農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

August 2018

トウモロコシ成熟遅れています

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新得駅前のノンノは9月1日のリニューアルオープンに向けて着々と準備が進んでいます。

今朝連れが描き製作した看板を設置してきた。
うん、なかなかいい感じ。
丸2年が過ぎ3年目もやることになった娘が代表のお店。
地域の人に愛されていて何より。

・・・・・・・

気温の上がらない霧雨の天気。
小屋の造作は下地がようやくできたところ。

トウモロコシは8月末から発送とお知らせしてあったけれど、
大幅に遅れそう。これは最近の天気というより6、7月の長雨の影響だと思われる。

暮らしの手帖に脱帽

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小屋の修繕をしていたら雨脚が強くなった バラが少し寒そうに見えた

最近「暮らしの手帖」の自分の生まれた昭和30年から40年あたりのものを
20冊くらい一気に読む機会があった。
NHKの連続ドラマ「とと姉ちゃん」は記憶に新しいが創刊に至ったあらましを
自分ははじめて知った次第だけれども、古い色褪せた頁をめくるたび
ため息とも唸り声ともつかない声が出るのを禁じえなかった。
文章が美しい。そして自由で気骨のある精神が背後にしっかりと感じられる。
女性の口語体もたおやか且つ凛として品があるし花森安治さんのは特に凄かった。
読んでいて自分が知らなかったその時代の電車の中が眼前に浮かぶようだった。

戦後すぐの電車は窓にガラスはなく板を打ち付けてあり吊革も切れていたりなかったりで
満員の中で男性も女性も新聞などの活字を真剣に追っていたのだそうだ。
レールからはみ出すことなど考えられなかった戦前戦中から、
もうレールを外れてもいいんだというふうに社会の雰囲気がまるで変わり、
特に封建的価値観に押さえつけられていた女性たちの変化を
その活字を貪るように読む姿に強く感じたという。

しかし、やがて窓にガラスが入り吊革が全部つき電車が綺麗になった時車内は一変し
本を読む人も少なくなりぼうっと座っているか居眠りするかになり皮肉なものだと
書いている。

これからはレールから外れてもいいんだという自由な空気に溢れ
エネルギーに満ちた時は去り、やがて足元にレールがないことに
不安を覚えまたレールに収まろうとする人々。

そんな人間の本質に迫るような花森安治さんの観察眼に脱帽だ。
最後に、その女性達にせめてうつむいていないで胸を張って欲しいと
叱咤激励して締めくくる。

今の日本でも特に若い人達にはレールから外れることなど本当に大変なことだと思う。
政治がいくらひどくてもそれには目をつむって目の前の現実をこなすことで精一杯な
のではないか。誰でもそうなりがちだから時々花森さんのように戦争とその後を見た
人の言葉を吟味してみる必要があるように思う。

戦後の目覚しい復興を美化するのではなく冷静に見つめ、
次々に現れる便利な商品の良し悪しをテストし臆することなく掲載し、
さらに自分たちの暮らしを自分たちの手で作り楽しんでいくこと、
そんなビジョンを見据えていたのだ。

あの頃の暮らしの手帖は凄かった。

駅前マルシェでポワッとする

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今日も世界ねこ歩きのテレビ鑑賞中のエム

もう20日近く風邪をこじらせた猫のエムが鼻をズビズビいわせている。
今日あまり長引くので連れが2回目の診療に連れて行った。
時折ブタのような音を立てる、夜中に隣に寝にやってくるともう眠れない。
元気になってきているし良く食べるので心配はないか。

今日は新得駅前マルシェがあり2時間弱アコーディオンを弾いた。
いろんな人の流れが楽しい。
若い女性がひとり近づいてきて「ポチャンと入れるものないんですか?」
と聞いたので最初意味がわからなかったけれどギターケースの
上に光る硬貨を3枚も置いてくれた。「ありがとう、どちらからですか?」と尋ねると
「トマムの方からです」と答えてその女性は駅に消えていった。
バイトにでも来ているのかな?粋だなあ、何だか心が温かくなった。

