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カロリーナがソユーズと呼んだソバの島立ての前で

映画祭開幕とともに始まった新内の畑の蕎麦刈りが終わった。
(上サホロの畑は最後に蒔いたのでまだ)
朝には新内小学校からPAやアンプを回収し、
午前中いっぱいかかって高校生の泊まる予定のゲルの
細かな整備をしたので蕎麦は午後から始め1時間半で刈り終えた。

今年は珍しく倒れていないので雑草が多いところ以外は楽に刈ることができた。
逆巻くように倒れかぶさる蕎麦を刈るのは大変だ。
青い空を雲が行く。蕎麦の刈り終えた赤い茎に優しく秋の日光が当たる。
隣のえん麦畑が風の通り道を示す。

カロリーナはウイーン大学の日本学科の学生で母語はドイツ語でフランス語、英語は
すでに堪能で他に両親の出身のスロバキア語チェコ語がわかる。

偶然映画祭に来ていた人はウイーン大学に昔訪ねたことがあり
そこの日本学科の日本語で書かれた修士論文のレベルの高さに驚いたと言う。
(私にはもう一つの別の驚きがありその同世代の男性は高校生の時に私たちが
新得に入植するきっかけになった白鳥の宿に泊まったことがあるということだった)

映画祭のさよならパーティで披露したのはカロリーナが歌うチェコ語の曲。
ギターを弾きながら歌う哀愁を帯びた曲でアコーディオンをそれにつけた。
この曲に今夢中でそば刈りの間もずっと頭の中でなっていた。
彼女の声も素敵だしメタファーに溢れた詞が興味深いので後ほど録音して
おこうと思っている。

さて、大阪の男子高校生3人が4時頃芋を拾い始めていた畑に到着。
既につなぎと長靴姿に着替えてあり挨拶もそこそこに全員で芋を拾い1時間。
やはり頭数、短時間で2本の畝を終えた。

温泉に連れて行ったあと我が家の美味しい旬の夕食を囲み、ドラムを教えてから星を見に行く。
望遠鏡でリングと輝く土星を見て半月のクレーターいっぱいの月を見る。
大阪では一つか二つしか星は見えないのだそうだ。
宇宙の広さ、星の多様性、感動する高校生を見ながら自分もいつも感動する。
忘れているのにいつもそこにあった宇宙。