農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

October 2018

パリからのウーファーはアニメ作家

パリ在住のアーティスト、シモン君。作品が新千歳空港の映画祭に招待されたので
ウーファーとして3日間人参抜きやらを手伝ってくれることになった。
日本語が上手で(芸大に半年留学)誠実な人柄。
作品も後でゆっくり見せてもらうことに。
まずは人参畑へGO!

http://airport-anifes.jp/nominate_item/passage/

もっとも美しい季節

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畑の秋景色、手前に見える緑はキャベツです

休みなく続く農作業の毎日、今日はこの写真だけを載せます。

秋晴れの人参畑

今朝、サムとクロウイーを駅前にて見送った。
ずいぶんいろいろな話が出来たので2週間弱という期間も
私たちにとっては短い感じはなくそれだけ中身が詰まっていた
ということか。彼らにはあっという間に過ぎたという印象だったみたいだ。
今年もいいウーファー、素敵な人たちに恵まれている。ありがたい。

昨日でようやくそば落としが終わった。
人参抜きを進める傍らの作業ではあったがここまで乾くのを待たされたことも記憶
にないくらい。普通に畑に立ててあればいいのに動かしてシートで覆ったりしたから
余計にかかってしまった。

今日は代わって横浜の高校生が民泊でやってきた。
早速暖かな秋の日差しのもとで人参の収穫を手伝ってもらう。
もう寒いのでゲルではなく自宅の一室に泊まってもらっている。
今朝は羽田空港までがラッシュで間に合うか焦ったという。
コンクリートだらけの東京には疲れ気味でいきなりどこにも
民家の見えない人参の広い畑に来て人参を集めてその世界の違いに
驚いた様子。そのうちの一人はこのまま帰りたくないなんていう。
きっと環境的に厳しいんだろうな。
前回の大阪の子たちは大阪の人は全体に暖かいと言っていたが
きっと東京は何かが違うのかもと思った。

今日ようやく産直の第一便を送った始末。
いつもながらお待たせしている。
収穫もしなければならないし合間を縫うように発送もしなくてはという
いくら手があっても足りない時期、高校生たちはたとえ初めての農作業でも3人が
作業してくれたらやはり人数、大助かりだ。

待ちに待ったそば落とし

そば落としは格闘。
抱えて倒し、ぶっ叩く。
乾いた奴は潔く、濡れた奴はしつこいぞ。

朝からできると張り切っていたら雨がポツポツ降ってきた。
仕方ないので午前は人参抜き、中盤に蒔いたものはとても良くなってきた。
このくらい太って長くなれば苦労して草を抜いてきた甲斐があるというもの。

午後は晴れたので新内に行くと完全ではないにしても落とせると判断。
みんなにも来てもらって一気に休みなく落として暗くなる直前終了。
ポケットも靴の中も髪の毛もそばだらけになりみんなよく頑張ってくれた。
今年刈るのを手伝ってくれた新月灯花、真理ちゃん、カロリーナ、
そして今日落とすのを手伝ったサムとクロイー、みんなに感謝。

あとは上サホロの畑のそば、明日でケリをつけたい。

人参畑にて

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13日久々に晴れて遠くから訪ねてくれた友達夫婦とウーファーのカップルみんなで急ぎの人参を収穫しました。

昨日はウーファーの二人と雨が降ったり止んだりの中人参抜き。
雨が上がった時とてもクリヤーな虹が二重に現れた。
彼らが長年大学生活を送り働いたアメリカのこと、生まれ故郷のシンガポールや
インドネシアのことなど様々なことを話しながらの人参畑。
自分が世界で起きたことを本当に何も知らないことを知った。

でも、共通のことは美味しいものを食べたい、人生を充実させたい。
誰もが求めるそのことを一体どれだけの人が得られているのだろうか、
この世界で。
ラブ&ピースでは解決できない、歌を歌うことでは解決できない。
けれども希望は必要だ。いつだって希望は必要だ。
いろんなことを問われて答えられたのはそれだけだったけれど・・・。
人参の植わっている柔らかな土の上にしゃがみ込んだ3つの国籍の僕たち。
空にかかった虹からはどう見えるだろうか。






人参抜き始め

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今にも溢れそうなウバユリの種

人参を2日前初収穫、むむむ小さい。
最初に蒔いたものは特にダメでこれから徐々に良くなっていくはず。
同じ種で畑も同じでも全く違うので初期生育の天候がいかに大事か。


