農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

November 2016

全収穫終了!

小屋で人参詰めをしていてふと外が明るく空気が緩んでいるのを感じ、
昼飯もとらずにそのまま人参畑へ飛んで行き、暗くなる直前
凍り始める直前についに人参抜きを完了させた。11月29日4時すぎ

ついでに電牧のワイヤーを薄暗がりの中で撤去、これにて今年の全部の
収穫が終わったことになる。それぞれの畑に深々と頭を下げた。
「無事に終わりました。ひどい天候でしたがたくさんの力をいただきました。
ありがとうございます。また来年もお世話になります」

日高山脈の影にひとつ星
人参もキャベツも自分にとって子供のようなもの。
無事穫り込むことができてほっとした。

草取りや苗植えや収穫などを手伝ってくれたひとりひとりに深く感謝します。

さかさまから収穫!

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今日で人参終わらすぞと勇んで行ったものの土が7cmほど凍っていたため
困難を極めあと3うねというところで時間切れとなってしまった。
あるものは逆さにひっくり返し逆から収穫、ニョキッと出ている人参は
まるでシンクロナイズドスイミングの足のよう(笑)

この厳しい収穫現場のどこかから聞き慣れない動物の声、サルの笑い声のような・・・
どこかと探すと青い空に長い翼を広げて浮かぶ2羽のオジロワシだった。
かっこいいなと思わずつぶやいた。

決戦の月曜日

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車庫がわりにとこの春建てたビニールハウスが重宝している。
雨ばかりだった8月には屋外トイレの組み立てをフランスの建築家カップルが
ここで行ったし今はキャベツ置き場になっている。
先日マイナス10度超の日はきつかったけれど毛布や段ボール板でなんとか
しのぐことができた。場所によって凍り付いたものもあったがキャベツは強いので
解ければ戻る。きのうで左半分は箱詰めして有機農協へ出荷することができた。
その数約1000玉、今年は品薄なので貴重な供給先となれたことが嬉しい。

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人参は10kg箱で150箱が出て行った。
綺麗で大きな人参だ。

日曜は一番ぐったりとなる日だがそうもしていられず、
保管用の亀裂の入った人参を埋めたり次に抜く人参の畑へ段取りに行ったりした。
今日は一瞬暑いくらいに感じるプラス気温。
それでも畑には堅い雪があるので踏み抜いてより早く解けるようにした。
試しにフォークで土を起こすとシバれた土がはがれ逆さまの人参が列になって
躍り出た。昔12月に抜いた時もこんなだったっけ。

明日こそは終わらせ今年の全収穫を終えたんだと喜んでみたい。
決戦の月曜日だ。

マイナスⅠ0℃との防戦

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残った列が積雪でもわかるようにフォークやレーキを立てておいた人参の畑

軽トラックで8台も運び入れた人参は今納屋にあふれている。
この2日間は連夜12時半までの作業、勤労感謝の日は毎年こんな感じだ。
勤労は好きだし働ける体に感謝しているけど休みもほしいなあ、たまには。

それにしてもこれほど天候に翻弄される年も初めてかもしれない。
きのうはマイナス10度の大風が吹きさすがの納屋も凍結が忍び寄る。
いつもなら11月でここまで下がることはなかった。
ストーブ3台を運び入れ凍り付いた泥を解凍しながらの箱詰め作業。
窓に広がっていく霜の模様。

時々雪たまに青空

人参はあと2アールを残すのみというところまで辿りついた。
きのうは7人、今日はさおりちゃんだけが来てくれた。
畑がしばれていたのでトラクターを動かすことができて
昨日より幾分か楽だったかもしれない。
それでもシバレることのやっかいなこと。
コンテナが二つくっついてなかなか離れない。
人参を納屋にあける時も逆さにしているのに落ちて来ない。
ドアの下の泥が凍りしまらない、トラックのあおりが凍りつきしまらない。
そんな過酷な中、ふと日が射す時の救われた感。
過酷だからこそ晴れたコントラストがとても美しく感じられる。
さおりちゃんが連れて来た無邪気に畑を遊び回る子犬の目。
人参の葉を切りながら笑い声があがる。
時間との闘いという切羽詰まった時間と
何気ない幸福のありかにいるという時間が同居している。

さて、納屋では人参があふれている。
これからのお守りが大変だが穫りこむことができて良かった。
畑ではたまに人参の首が見えていたので冬越ししてもシバレて
腐ってしまっていただろう。鹿にも荒らされるしそんな惨めな
人参を春に見たくはなかったのでまずは安心。
残り2アールはそのうちきっと何とかなるだろう。

手伝ってくれたすべての人に大感謝!

