農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

October 2021

キャベツ畑の秋

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キャベツ畑の秋

今とっているキャベツは大きくていつもなら10個で満杯になる袋が
6個でギチギチになる。中学2年生とウーファーSさんとでリレーしながら
予定の80袋以上を用意できた。みんなありがとう。

職業体験

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連れ合いの管轄下の自家菜園はほとんど終わり正面のカラマツと山もみじが陽を受ける時。

この1日として気の抜けない収穫と出荷の毎日にあっても、
まわりの色合いの変化は見逃せない。
内側の深い部分までしみてくるような色彩だ。

今日は中2女子1名が職業体験のため当農場にやってきた。
始まりと終わりにはちゃんとした正式な挨拶を精一杯頑張って。
大根抜き、出荷袋の用意、段ボール箱作り、キャベツ収穫、
白菜収穫後庭先に移動など一生懸命手伝っていった。
途中校長があいさつに来たり担任の先生方が見にきたりした。
いつもは様々な職種が選択肢としてあるけれど、コロナがあったので
今年は農業や林業になったということだった。
とてもいい取り組みだと思う。自分たちの時代にはなかったこと。
精一杯手伝う姿に可憐な素直さを見せてもらった。
その子の背中に色を変えるカラマツの林があったことも。

完璧な1日

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大根をを抜き人参を抜いた空は雲ひとつなく
山もみじが鮮紅となりカラマツがなんとも言えぬ色合いとなり
午後からTさんが加勢に来てくれて
暖かく風はなく溶けてしまいそうになる完璧な1日。
風邪をひいて最悪な体調を除いては(笑)

大地と海と天のはなし

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人時抜きの合間の息抜きに秋色のおさんぽ 札幌のWさん、畜大生のRさん、ウーファーSさんと。

いろんな人がリレーのように入れ替わり農場を手伝いに来てくれる。

2日前ときのう午前はつい先日クジラの生息調査船から降りてきた
鹿追町のKさん、なんと見ることの難しいシロナガスクジラに遭遇、
スマホの写真を見せてくれた。英語ではBlue whale(青いクジラ)
その訳がわかったという。白い砂の海が青いように白い体を下地に
するので青く見える、実際見せてもらったのは豪快に潮を吹くライトブルー
の巨体だった。 Kさん曰く、海でクジラを見ていたら小さなことなどどうでも
よくなる。想像するだけでこちらもそんな気分になる。
大海原の世界最大の生物。

きのう午後から1泊してキャベツ収穫や人参抜きを手伝いに来てくれたのは
札幌のWさん。初めての海外旅行がソ連だった話から始まるこれまでの旅の
話、ネイティヴアメリカンやハワイの先住民への理解も深く大地と深く繋がった
フラの踊りやネイティヴアメリカンの伝承歌を披露してくれた。
アイヌの世界観と共通するものがたくさんあるのがわかる。
最近はとんとなくなった時間、久しぶりに文化に耳を傾けた夜。

そして帯広畜産大学の1年生Rさん、高校は愛媛で研修で行った
ニュージーランドの畜産農家ではオーガニックの野菜も育てていたのを
見て有機農業にも興味を持ったという。
暖かい地から来て初めての帯広の冬、厳冬が楽しみでもあり怖くもありと
心境を話してくれた。仕事を終えてから高校時代の琴の部活の発表会の
動画を見せてくれた。数人の本格的な7分超の演奏、ロックっぽいところや
クラシックのようなところがありイメージが覆された。

人参抜きの息抜きに3人をコクワのツルのからまる畑の果てまで歩き
短い秋を眺める。収穫を終えたデントコーンの畑に生えた無数の爆弾きのこ
(キツネノチャブクロ)を踏みつけると薄茶色の胞子がパフっと飛び出す。
踏みつけながら辺りを薄茶色に煙らせながらまた人参抜きに帰ったのだった。

感謝すべきことがいっぱい

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私も参加した新しいCDアルバムジャケット、12月5日新得町公民館大ホールにてリリース記念コンサートがあります。

きのうは雨の中鹿追町からまたTさんが来てくれた。
ウーファーのSさんと連れ合いと共にいつもは車庫代わり
にしているハウスの中で人参の選別作業を手伝ってくれた。
ビニールハウスの屋根をバラバラと雨が叩き会話を弾ませながら。
こんな雨の日は誰かと一緒に仕事をすると気持ちも晴れてくる。

