同居している義父は戦争で中国へ行っている。
任務は旗護兵と言って軍旗を護衛する役目だったという。
軍旗は天皇と同じ神聖なもので、もし相手に捕まれば
手榴弾でもろともに吹き飛ばされるように教え込まれていた。
たかが布きれ1枚に命をかける、なんと人間はおかしな生き物なのだろう。
戦争でなくても、人はいろんな旗を大事にしたりする。
一体感が気持ちよかったり強さの象徴にしたり。
実際にはただのデザインに過ぎないのに
時には命にまで関わる意味を持たせてしまう。
旗はどんなに立派でも正義でも
そのかたわらに立つ人間はある日
ひるがえった旗にあたり痛い目にあったりする。
どんな旗もいらないと思う。
故城山三郎氏の詩の中にある「生きるには旗いらず」のフレーズに
深く納得するものである。
城山三郎氏について
http://homepage2.nifty.com/kenpou/siroyama.htm
任務は旗護兵と言って軍旗を護衛する役目だったという。
軍旗は天皇と同じ神聖なもので、もし相手に捕まれば
手榴弾でもろともに吹き飛ばされるように教え込まれていた。
たかが布きれ1枚に命をかける、なんと人間はおかしな生き物なのだろう。
戦争でなくても、人はいろんな旗を大事にしたりする。
一体感が気持ちよかったり強さの象徴にしたり。
実際にはただのデザインに過ぎないのに
時には命にまで関わる意味を持たせてしまう。
旗はどんなに立派でも正義でも
そのかたわらに立つ人間はある日
ひるがえった旗にあたり痛い目にあったりする。
どんな旗もいらないと思う。
故城山三郎氏の詩の中にある「生きるには旗いらず」のフレーズに
深く納得するものである。
城山三郎氏について
http://homepage2.nifty.com/kenpou/siroyama.htm
城山三郎さん 素晴らしい作家です。テッチャンじゃありませんが、石田礼助をモデルにした『粗にして野だが卑ではない』は感動しました。
佐高信さんが 亡くなった城山三郎さんを悼んで」読売新聞 2007年3月23日朝刊掲載文が下記サイトにあります。
http://homepage2.nifty.com/kenpou/siroyama.htm
この文章だけでも、彼の人生を垣間みれるます。