農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

July 2020

2度目の白雲山

PANO_20200730_121501.vr

雲が下を流れていく白雲山山頂にて

つい10日前に登ったばかりの白雲山にまた登ってきました。
滞在中の英国人女性ウーファーと、3日間の予定で農場体験しに来た今年春
帯広の大学を卒業したばかりのOくんと3人で行ってきました。

一般に欧米人の若者はハイキングが好きで彼女もサホロ岳を見てハイキングに
行きたいなとつぶやいていたのとOくんが北海道にいながらもまだ山に行ったこと
がないというのでそれならと然別湖に案内したのでした。

天気が良く、涼しくて、山頂でほおばるおにぎりは格別です。
前回は声すら聞こえなかったナキウサギ、姿こそ見られないものの声は
聞くことができました。荒々しさの後の自然の静まりは平和で時が止まった
ようです。邪念というものが全くない生き物たちがその運命に従い役割を
果たしているその厳粛性が支配している純粋な世界です。
それなら人として生まれた役割ってなんなのだろうと考えながら歩きました。

今日はまた人参の草取りに励みます。

猫のマジックショー

P7273889

さらに進んだ奇跡の寝姿

なんと、マジシャンによって空中浮揚しているような寝姿。
両足は10センチほど浮かせ尻尾で支えているようです。
誰も催眠術をかけた者はいません(笑)

今日から人参2番草

P7253885

足が宙に浮いたまま!(笑)

霧雨の降る肌寒い日が続きます。
2日前から大阪で英語教師をしている英国人女性ウーファーが来ています。
3年日本に暮らしているので日本語もかなり達者です。

日本で政治について話題にすると多くの場合空気が変わり、
話すのをためらうと言います。これはよく外国人ウーファーから聞かれる
ことです。また日本人は議論をすると相手を怒らせないか気にするけれど
イギリスでは意見をたたかわせるのは普通のことのようです。
そこにイギリス流のユーモアも加わるのでしょう。

昨夜は読書の話になり彼女の最近読んだ本で「ファクトフルネス」というスウエーデン人
の公衆衛生に携わる人の著書があるそうで要約して教えてくれました。
それは統計とかグラフとか具体的な数字を知ることが大切ということで、
私たちはテレビの情報で世界や国内の状況を
知るわけですがそれにはバイアス(偏向)がかかっているので
間違った認識をしがちだからです。
なるほど自分を省みてもどうも心もとないおぼろげな認識をもとに
わかったつもりになっていることが多々あります。

私が今読んでいるのはロビンソンクルーソーの作者デフォーの「ペスト」です。
カミュの「ペスト」も感動的な作品でしたが、こちらはロンドンで1665年に
起こったペスト(黒死病)大流行を克明に描写したもので興味深い。
その中で恐怖からたくさんのデマが流れにわか予言者やにわか霊視者が生まれ
人々がパニックになる様子が描かれています。
今に通ずることもたくさんあり寝落ちと闘いながら読み進めています(少しずつ)

今日から人参2番草、作物のためにはもう少し暑さが欲しいけれど涼しいのは
作業には助かります。

草刈りの1日

P7243862

そばは順調に生育中です

きのうは畑周りの草刈りを1日、これをしないと電気牧柵が漏電して
効果がなくなるので大切な仕事。
そばは腰丈ほどになった。今の所倒伏なし。

雨の日に帯広へ映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」を
観に行った。日本を変えたい一心で政治家になった小川淳也衆議院議員の17年を
追ったドキュメント映画だった。予備知識なしに観たことがかえって良かった。
彼が飾らず吐露する心の葛藤から日本の政治の現実が垣間見えた。
選挙運動の過酷さと投票結果に一喜一憂する人々のリアリティーもまるで
そこに居合わせたような感覚になった。

もう一つは家族のそれぞれの思い、両親、奥さん、二人の娘たちの気持ち。
誰も彼に政治家になどなって欲しくはなかったが、なったからには
必死に応援する姿が感動的だった。

それにしてもシネコンでこんな映画が上映されるなんて驚き。
たった5人しか観客はいなかったけれども、十分に重みのある言葉が
散りばめられていて政治が見る前より身近に感じられるようになった。

政治は正義や誠実さより集団意識の力学で動くものなんだなとおぼろげながら感じた。
だからどこかで集団意識から離れたところで見る意識も自分の中に持ちたい。
コロナが起こっている今だからこそ注意していないとこの国も変な方向に流れていく
こともあり得ると思っている。

キャベツ苗草取り終了!

