなどどこ吹く風と黙々と変身し
いろんな命を渡り歩く、それが今はきれいな雪の結晶となって
舞い降りてくる。

明日は雪に埋もれ難儀している自分が見える。
もう雪なんてうんざりとやっぱり思うだろう。
それでも今は雪にみとれている。