さて、きのう夕方、一件落着と思いきや、
朝見れば、いるではないか、枝と溶けこんで。
こんなに上を向いていたのは、UFOを見た時以来だ。
首が痛む。

昨日切られたクルミの枝がとなりのスモモに軟着陸。
しかし猫はニャンとも鳴かずそのままクルミの小枝に
止まったまま24時間たった。
少しも移動せず、耳はピンとさせて、下にいる自分を見る顔は真摯だ。
「お前は~、ちょっと歩けばスモモの小枝にうつれるだろ?」
「そうすりゃ斜めになった太枝を伝って降りれるだろ?」
言っても聞いてくれない。

ま、しゃあない、こっちはカボチャの種をまかなきゃ、根はいい具合に出てる。
新内のかぼちゃ畑へ。
かぼちゃは全部で4枚の離れた畑に分散させている。
霜のリスクを考慮してのことだ。
僕の住んでいる上サホロは高台なので風が流れるため
霜の危険は谷間にある新内より少ない。

全部で6反のカボチャのうちの新内の分はわずか1反だ。
でも親ツル1本にして本数を通常の2倍にした。
霜が9月に来たときのために早めに着果させたい。

もう一人のメンバーと播いていき、途中で
顔出し看板のコンパネをビーワイルドに届けに。
今日はジャニスというアーティストが大樹から描きにくる。
一通り連絡事項を伝えあい、すぐに畑へ帰る。

お昼から上サホロの親睦焼き肉パーティへ。
この地区はみんな仲がいい。
若者達も定着し、結婚し、ベビーラッシュだ。

高台に吹く風のもと
芝生でギターを抱えてミニコンサート。
自然に車座となり、聴いてくれる。
幼児も自然に腰を振り出し踊ってしまう。
昔ちびっこだった子が高校生になり、ドアーズやレッド・ツエッペリンが
好きだという。趣味がいっしょだ。
「カミサホロックバンド」やろうぜ!

そのあとまたカボチャ播き。二人で全部の畑を播き終えた。

さて、どうするかだ。木の上のチェシャ猫。
明日はコンサート。その前にこの案件をすっきりさせたい。
まずスモモにハシゴをかけ、猫のいる枝を高枝ノコで揺さぶる。

すると、くるんとナマケモノ状態になったあと、持ちこたえて
また、もといたクルミの枝のてっぺんに昇っていってしまった。

またクルミの木にハシゴをかけ直し、その枝ごとノコを入れる。
かなり切ると、ピチピチと枝の繊維が切れる音。

ゆっくりと枝はてっぺんに猫をのせたまま降下しだす。
かなり高所だ。10m以上はある。
「メリメリ」
猫が一瞬、宙を舞う。
そして、ボンっと腹を地面に打ちながらも、
一目散に納屋に逃げ込んだ。

ふぅ~、無事終わった。
木の上にいるのをジイが発見して以来2昼夜と9時間。
一言も鳴くこともなく、こちらがモーションかけるまで
一切動かない、樹上のネコ。
家の屋根さえ下に見るような見晴らしを
案外、鳥になった気分で楽しんでいたのかも。

何もしゃべれないから真意は不明のままだ。
あ~疲れた。100万キロ走った気分だよ。
もう来るな~! シッシ~だよ!

明日のコンサートがあるから早めに寝ます。