くったり軽トラ市

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くったり軽トラ市にて 25日

朝から台風崩れの雨降りで25日のくったり軽トラ市は
青空のもとではなくそばに立つさわやかホールで開催された。
行くたびに何かしら「これだよな」と嬉しくなる小さいけれど
自由さのあるフリーマーケット。

今回も山田王国や平農園の新鮮野菜、ジャックさんのプリン屋さん
こだわりの本屋さん、レトロ玩具屋さん、絵描きのポストカード屋さん
椎茸屋さん、服屋さんなどなど、売れても売れなくても楽しんでいる様子。

自分はコンサートという形で呼んでいただきたくさんの方にアコーディオンの
音色を楽しんでもらうことができた。CDも6枚も売れたし。
いろんな場所でアコーディオンを演奏するけれど生で初めて聴いたという人が
ほとんど。音色に懐かしさを感じるというのが自分を含めた共通の感覚だ。
人生の喜びや悲しみなど情感を重ね合わせられるような演奏者になりたい。
アコーディオンを見ていると可能性の宝庫に見えてくる。
それには練習練習、まだ足りない全然足りない。

誰にも言わなかったが実はこの建物、日雇いの土方で建築に関わっていた。
時は凍てつく冬、剥き出しの鉄骨とセメントに囲まれた日々を思い出していた。
そういえばあそこの天井のコンクリートパネルは自分が取り付けたんだなとか・・
何年も経ってそこでライブしたりすると二重の人生を生きているみたいで面白い。

今回は雨で残念だったけど皆それぞれに楽しんでいる笑顔が素敵だった。
等身大のイベント、永く続きますように。

トウモロコシ産直予約承ります

トウキビ葉書

トウモロコシの産直のお知らせです

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現在のトウモロコシの姿です 予定より若干遅れています

今年の北海道は降水量が多く、近くの強健な牛の餌用のデントコーンさえいつもより背丈が低く
さらに先日行った富良野、美瑛方面のトウモロコシはさらに低く驚いてしまいました。
我が家のはそうでもありませんが採れるまでわからないものです。
それでもあのトウキビを食べなきゃ秋は来ないというもの←暑さにあえぐ皆さんへの脅し?
予約お待ちしています。

さらに、そばもまだ在庫があります。とびきり美味しいそばです、こちらもお待ちしています。

かぼちゃ磨き機を買いに

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初めて行った青い池はものすごい観光客の数に圧倒されました。 美瑛町

かぼちゃの収穫まで1ヶ月と迫る中、もうタワシやタオルで磨くのは限界と
中古のかぼちゃ磨き機を見にアルーダJA美瑛に行ってきた。
機械の中の回転ブラシは使い込まれ減ってはいるが、手でやるよりは楽に違いないと判断。
ダメならいろいろ工夫しようと購入、軽トラに積んで帰ってきた。

お・し・ら・せ

軽トラといえば「くったり軽トラ市」明日9時から11時半まであります。
あいにく台風崩れでもし雨なら「さわやかホール」で開催。
私めのライブが10時からあります。
アコーディオンもたくさん弾く予定です。

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帰りがけの空はうろこ雲、国道沿いのメロン農家も店じまい。上富良野町

牛舎修繕

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ここが最後の一角、思えば毎年どこかここか修繕して32年おかげでまだ建っています。

トウキビの発送までの間農作業は一段落。
昨日より小屋の修繕に着手。
そこはなかなか手ごわくて今まで何回も見に行っては
「どうしたもんじゃろのう〜」と帰ってきたところ。


しかし着手したということは大きな前進なのだ。
夕方には新しい土台が入って今まで何も支えていなかった
柱が古い牛舎の重量を分担することになった。
難関突破、5mくらい離れて見れば大体水平垂直。オッケー!

