ターシャ・ひ孫チューダーの庭園で、プラウが花に包囲された!!(笑)

新内の人参畑で草抜きに集中していると、芳賀家のNちゃんが突然あらわれ、
暖かいコーヒーを持ってきてくれた。
Nちゃんはうちの双子と同い年で小さい頃から三つ子のように遊んできた。
むかし、同じ畑で同じように仕事をしていると、
ちっちゃなNちゃんがよくやってきては、
小さな手に握りしめたアメを、まだたどたどしい言葉で「はい、アメあげる」とくれた。
お話をしては、「なんで?」「なんで?」と質問攻めにあっていたっけ。
ものごとを懸命に理解しようとする、自然で強い力を感じた。

20年近くたった今でも変わらず明るく元気すぎるくらいの子だ。
都会から帰り今は田舎の良さを見出し生活を楽しんでいる。

お母さんであるはるみんも花を育てるのが好きで、どんな時でも
庭に愛らしいさまざまな花を咲かせてきたが
Nちゃんもまた花の魅力にとりつかれ、
裏の草ボウボウを自分で開墾し
いろんな花を育て始めていた。

ある日、久しぶりに農機具庫に行ったら
そばにNちゃんズ・ガーデンがいきなり出来ていて驚いた。

とりあえずと外して置いたトラクターのプラウが、
まわりをホオズキやらインパチェンスやらツルバラに
包囲されているではないか!!!
天空の城ラピュタにあるような静かな美しい風景である。

プラウは来春の畑起こしまで使わないので支障はない。
しかし、やってくれるな~(笑)
こういう柔らかい発想のセンスが好きである。
ガーデンをいじるNちゃんを 「ターシャ・ひ孫チューダー」と呼ぶことにした。

さて、上空には冷たいオホーツク高気圧が君臨して、
また霧雨がふったりやんだりのお天気が続く。
ジャガイモのワセシロの病気もまだ1割とまではいかないが、
じわりと進行中だ。

今日は人参の草をとりながら、今気になっている憲法のことを
この日記に書こうと考えていたが、
Nちゃんがコーヒーを運んでくれたことから、また後にすることにした。
まあ、ゆっくりやっていこう。
大切なことは、花のようにゆっくりと開かせて行けばいい。