農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

July 2017

人参初土寄せ

IMG_0894


地面にはいつくばるような1ヶ月でした。
やはり7月という月は秋の収穫期につぐ大変な繁忙期なのだと痛感。
人参最初にまいたものが3回の草取り、間引きそして今日の土寄せで
仕上がりました、あとは収穫までこのまま置きます。
この6倍もの人参がまだ待っています。がんばれ自分。

きのうは土星のリングが望遠鏡でくっきり見ることができた。
今頃南の空に明るくあるのがそれです。
西の方にはもっと明るい木星もあります。

守りたいもの

庭や野にすっくと立ったオオウバユリの暖かな白い色の花もピークを過ぎた。
良い香りのものは一瞬で人を幸せな気分にしてくれる。

雨が来て暑さもどこかへ消えてしまった。
シドニーで図書館司書として働いていたクリス青年は
歴史が大好きで自民党の発足の年がいつかなどこちらが知らないで
いたことも知っているので驚く。

オーストラリアや日本の政治や社会の現状を草取りをしながら
よく話し合っているとこの30年でどう変化したのかが
ちょっとずつ浮き彫りになってくる。
なんだかアメリカやヨーロッパとも同じく戦後に起こった変化が
逆戻りしているようにも見える。
歴史を見ることの大切さをクリスから教えてもらった気がする。

カントによれば人類の自然状態は戦争らしい。
だから不断の努力をし続けることが大事なのだということにかかってくる。
そこで日本国憲法。

人権が守られ戦争をしないというエッセンスは
尊いいのちの犠牲から生まれた。
矛盾がないものは美しくないと思う。
理想は現実ではないから理想であって
なくしてしまえば汚い現実しか残らないだろう。
だから日本国憲法ラブ。

先日のラジオでなかにし礼さんが自分はいかに戦争が愚かで
惨めなものかを知っているからそれを次の人たちに伝えることでしか
自分の存在価値はないと話していた。

戦争を知らない世代は平和の申し子であり特権階級なのだとも。
落合恵子さんのラジオデイズという番組だったが
お二人とも素敵な大人だなと思った。

猛暑の人参畑

まるでビーチのような熱さを靴底に感じながら
人参の草を抜く。

草はこの暑さではすぐに枯れ上がるのでいつものように
籠に入れる手間が省けていい。

でもその分草を抜き取る時にまだ小さな人参を浮き上がらせないか
また、あいた穴から水分がぬけないか心配になるので
土を押さえながら進まなければならない。
結局手間は同じ。

炎天下の人参草取り。

畑によって悩みの種のある匂いに脳天をつかれたり、
また甘いシナノキの花の香りに包まれたり
くるくる変わるお天気のような心の模様。

夏は苦手だった。
でも今はそんな暑さがあっという間に流れて消えることを
知っているので思い切りつかんでいる。

青春も人生も同じように。
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