上サホロの仮装盆踊り

17日は恒例の地域の盆踊り大会、前日の雨でグランドから体育館に会場が移された。
私たちはスコットランドと日本の文化交換で行こうということになり、
マリは金魚柄の浴衣姿、とっても可愛いし踊りも習ったことがあって私などより大分上手だった。

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日中連れが私たちが畑仕事をしている間にスコットランド風の男の衣装を用意してくれた。
うちにあるものでそれらしいものを製作、テーブルの上はココシャネルの作業場
のようだった(笑)バグパイプはアルトリコーダー4本と馬の皮で似せる。

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顔にはネッシーのフェイスペイント、ネス湖がスコットランドにあるというのは
知らなかった。マリの実家はその近くで、お母さんは絵描きでネス湖の
風景画を描いてきたという。
連れはウエールズの民族衣装っぽく装う。
今年の仮装はこれでいこうと決まったのは前日でたった1日でこれらをこさえてしまう
連れに脱帽。

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1年に1度みんなで輪になって踊る。
先人たちや亡くなった人たちに捧げるのは「今も楽しく地域仲良く集っている」という
そのことだと思う。子供たちはどんどん成長し頼もしくなっていく。
楽しい夜も過ぎ帰りがけは寒くて特にチェックのスカートなどは(笑)
マリも私たちも賞品までもらい最後の夜の良き思い出となった。

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さよならマリ また会いましょう 

人参間引き終了!

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最後の1本を進んでいる時突如西の空から日が差しました。逆光が祝福するかのように葉を光らせて


本日人参の間引きが最後まで終了!
手伝ってくれた一人一人に感謝!

昨日朝マリと新得駅でお別れ。
その後猫のエムバペを帯広のどうぶつ病院に連れていく。
高熱とくしゃみで元気なかったので。
結果風邪ということで注射3本ニャーと悲鳴が聞こえた。
少しずつ元気になっているが熱はありジャれることもなくて心配。
いつものパス回しを見せて欲しい。

一緒に暮らせばみんな家族。

ものみな成熟中

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そばの花の下にはすでにひし形の実になっているものがありました

産直野菜の長年のお客である北九州のお医者さんが隔年で北海道を南北に
縦断するランに参加されていて初めて当農場に寄ってくれた。
お客さんに畑を実際に見てもらうことは滅多にないので嬉しくなり
いろいろ案内させてもらった。

まだ葉が青々しているジャガイモを試しに指でほじってみると
すでにかなり大きくなっていてこれは期待できそうでちょっと楽しみ。
花はまだチラホラ残り陰に隠れて青いトマトそっくりな実があるのを
見てもらえて良かった。トマトの親戚だと知らない人も多いだろう。

そばは畝の間が透けて向こうまで見えていたのが茂って見通せなくなり
真っ白な花が満開に。
独特な甘い香りもしてきて引き寄せられた虫たちが曇りにもかかわらず盛んに飛び交う。
毎年この後風が吹いたり大雨などでも倒されて収量が落ちてしまうが、
今年はなんとか9月の刈り取りまで倒れずにいてほしい。

かぼちゃはたまたま見た株には3個も大きなものが付いていて悪くなさそう。
2個もまともにとれたら豊作の部類。
人参はどうだろう、早いものは雨ばかりの時に生育初期が当たってしまったので
期待できないが後半蒔いたものはまあまあの出来のような気もする。
実り多き秋をいつも夢見ているのではあるが思い通りにはなかなかいかないものだ。
がっかりにも慣れていても農家はいつも期待しながら仕事に精を出す。

人参間引きはあと残すは9本ちょっとのみ。降らなかったおかげで今日も進んだ。
ラストスパートは次の雨をやり過ごしてから。

種まき最終日

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フランスのラウラが描いてくれた絵です できる!

