3月7日 Glustonbury tor にて
我が家にウーファーとして20才の時と26才の時に滞在した
サミュエルをイギリス南部サマセット州に訪ねました。
イギリスのブリストル空港に着いた私たちを車で迎えに来たサミュエルは
土で汚れたジーンズで現れ思わず親近感で笑ってしまいました。
ガーデナーとして少し仕事をしてきたところだと言います。
2012年に東北の震災復興ボランティアに来たついでに我が家に
2ヶ月滞在して以来の再会でした。
サミュエルの実家にお世話になり数日間サミュエルと共にまた別の
ウーファーだったベンを訪ねてコーンウォール州に小旅行もしました。
写真は世界屈指の野外ロックフェスの毎年行われるグラストンベリーの
アーサー王の伝説にも有名な丘の巡礼の小道にて。
はるか昔にはケルト人の聖地でもあったそうです。
サミュエルと妹のクロウィーと私たち夫婦の4人で歩きました。
ここはサミュエルの育った町に近く、子どもの頃よく大人達の間を
くぐり抜けポールマッカートニーやニールヤングのライブを間近に観たといいます。
丘のてっぺんには旧聖ミカエル教会の屋根のない塔がありこの辺一帯の
シンボルとなっています。
グラストンベリー・トアと呼ばれるその丸い丘からの眺望は
まさに牧歌的ということばがぴったりです。
白い点々は羊の群れ、ヘッジロウと呼ばれる1.5mほどの生け垣が
ゆるやかなカーブを描いて牧草地を見渡す限り区切っています。
農家もしっとり落ち着いたレンガ作りでこの国の歴史を感じました。
グラストンベリーの町におりハイストリートを歩くと、
ロックフェスの影響からかヒッピーカルチャーが根付き
オーガニックレストランやスピリチュアル系のお店が連なり
道往く人のファッションも自由で様々でした。
楽器屋の前にストリートギターと書かれたギターがあったので手にとり
ブルースを弾きだすと通りすがりのおばさんが「私ブルース好きなの」と
言っていきなり即興で合わせてブルースを歌いだし「わあ、さすがここは違う!」
とびっくりしました。