いくら抜いてもなかなか発注に届かず疲れた頃玉ねぎが用意できたと
足寄の松田農場さんから連絡が入り暗くなってから取りに行ってきた。
今年のような天気でも松田さんの玉ねぎは立派に出来上がっていて
それは土作りに力を注いできた結果なのだ。
今年のような天気は特に畑の地力があるなしで病気などの明暗が分かれたという。

ゆうパックの運賃割引が大幅になくなり産直の存続が危うくなった。
やはりすでにもらった個人のお客さんからの注文は昨年より3割も減っているので
例年より100kg玉ねぎを減らしてもらうと軽トラは坂道もスイスイ。
なんだか虚しい快適さだった(笑)

昨日は引き続き人参抜き、そしてぐっしょり濡れてしまったソバを立てかけて干す横棒を
設置し屋根シートをかぶせて雨に備えた。
疲れはピークだが昨夜新しいウーファーのカップルが到着。
今日は小屋の中の作業を手伝ってもらおう。

そば落とし中断

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芋の入っている納屋のツタも秋の模様

天気を読み間違えて昨日そば落としに手をつけたのがいけなかった。
予報は変わり台風の速度が速くなった。
今朝5時から畑に行き、昨日寄せたそばの島を雨仕舞い。
島立て1個はべらぼうに重くシートの上から土の上まで抱きかかえて移動。
意外にもシートで囲えば湿気はさらに溜まってしまうのだ。

かぼちゃや芋の大口出荷やトウキビ出荷も挟み広尾(疲労)の先の太平洋に
出てしまった感じ。重いものばかりの長い1日だった。

週4日働くようになるというオーストラリアの話を聞いた後で
週8日働いているような自分はどうなんだーと突っ込みを自分に入れたくなる日々だ。

しかし、疲れていることを除けば結構幸せな毎日ではある。
土の上で誰に指図されるでなくスケジュールを自ら決める、
それはたとえ大変でも感謝すべきことだと思う。

今はウーファーの切れ目、うんとだらしなく夜をゴロンゴロン過ごしている。

芋掘り終了!

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僕コヤモン!父ちゃんとイスラエルのハダス姉ちゃんが2年前傷んだ顔を直してくれて
ようやくここまで僕の顔が戻ってきたよ!来年はもっといい顔になってるから待っててねー


ジャガイモは今朝の段階で100mが8本半、行楽日和のいい天気のもと
4時くらいにはHちゃんとエドと3人でがんばって全部掘り終わった。
昨日の雨で湿った午前と日光と風で乾き始めた午後ではまるで効率が違う。
土が機械に張り付き10mも行かないうちにトラクターを止めていた午前中は
今日中に終わらないかもと思っていたけれど、午後は50mに1回ほど止めるくらいで
草さえ取らずスイスイと。
とにかく終わったー!
おとといから連れが本州なので
この時期手伝ってくれる人がいてくれて本当に助かった。

明日はそば落としをできるかもしれない。

金色の秋

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エドワードに髪をほどいて見せてよと言ったらすぐに見せてくれた。20年のラスタヘアー

今日は連れが身内の葬儀で本州に行っているのでエドと1日芋クリーニング。
彼の着ている紺色のサロペットはメルボルンの蒸気機関車を保存する会のもの。
実際石炭をくべて走らせるのだそうだ。
大企業を相手にする太陽光発電やバッテリーの技師がこんなヘアーをしてるなんて
かっこいいな。オーストラリアでは仕事は週4日にしようと云う動きがあるという。
できるだけ労働時間を少なくしたいと多くの人が考えている。
効率を合理的に考えた上でのことだろう。
要するに人生に何を望むかということが現れているんだと思う。

完成を見たカボチャ室!

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第1かぼちゃ室

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第2かぼちゃ室

光るカボチャたち
光るカボチャの玉
玉、玉・・・玉城デニーさん知事当選おめでとうございます!!

カボチャは今風乾中、寒くなるにつれ甘みが増していきます。

台風はコンスタントに雨が降り続いただけで特に被害なし。
(しかし今になって風が出てきた・・)
1日ジャガイモ選別と箱詰めをエドワードと共に。
エドは土埃に慣れていないのでまるで花粉症のような症状で気の毒だったけれど
一生懸命手伝ってくれた。
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