天気が悪くなるということで4時半に起き、
2日前倒しで大根播種。
これで今年度の種まきは全部終了、ほっとする。
人参間引きも追い込みに入る。
マリにはキャベツ土寄せが届かなかった株元部に
鍬で土を寄せてもらう。あとは葉が大きくなり雑草は抑えられる。

こんなことを40年もやっているとつくづく農作業はパズルのようなものだと感じる。
天気を見ながら今はこの作業を優先させようとか、これはまだ待てるとか、
数々の失敗経験があるおかげで最大限合理的に時間を使うための組み合わせがわかるように
なってくる。思い切り肉体を使うパズル遊び。

畑がキャンバスでそこに微妙に色の違うストライプで絵を描いている、
そんな風に思うこともある。

間引きが終われば一段落、そしたら畑から少し離れて小屋の修理にかかるつもり。

今日は夕方まで雨が降らずに仕事を進ませてくれた。
今は優しく静かに雨が降っている。
今頃帯広では大きな花火大会に大勢が歓声をあげてるのだろう。

人参土寄せ

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エゾニュウの花は好きな花のひとつ

間引きをしながらラジオでフォーククルセーダーズの「戦争は知らない」の
ライブ録音を聴く。イントロは「野に咲く花の名前は知らない」
はしだのりひこの声も懐かしかった。寺山修司の詩に作曲は加藤和彦だろうか
日本が誇る反戦歌だと思う。
戦後73年、なし崩し的に戦争放棄の原則が危うくされている。
それを気に留めながらどう歩いて行こうか?
自分の心に聞こう。

間引きが終わったところから土寄せをする。
目的は日に当たって青首になるのを防いだり草を埋めてしまうため。
小さな耕耘機に土寄せ板を付けて引っ張るが問題は垂れ下がる葉っぱを
痛めてしまうことだった。
それで耕耘機の前にそれをよける装置を考案、板切れと棚受けとハンガーで
作ったのだが結構うまくいった。しかし1日の終わりに引っ掛けて大破、
まあまた作り直せばいいさ。
工夫がうまくいった時はひとり悦にいる。農家の楽しいところ。

ラジオからあの時代の音楽

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キャベツがピンと立ちました

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人参はようやく半分まで間引きが終了しました

きのうは朝方まで雨、少し待って9時から人参間引きに入る。
最近FMの入るトランジスターラジオを買ったのでピーターバラカンの
特集番組を聴きながら。今回は1968年あたりのを延々3時間もやっていて
つらい作業もスイスイ進む。
キャンドヒートやジェスロタルやアレサフランクリンやキンクスなどまるで宝箱だ。
楽しみにしていた「夏休みこども電話相談」「ぼやき川柳」も高校野球でお休み中
なのでなおさらに。

あの時1000円くらいの違いで家電量販店の売り場の前で安いAMのみのを
買うべきか迷い続けて「えいやっ!」と買っておいて良かった。

中学から高校にかけての多感なしかも自由の制限された時期にあった音楽は
幸運なことに今聞いても優れたものが多かった。
まだ音楽が音楽産業に完全に芯までからめとられる前の新しい実験に満ちていた。
あの頃の音楽は未だに自分の脳の中のどこかに息づいていていつも刺激される。
思うのは、あの時代のコピーをすることでなく気概を取り入れるということ。
また無性にアコーディオンを弾きたくなってきた。
夕方の人参の整列を眺めながら。


恵みの雨と

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昨日から雨がちな天気に変わってくれた。
乾いた喉を潤すようにあらゆる作物が恵みの雨を享受している。
本日は白菜の間引き、そして無駄に生えたものを欠株に移植するのは
もってこいの日だ。昼休みを返上し夕方前に終了。
マリも時々虫に翻弄されながらも一生懸命手伝ってくれて感謝だ。
人参間引きも土が十分湿ったのでどんどん引っこ抜いても良くなりハサミより早い。
霧雨の生温かさよ。キャベツも一斉に立ちミルク色の曇天を仰ぐ。

しかし、いいことばかりではない。
きのうは気になって雨のゲルを覗いてみると円形のカーペットが
水浸し。びしょびしょになりながら外回りに雨水が流れ込まないように
造作して丸一日かかってしまった。
水は本当に素直だ。こんなもんでいいだろうという甘さが招いたこと。
フェルトもカーペットも首振り扇風機で目下乾かし中。