日曜日に玉ねぎを足寄町の松田農場に取りに行ってきた。
いつも感心するのは、例えば今年は猛暑で全道的に玉ねぎやジャガイモが
不作であるけれども松田さんはいつでも収量は下がらず品質も去年より
いいと答える。小麦やライ麦のすき込みや堆肥の施用など土つくりへの
努力を怠らないことが結果として現れているのだと思う。
食べてみればいつも甘くてしっかりした玉ねぎ。
ここまでおいしくできるのかという驚き。

生産者指定で大手からコンテナ買いが多い膨大な量の中でも
うちのような小さな顧客にも毎年分けてくれていることに感謝だ。

あちらにもこちらにも感謝すべきことがたくさんの毎日。

雨音の朝です。

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抜いたばかりの人参はかすかな芳香がします

二日前の朝に初霜、長きにわたり遅咲きのカボチャを熟させた葉っぱは
ついに地に伏した。天気がパッとしない中人参抜きに専念。

産直のお知らせについて

産直のご案内を送らせて頂いた方へ

説明不足な点がありました。
蕎麦の出来上がりが12月になる
予定なので野菜とは別発送と
なります。ご注意の上お申し込み下さい。

風のように友人は去り

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夕陽の色合いはあっという間に現れあっという間に褪せていく


一番忙しい時期に現れ5日もの間様々な収穫や箱詰めを手伝ってくれた
古い友人は風のように去っていった。
彼がいてくれなかったら今頃こんなものを書いている余裕などありはしなかった。
ほんの少しの好天を逃さず蕎麦の脱穀をし終えたことはそれだけでも
今後の仕事を大きく変える。この季節は1日1日が次の仕事のキーとなる。
雪虫は舞い、紅葉はいつしか落ちきった。
やがて雪に覆われる図はこの季節自分の背中を押しまくる。
そしてそれができるのもいつも誰かの助けのおかげなのだ。


昨日はカボチャ100箱を詰めてから置き場の無い蕎麦の麻ぶくろの
がさを減らすために唐箕をかけた。
一定では無い風に時おり埃を浴びながら1回終わらすとそれだけでも純度が
上がった蕎麦を袋に戻せばずっしり重い。

薄暗くなった頃終わりきれいな夕焼けがあった。

天に手を合わせる

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先週土曜日には近隣から3人の女性が手伝いに来てくれた。人参畑にて。

人がいなくて困った困ったを連発しているといろんな人が助けに来てくれる。
写真の時は新得町内から1名、帯広市から大人1名子ども2名、鹿追町から
大人1名子ども2名が、翌日日曜日は町内から1家族が来てくれた。

そして現在は箱根在住の20代からの友人がバンで訪れカボチャ収穫人参収穫
箱詰めなどいろいろな農作業を手伝ってくれている。

ありがたい。

今日は畑のそばがようやく乾いたようなので沖縄からのウーファーSさんを含め
4人でそば落としをする。今年はシマの数が多く4人いればとても心強い。
自分たちなら自滅していたであろうこの忙しさ。
天に向かって手を合わせたくなるような気持ちになる。感謝

疾走する秋

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コヤモンの顔の色が日々変化しています

カボチャの効能

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ボク、農場のマスコット「コヤモン」だよ!まだ顔が修復されないけどここで君にいつだって笑いかけているのさ。

5日から今までずっと欲しかったウーファーが1名来てくれました。
本当にありがたいです。

そろそろ降霜がいつあっても不思議ではないので畑に残していた
カボチャをあらかた運び入れました。
猛暑が終わってから実が止まったので熟すのをギリギリ待っていた
ものです。
倉庫は満杯になり音楽室までカボチャに占領されてしまいました(笑)
ポクポクの上に甘みも乗ってきたカボチャです。

先日町内の毎年カボチャを買ってくれている方から伺った話ですが、
うちのカボチャを食べると風邪をひかないのだそうです。
(個人により効果に差があります)
だとしたらとてもやりがいがあります。風邪ひきを防いでいるんだと。

とはいえ、いつもながら疲れも関節痛もピーク。
いくらパワフルな野菜があっても十分じゃない。
今月26日以降は誰もいなくなるのです。
人手が欲しいー!

あたりでは秋がカラフルさを増しています。

天候急変の下で

風の又三郎
どっどど どどうど どどうど どどう

そんな風が落ち葉を巻き上げ小枝を降らせ
人参畑を越えて行きました。
そのあとは雨、慌てて葉を切ったばかりの人参を
シートの下にもぐりこませ避難。
今日で3分の1を抜き終えました。
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