僕は団体行動は苦手です。だから戦争もきらいです。
戦争はきらいです。だから団体行動が苦手です。
この両者が自分の中でどちらが先かはわからないのですが、
あまりに美しく統率された集団を見ただけで具合が悪くなります。
これは感性の問題であって、世の中には集団が一糸乱れず整然と動くことに美しさを感じる人もいます。
何に美しさを感じるかは人によって違うものなのです。
でも僕は苦手、たぶん死ぬまで。

きのう、地元の町で「アリの兵隊」というドキュメント映画の上映会があり、旧満州で2年間日本兵として実戦経験をもつ
うちのジイと観てきました。二人はそれぞれ違う関心を持って。

たくさんの人がその映画を観にきていました。
書きたいことはたくさんありますが、要するに中国山西省で日本軍が行った
実際の戦争がどういうものであるかを真摯に伝えている映画でした。
加害者であり被害者でもある80歳の奥村さんという元兵士の
中国を再び訪ねる旅を軸にした映画でした。
政府が認めたがらない真実の証言の数々。そして証拠の文書を探して歩く。
ツエをつきながらも、その目は真実を追究したい思いで若々しく燃えていました。

ドイツなどでは、むしろ積極的にナチスドイツの行ったことを認め、謝罪や国家補償もし、
子供たちにも教育の場でありのままを教えていると聞きます。
それに比べ、日本はというと反省するどころか史実をなかったことにしようとする動きが
最近目立ちます。あったことはあったこと素直に認めてそこから始めればいいんでないの?

従軍慰安婦のことでもあれだけの真実の勇気をふりしぼった証言がありながら、
強制ではなかったとする意見広告をアメリカの新聞に日本の議員や評論家がのせたものだから
アメリカ下院でついに日本政府に公式な謝罪を求めるという決議案がまもなく可決されるそう。(今日の北海道新聞朝刊)
いやーみっともない。このひとことに尽きます。