結局今日も雨降らず

大根の準備を始めた。
今日の雨もアテがはずれ全く降らず。
作物には厳しいがホー除草にはいい。
午後から白菜のホー除草、播種機のネジが緩んで種がたくさん
落ちたところはこんもりと生えているがそうでないところは
水分不足のせいか薄かったり生えていなかったりする。
マリはスコットランドでお母さんの自家菜園のホー除草を手伝った
ことがあるそうでとても上手、2時間で1反の畑の草を取り終えた。
今スコットランドでも日照りだそうだ。
日本だけでなく世界のあちこちからもおかしな気候が伝えられる今日この頃だ。

キャベツ植え終了!

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庭で遊ぶやんちゃなジーコ

いつもなら1週間前に終わっていたはずのキャベツ植え、
雨の降らない暑い日の連続で畑が乾き今か今かと待ち続けていた。
明日は雨の予報でしかも今日は曇り、絶好の日和!
朝たっぷりと苗床に水をやり、植え始め薄暗くなるまでかかって終了。
全部で6000株、苗は余ることも不足することもない狙った通りの本数。

昼休みにどうしても行きたかった駅前マルシェにウーファーのマリと出かけた。
マリはスコットランド出身で両親はスコットランドの古いフォークソングを
アコーディオンやフィドルやマンドリンで弾くのだそうだ。

新得駅前にテント2張り、駅前を活気づけようと夏に数回のペースで友人たちが続けている。
そこで予告なしに現れ1時間ほどアコーディオンを弾き続けた。
観光客が通り過ぎる。あるいは寄ってくる。
人と人が触れ合うのを見ながら好きな曲順でただ弾き続ける。

8月25日には屈足軽トラ市にて10時から30分間ステージ
の正式な依頼がありそれの練習も兼ねて。
どちらも住民自ら立ち上がり町をもっと楽しくしたいという想いの集まる場。
音楽がそこにあったら、雰囲気作りに自分が役立てれば幸せ。

キアゲハを間近で観察

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羽化したばかりのアゲハ蝶

人参畑にしゃがんでいるとパタパタパタとバッタが5mほど飛んで移動する。
トンボがスッととまる。
なんだか夏の真ん中に秋が小さなドットのように出現してきた。
夜は半袖では寒く感じられそろそろ外でアコーディオンを弾くことも少なくなるかと
思うと淋しい。

夕方羽化したばかりのキアゲハを連れがどこからか見つけてきた。
じっくり生きている個体を見れるなんて滅多にないことだ。
胴体からこんなに毛がフサフサと生えているなんて知らなんだ。
自然が作り出すデザインのなんと美しいことだろう。
やがて羽をゆっくり開いたり閉じたりし始め、それは昔観た映画モスラの飛び始めを
思い出す。キアゲハは人参などセリ科に幼虫がつく。
今家の周りではセリ科の巨大草エゾニュウが林立したくさんの虫のステージになっている。
ややクリーム色の白い花は怪物のような膨れ上がった皮から顔を出し、
ドラエモンの手のようなものがいくつも広がる。
プリミティブなその姿にいつもワクワクする。

夏は自然も驚きがいっぱい。

梅の実取り、のち帯広へ

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梅の実、梅シロップや梅酒を作る下ごしらえをしています

昨日から数日間町民が無料で狩勝高原の梅園で梅を収穫して
袋一人一つ分持っていけるとあって脚立持参で行ってきた。

連れの方が見る目があるので自分は下で脚立をおさえる係。
あちこちにやる気満々の(主に)高齢者たち。
押さえながら一句。

「梅園の ジジババこぞって 背を伸ばす」

「タダだもの ジジババ翌日 整骨院」

ともかく2袋ゲットして帰り帯広へ。
泊原発の廃炉をめざす会十勝連絡会の100回目の署名活動に参加。
1時から2時まで自分はひたすら楽しげにアコーディオンをとかちプラザ前で
弾いていただけであるがみんなで集めた署名は100筆を超えた。
ここも梅の実に群がった人たちと同じような年齢層の人たちであるが(苦笑)
若い人たちもいる。この人たちは何か行動を起こさなければいけないと
一個人として考えて集まってきているので清々しくて大好きだ。
動員されてくるフラストレーションいっぱいの日本的な運動とは違うから。