IMG_20200720_060847

朝日に浮く立体的な蜘蛛の巣 20日朝

今年15年目のウーフの最初のウーファーを見送った。
こんなコロナ禍の中来てくれただけで感謝だ。
孫のような年の彼女からカナダやアメリカの今の話をたくさん聞けた。
そして日本に来て感じたことも率直に。

午後から一人キャベツ苗の草抜きを暗くなるまでやってようやく終わる。
誰かと一緒に仕事をするだけで大いに励まさているのを感じる。

白菜の種を手蒔き

P7193840

夕暮れの人参畑から望む

今年は播種機を使わずに手で全部白菜をまいた。
1箇所に平均五粒を指先の感覚を頼りに落としていく。
理想は線香花火のように軽くパッと広がること。
間引きが楽になる。
そのあと足で軽く土をかぶせトントンと軽く踏む。

キャベツの苗床では雑草がキャベツと同じくらい伸びている。
これも早急にやらなければと荒く全体を抜き終えたところに雨。

今日のように蒸し暑い中で畑に立ち黙々と体を動かしている時に
ふいにそよ風を感じることがある。そんな時自分はものすごく大きな
恩恵を感じる。たぶんどこかの海辺でゆったりと寝そべっている時に
同じようなそよ風が吹いてもこうは感じない気がする。
つくづく自分はそういう人間だと思う。

然別 白雲山を走り抜けた

P7203849


朝5時から白菜を蒔く畑の準備。
朝日が当たり霧が晴れていき、防風林の間の蜘蛛の巣が
光に浮かび上がる。

ウーファーももう直ぐ旅だつし人参も一段落して
明日からまた雨の予報のある晴れの日ならもう行くしかない。
久しぶりの然別湖白雲山に。

コロナの影響もあり山も湖も極めて静かで人影もまばら、
時間が止まったような平和なひと時を半ば走り抜けた。
帰ってから作条機を作りまた白菜の下準備。
足には心地よい疲労が残る。自然の力とはこういうものだ。

人参一回目の草取り終了!

P7193838


人参の草取りはしゃがんで1本も残さず抜いていくことを
最低2回はしますが、その1回目を本日終了!!
あまりに大変なので人がまいると書いて人参というそうです(本当かな?)

コロナのおかげでだいたい月に2回くらいはいつもあるライブがない分
農作業に集中したことと、天気が悪く若干蒔く面積を減らしたことで
昨年より1週間も早まっています。その分他の野菜も世話ができるので
助かります。カボチャの蔓の整理まで手を入れられています。

じゃがいも試食、スーパー美味しい!!

P7183830

ウーファーも生まれて初めての芋を土中から掘り出すことに大喜び!

待ちきれずに掘ってみた早生白は個数は少なそう、でもこの時期にしては
大きくて肌もきれい。去年はそうか病がついて見た目が悪く半数以上を捨てたので
きれいでホッとしました。

早速昼食に茹でてもらい塩を振って食べると超おいしくて思わず唸りました。
去年の芋もまだ食べているので1年通して食卓に上がる野菜はジャガイモだけです。
感謝しつつ秋の豊作を祈ります。

夏の香りに包まれて

P7173827

この時期、シナノキについでいい香りを放つウバユリが家の周りで満開です。

熱中症に気をつけながら今日も一日人参の草取りに明け暮れる。
1回目のカボチャは畝の間がふさがるほど伸びて黄色い花を咲かせた
雌花の一番果をウーファーに摘果してもらった。
こうすることで栄養を先に送りより品質のいいカボチャが採れる。
天気が好転したようでひとまず安心。

念じて草を取る

P7163823

仕事終え背を伸ばし今日の成果を眺めます

今日は合計11時間この人参畑で草を取っていました。
ちっとも退屈しないのはいろんなことを考えられる時間だから
でしょう。草を抜く指はほとんど自動的に動いているので、
動けと念じて物を動かす超能力者になった気分です(笑)
それは冗談ですが念じて自分を動かすのなら本当です。

実は早く終わらせて好きなことをする時間が欲しい。
例えばアコーディオンをもっとやりたかったり山に
ハイキングにも行きたいとか強く念じると効率のいい
仕事のやり方が頭に浮かんできたりするのです。

ひょっとしてそんな時間が取れずに夏が終わったとしても、
少なくとも思い浮かんだ仕事のアイデアは自分のスキルアップに
つながると思うのでただダラダラと仕事をするよりいいのです。

楽しい未来を念じつついい仕事ができますように!

