February 2020
我が家にできたこの冬いちばんの雪庇(せっぴ)
帯広でのよしこさんとのライブを終えて新得に入ると
やおら道路に吹き溜まりが増えてきた。
高台を走るとなおさらで暴風林の隙間やフェンスの途切れた
ところから龍のような胴体が横切っている。
いやな予感を抱え我が家の取り付け道路まで来て、
突破!とばかりに3分の2くらいまで入ったところで
前にも後ろにも進めなくなった。
暴風の中1m以上もの吹き溜まりをアコーディオンとギターを
抱えいくつか越えて家までたどり着く。
ジーコも一人で暴風の恐怖に怯えたのかワンワン吠え続ける。
そうして今度は大きなソリで車まで戻りカミさんを乗せ無事
家に雪まみれのジーコと帰還したのであった。
たったの数時間でこのような事態になる北国の冬のはなし。
ちなみに猫のエムちゃんは膀胱炎がひどくなり猫の日の前日から
隣町の動物病院に入院中。
いないと存在感が大きくなり寂しさがつのります。
「帰ってこいよー」
2/29(土)下川まちなか映画会「SEED~生命の糧」
https://ameblo.jp/harukoro-kikaku/entry-12575140459.html
最近下川町の人たちと仲良くさせてもらっています。
こんな企画を思いついたらすぐ実行する人のいる素晴らしい
道北の町です。
種にまつわるドキュメント映画の2回の上映の合間に
『お蕎麦ランチ & お話会 』で山田 香織さん (下川町
ソーリー工房 オーガニックハーブ化粧品製造販売)
とミニトークショーをします。蕎麦は農場のを使ってくれます。
ソーリー工房のことはスロウという本で読んで知っていましたが
下川町にはこんな人たちも住んでいてさらに色を添えていて
ますます素敵な地域だと思いました。
夕方からはモレーナでソロコンサートの予定です。
楽しい音楽好き仲間も集まるので終了後が楽しみ。
東に月がのぼる
犬の存在はとても有難く、ともすれば
歩くことをサボりたくなるこの身を
外へ連れ出してくれる。
それにしてもマイナス14度の散歩はなかなかに手ごわいけれど・・。
今日夕方友達に教わって金星の下の方に水星が見えるということで探してみた。
まだ薄暮の頃は明るい金星しか見えずもう沈んだのかと諦めていたのが
暗くなるにつれその他の星があちこちに見え出した。
そして金星の斜め右下の低い位置に水星を見た。あー、あの小さいのが!
友達によると、かのコペルニクスも生涯見ることはなかったのだそうだ。
暗くなるにつれ星が数を増していく。
こんなにも青空の向こうに隠れていたのかと思うと
どんな時も私たちは満天の星空の下で生きているのかと
なんだか騙されていたような気分になるのだった。
転がる地球の歌う詩
よしだよしこ&アコーディオン有機農家宇井ひろしライブ
日時 3月20日(金)春分の日 open18:00 start 18:30
場所 Live cafe Giee(ギー)
国分寺本町2−3−9三幸ビルB1
料金 予約2500円 当日3000円 +ドリンク別
予約 su7108@gmail.com peaceアクトYui
このライブタイトルを考えたのは私ですが、
そこにはよしこさんのイメージも重ねています。
転がる石は苔むさずという言葉がありますが、
そんな生き方をして動きながらも冷徹に本質を
見つめる知的な表現者としてひときわ輝く歌うたいです。
この農業を始める前の若いころ強く憧れたカナダの
シンガーソングライター、ブルース・コバーンがいます。
彼はそのころから環境問題や先住民の問題や自分の信仰について
誠実に社会と向きあっていました。
歌詞の深さ、ギターのテクニックの確かさ、声の使い方
どれを取っても素晴らしくそれを聴いた自分のゴミだらけの心にも
パーっとダイヤモンドダストがきらめくような気分になるのでした。
そして同じ方向を向いて歩いていきたいと若い私は思いました。
そんな憧れた海外のシンガーソングライターと通底する感性を
よしだよしこさんの歌に触れた時真っ先に感じました。
あの時代から40年50年経ってもあの頃のスピリットは今という
複雑怪奇な社会の中でも転がる石のようなよしこさんによって伝えられて
いると思ったのです。
この世界はやりようによってはもっと素敵な場所になる。そんなスピリットを。
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