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やはり思うのだ。
「いいことはゆっくりやったほうがいい」と
どこかにそういう心の余裕がなければとっくにこんな運動もなくなっているだろう。

たまたま高校生の吹奏楽コンクールがあったみたいで
制服が何度も過ぎていく。
何人かがニコッと微笑んで手を振ってくれる。
「原発再稼働をやめて廃炉に」などと訴えるマイクの声と署名用紙を画板において
立つ大人の姿と楽しげな音楽に、何かを若い感性でとらえてくれたら嬉しい。
そしてこのバカバカしいほどの嘘で塗り固めた原発が廃炉に向かって欲しい。
それが我々ジジババの願いだ。

署名活動も終わり広小路の七夕祭りへ。
YUIの本間さんのお店の前でまたひたすらアコーディオンを弾く。
うちに3週間いたフランスのカップルは今本間さんの元でウーフしている。
うちより超ゆるいホストなので特にすることもなくひたすらスケッチしたり
似顔絵描きをしたり、まるで違う環境でもそれなりに楽しんでいるようで良かった。

夏は色々あって楽しい。

ジーコと遊びながら

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ジーコ生後4ヶ月目。
最近はオスワリとマテができるようになってきてしつけの手応えを感じる。
と言ってもゲーム感覚でやれているので楽しみながら。
庭でアコーディオン練習していると近くで一人遊びをする。
時々遊んで欲しくてアコーディオンに手をかけようとして叱るのだが
そういう困ったことをしないようにするのがしつけの大きな目的だ。
こちらも辛抱強くならないといけないので共に学び合っている感があるのが
いい。今までの犬との付き合い方とまるで違うので新鮮だ。

キャベツはさすがにこの暑さと乾燥で枯死するものがチラホラ。
人参の草や間引いたものはすぐに乾燥していく。
白菜は今のうちと手押し除草機を入れた。
作業で畑をたくさん歩いた日。

悩む人悩まないネコ

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人は悩み・・・

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猫は悩まない

らせん状に曲がったキウリにトマトを乗せたら悩める人になった。
猫を見ていると瞬間瞬間、今にしか生きていないことがわかる。
テーブルに登ると水鉄砲をかけられて制裁を加えられるので、
それを向けられるだけで目をすぼめるのは過去を思い出していることなのか
という疑問もあるが、そんなことをこちらが考える間にもう外に動くものを
追っている。そう、猫は悩まない。だからこんなにも人間から愛される。
ネコや犬の無邪気さを見るとき、人間は短い間でも自分の悩みを忘れている。
ある国では猫は神の化身と信じられているのも納得だ。

相変わらず暑く道内では帯広が一番高温だったようだ。
植えたキャベツは葉っぱが1枚ほどは枯れてチリチリになりながら
しっかりと立ち始めていて胸を撫で下ろしている。

人参の間引きは抜くと土が乾きそうなのでカッターでやることにした。
雨が欲しいがいつになることやら。

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岩合さんの「世界ネコ歩き」を鑑賞中

3週間が過ぎお別れ

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ようやく人参が列になって写真にも映るようになってきました。

発芽後しばらく雨ばかりだったせいか人参の生育は例年より遅れている。
間引きをしていると時折ウリハムシモドキという茶色の小さな甲虫が葉っぱを
食べているのに気づく。これ以上広がらないことを願う。
フランスの二人は今日で3週間の滞在が終わり次の帯広市のホスト先へ
送っていったのだった。仕事は大変な時期だったけれど平和で充実した毎日だった。

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帯広に出たついでにジーコの新しい玩具を買ってきた。
噛むと音のするイボイボのボール、案の定大喜び。
しばらく投げてはくわえて持ってくる遊びに興じた夕暮れ。
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