3月11日
パザールバザールは函館で一番有名なきれいな坂道にある
2階建ての小さなカフェだ。
ツタがからまり店内からは素敵なランプシェードの光が漏れる。
中はすべて置いてある調度品ひとつひとつ、窓辺にいたるまで
シンプルかつおしゃれでどこを見ても美しい。
ランプ類は主人のクニさんがトルコで仕入れたもので浮つかない
カラフルな光を天井に広げている。
ライブは2階で行い満席、密着度が高くこんなに近くにお客さんが
座るライブも初めてだ。はなの奥まで見られそうでちと怖かった(笑)
新聞で告知があったようで昔の友人がかけつけてくれた。
ライブが終わった後舞茸とあかり農場産ポークのカレーを
頂きながら自然農をめざす若者達とも交流。
豊浦の自然農場でウーフした人もスタッフだったりして
ここもそういう新しい文化の触れ合う場所だと知ってうれしくなる。
この夜は箱館山中腹にあるクニさんのお宅に泊めていただく。
窓から函館の夜景が一望でき、寝る前にクニさんと共通の友達の
話題となった。
翌朝の風景はまた違い港町の風情を感じる素晴らしいながめだ。
奥さんが僕たちにお弁当を持たせてくれた。
谷地頭温泉に入ってからそれを頂いた。
ていねいに作られていてその中に山田農場の貴重なリコッタチーズもあり感激ひとしお。
温泉をあとにしてツタヤに二人で入った。
このツタヤ途方もなく広くカフェなどもあり蔵書の数が半端じゃない。
まるでテーマパークのようだ。
そして今夜泊めてもらうもうひとつの学舎sチルドレンの山田けんけんさんのあかり農場へ。
七飯町 あかり農場
奥様の里美ちゃんは新得共働学舎時代よく野菜のことなどでおつきあいがあったものの
結婚後七飯町に引っ越してからというもの久々の再会だ。
変わらずに元気そう。
あかり農場では養豚をしていて質の良い肉が評判だ。
夜はそのおいしい肉をじゅうじゅう焼いて食べさせてくれた。
山田農場と同じくここも手作りの家と豚舎でまた逞しく楽しく暮らしている。
思春期になった娘さんが今あこがれるのは普通の暮らし(笑)
とてもよくわかるよ。うちの子ども達もそうだったから。
2階のみんなが寝ているわきにふかふかのふとんを用意してくれて
とても幸せな気分で眠らせてもらった。
翌朝ふわふわの雪がうっすら積もりランドセルのこどもたちと
同時刻に青虫ノッポ号は大きく手をふってくれるお二人とお別れした。
ありがとう!