逆光に照らされて

P7083795

水玉ころころ

夕方一時的に高い青空があらわれました。
人参畑で倒したばかりのアオゲイトウの広葉が逆光に明るんでいます。
黒々とした畑には蜘蛛の糸が無数に伸びてベトナムで見た電線のように
複雑につながっていてそれが逆光にツツーッと光るのです。
つい数時間前に除草機を押して切られまくったはずなのにもう新しく
張り巡らせています。小さな羽虫にしたら罠と地雷でいっぱいの危険
地帯です。

シナノキの大木からいつもの花の香が風に乗ってやってくる時期になりました。
今日はトロント出身のウーファーの20歳の誕生日、おめでとう!
文化や人権意識など何もかも違うカナダのことを教えてもらい驚くことばかりです。

「目が点」というニュアンスを夕べ車の前に鹿が飛び出したことから教えてもらいました。
「Deer in the head lights 」ヘッドライトに驚いて立ちすくむ鹿から来ていて
何か予想外のことを聞かされた時によく使うそうです。
そんな感じで「目が点」になる話がたくさんで違いがあるって面白いなと思います。

P7153822

誕生日の朝、連れ合いが桃を使ったデザートを用意しました。さすがです!

今日も小雨の人参畑で

P7103796

このぐずついた天気になる前の狩勝峠からの眺望、十勝平野の玄関です。

昔はよくここからハングライダーが飛んでいるのを見たが最近はさっぱり。
でも狩勝峠展望台に立つと不思議とここから滑空したい気持ちになるのでした。
大きな景色は自分との境がなくなるような怖さとロマンが同居しています。

そして畑に帰り大地にへばりつく仕事が続きます。
近くに見える小宇宙とどこまでも広がる空とその間でうごめく私たち。
願わくばそこに同じように自由がありますように。

やっぱり7月は忙しい

P7113814

この寝姿に癒されています

オートバイで曲がりくねる道を全速力で走るような感覚の日々です(大げさ)
あれしてこれしてをしている間に草は萌えなんとか手に負えなくなる前にと
抑えこみに必死です。朝5時から暗くなるまでのんびりする時間はなく
さすがにアコーディオンも今は長い練習はお預け。

続かないあるいは続きすぎるお天気の下でパズルのように仕事のピースを
組み込んでいきます。組み合わせがうまく行くときもあれば
あいにくの雨にぶつかり倍の時間がかかってしまうこともある。
けれどそこが実に面白いのです。

やっぱり7月は忙しいけれど周りの生命の旺盛さも相まって自分も元気です。

雨で草取りを中断

P7083793

雨に濡れる庭の薔薇、鼻をうんと近づけると魅惑的な甘い香りがして、やっぱり薔薇だ。

日本各地で記録的豪雨で被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます
世界中で異常な気象が猛威を振るっています。地球温暖化の影響なので
しょうか?

今日は突然の雨に仕事を中断、午後からは薪運びに切り替えました。
今カナダのトロント出身の19歳の女性ウーファーが来て草取りや
カボチャつるわけなどを手伝ってくれています。
これからの世界にはますます農業が大切になると考えているそうです。
来てくれたことに感謝!

