3月28日三鷹のライブを終え夜が輝きだした阿佐ヶ谷駅に着く。
三鷹で共演したソウルブラザースやその時のお客さんまでいっしょの電車で。
駅のすぐそばから飲食店街がはじまり小さな路地に分け入る。
楽しげに人が行き交いドラマの中にいるような不思議な気分になる。
桜の開花も人々の気分に影響を与えているにちがいない。
時おり中央線の電車の音、カタタンカタタン。

路地を歩きまた曲がった先に小さな「イネル」というカフェレストランがあった。
キッチンの中にいた清潔感のある美しい女性が中野キッチンさんだった。
今回全ライブをオーガナイズしてくれたしのぶさんが声をかけてくれて
急きょ決まった投げ銭ライブ。

中野キッチンさんは食材には顔の見えるつながりを大事にしている。
しのぶさんは僕がおいしいから食べてもらおうと個人的に送った人参を渡して
くれてあってさっそくおいしそうな料理に変わっていた。

着いた時奥のテーブルに小さな女の子とお父さんが食事をしていて、
女の子が「この人参おいしいよー」と言った。やったー!
僕はパンと人参のスープのセットを頼んでみた。
とても不思議なおいしさで聞いてみると豆乳も入っているということだった。
農場産そばのディッシュもあり暖かいソバと冷たいソバのセットも好評。

ライブでは満席、路地からも立ち見で聴いてくれた。
前半は四万十に移住した中野キッチンさんのお友達の緑さんのインタビュー形式で農場の話をさせてもらい後半6曲を歌う。

アンネベツの夜 (詞・曲 宇井ひろし)
朝ツユ(詞・曲 宇井ひろし) 
青虫の歌 (詞・曲 宇井ひろし)
あなたへ(詞・山田ひろし 曲・宇井ひろし) 
ラブソング フォー 牛(詞・曲 宇井ひろし)
空と歩く(詞・曲 宇井ひろし)
アメリのテーマ(アコーディオンで 曲Yann Tiersen)

阿佐ヶ谷イネルは小さなお店でもシンプルでおしゃれでオーガニックでピースフルな世界が
広がる志大きなスペースでした。(日によってキッチンに立つ人が変わるそうです)
https://twitter.com/nakanokitchen