P6243768

幾寅のけん三のことば館クリニックに掲げられていたことば、いつもハッとすることばがあります。


蜘蛛の巣と虹の畑を行く

P7053787

うっすらスジに見えるのは出てきて2〜3日の人参です

久しぶりの強い陽光を浴びて人参畑にもうもうと蒸気が立ち上ります。
まだ小さな人参の筋を踏まないように気をつけながら草をとっていると、
無数の蜘蛛の巣が畑の表面に張りめぐされ水玉の数珠を並べています。
ふとそれが虹色に反射しました。
気がつくと自分の前の半径2mくらいの半円に散らばる蜘蛛の巣がその虹の色に
染まっています。今まであまり気がつかなかったなー。

もうもうと立つ蒸気は雲のようにも見えるし半球のような虹があり
まるで飛行機から下を覗いてみた時のようでした。
生き生きとした現象の世界。

今日の仕事はほとんどの時間人参のホー除草。
集中しているとあっという間に時間が経ちます。

つつがない1日に感謝しつつ

P7043782

ジャガイモの早生白の花

きのうは晴れて最後のキャベツを苗床に播種、大雨の後なのにマルチの
おかげですぐ始められた。
小さな種を一粒づつ25ミリ間隔で落とし2000粒、指の感覚だけが頼り
の一粒落とし。播種後すぐにネット設置で蝶々の飛来防止。
今日も曇天ではあってもほとんど降らず、かぼちゃつる切りと除草、人参除草と
この2日間は随分と仕事がはかどった。

今は色々な作業が重なる一番忙しい時期でおまけに長雨だったこともあり
今日が誕生日の私にはいつもながら特別なことは何もない。
それでも納得できる仕事があり喜びを感じ、こうしてつつがない1日を
送れているだけでも十分幸せなことだ。

それはそうとやはり香港のことを思うと悲しい。
日本にはまだ選挙という民主的な手段が残されている。
どれだけそれが恵まれていることなのかもっと私たちは自覚したほうがいい。
明日は都知事選、良い結果を待ち望みます!




あらら今日も雨だった

P7013778

播種後21日目のそば畑、これから一気に伸びていきます。


きのうは日中降らないでいてくれてソバ畑の1回目の土寄せができた。
天気が良くなれば播種期間の詰まってしまった人参の除草を一気にこなさなければ
いけないので今のうち片付けられるものは済ませておきたい。
全部で5500mを1本ずつ。疲労感プラス達成感!

P7023779

外はまたもや結構な雨音、すやすや眠る愛猫です。


人間と付かず離れずで生きる猫はペットとして神様の最高傑作です。
何も生産しないのに堂々と生きる猫の生き方が理想だと都知事候補の
山本太郎さんは言ったそうです。うちは特に外と家との行き来が自由なので
気の向くままに生きる彼の毎日を見られのが幸せです。
朝方には「おはよー」と何回も言いながら近づいてきて寝ているそばに
きて毛繕いした後眠ります。たまに足が濡れてくるのには閉口ですが(笑)

頑固親父は知らない

P6303777

畑作業の夕方霧雨がだんだん小雨に変わり中止に

中国で香港国家安全維持法案可決してしまいました。
どうしてこうも頭の固い頑固親父のような政権が歴史の中でも
後を絶たないのか。頑固親父はたいがい「お前はいいから俺の言うこと
を聞いていればいい」と部屋の真ん中でドッカと座り言うものです。

この頃は興味が子育てにありそんな本を図書館から借り読んでいます。
「叱らない子育て」岸見一郎 著 はアドラー心理学をベースにした子育て
の本ですが、反抗期というものは成長の過程で必ずあるものではなくて
「反抗させる親がいるから起こる」というところが衝撃でした。

自分には明確に中学生の頃反抗期があり後からもあれは自立のためにある
自然な過程だとずっと思っていましたが、この本によると「子どもが親に
反抗するのは親が上に立って、子どもを叱ったり、命令したり、支配したり
しようとするからです」とあり、ああそうだったのかと霧が晴れるような
感じがしました。

大人は子どもよりただ早く生まれただけで人間として対等なのだとも。
それを念頭に置けば、
「子どもを尊敬し、全幅の信頼で接すれば、子どもたちを
力ずくで抑える必要はなく、叱らなくていいことがわかります」とあります。

権威を振りかざし、暴力で他者を支配する大人も結局は間違った教育による
被造物なのでしょう。だから子育てはとても大事だと改めて感じている昨今です。

久々に暗い曇天から青空が少しのぞきました。これから草取りに励みます。
この世界を覆う曇天からも早く青空が広がりますように!

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

最新コメント
月別アーカイブ
  • ライブドアブログ