雪と氷から抜け出せ、人参!

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この2日間の予報はまるで一瞬だけ幕が開いてシバれる前の世界に行けそうな
めったにない最後のチャンスだと思った。
きのうから友人達に声をかけて人海戦術でいくしかないと心に決めた。
なにしろ畑までの道さえ泥にぬかるむマディ・ウォーターズ、畑には
トラクターはおろかトラックでも入ろうものなら底なし沼に自ら飲み込まれよう
とするもの。その手にはのらないぜ。

そして集まってくれた精鋭たちは自分たちをのぞいて7人。
この山沿いにあって天気予報は時に真逆の結果となる。
晴れのつもりだったのに大粒の雨が降って来る。
畑はゆるんでいるので人参は手だけで何とか抜けるがすぐに泥に包まれてしまう。

みんな雨に濡れながらも大雨になるギリギリまで抜いてくれる。
やっぱり人数、それにつらくてもおしゃべりがあるから楽しい。

お昼はうちでみんなでおにぎりを食べ、手伝いに来てくれたヨッシーの
ギターと私のアコでセッション。「青虫ノッポ」冬にツアーを計画中。
1月に道内外で、誰か呼んで下さい。
いいリハだった。

さて、そうだ人参の話だった。
午後からは雨もあがりなんと全体の半分以上を抜いて小屋に運び入れた。
7人の精鋭たちのおかげで何とありがたかったことか。

明後日は雪の予報、明日でおわらすぞっ!!

残るは人参!

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14、15、16日の3日間でキャベツ・白菜・大根を集中して運び出す事が出来た。
旅好きでどこにいるのかわからない花ちゃんはなぜかピンチの時はたまたま実家に
いて助けてくれる。このところ毎年ウーファーが途切れた頃に手伝ってもらってまるで
救世主のようだ。海外でのウーフもずいぶんしていて仕事も手早い。
元うちのウーファーで新規就農の夫婦も赤ちゃんを車に寝かせて大根と白菜の収穫に
かけつけてくれた。そして別の新規就農の若者と結婚のため移住した長年愛知のカフェで
働いて来た女性も1日キャベツ穫りいれを手伝ってくれた。

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雪は10cmほど、歩いて亀裂を作った後レーキで引っ掛けてひっぱると1m×30cm
くらいの板状の固まりがはがれてくる。その重いこと。
その厚みはおもいきり固まった雪なのだ。
中では土は雑草やキャベツといっしょにそのままタイムカプセルのように凍らずにいる。

4WDのトラクターのバケットで運び出すのだが暖気の15日は雪がゆるみ
ドロドロで、はまる寸前でヒヤヒヤしどうしだった。

白菜と大根は超不作で有機農協の作付けにはほとんど応えられずにいたが
今週末は少しだけ出せそうだ。(我々は運命共同体なんとか共倒れになりませんように)

畑にはなるべく大きな機械は入れたくないのだが、今回このトラクターがなければ
運び出すのはまったく不可能だった。機械の力に感謝!
そして何より急なお願いにもかけつけてくれた4人の若者に大感謝!

さて残るは人参の眠る12アールの畑、きのうはシカの侵入を防ぐ電柵を念入りに
調整し幸運な暖気のほほえみを待つことにした。
氷のような雪が消えてくれないことにはどうしようもない。
今年一番出来の良さそうな場所であるがゆえにいっそうあきらめきれないでいる。

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暖気のほほえみの女神?笑

キャベツ畑は呼んでいる

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きのうからやや暖気となったもののキャベツの上の雪はまだこのような状態です。
今日まで1週間弱滞在した日本人女性ウーファーには大雪のためイモ撰別や
カボチャの移動などの屋内作業やゲル解体や窓掃除などをしてもらいました。
彼女が今年予定していた最後のウーファーです。
予定ではそうでしたがこれからが勝負となるのでまた再募集しているのですが
なかなかリクエストが来ません。雪の中の作業となるので過酷ですが思い切り
体を動かしてみたい若者来ないかな?待ってるよー

根雪かも?

あれから1週間雪は融けずにさらに堅く畑を封印したままである。
久々に白菜と大根を見に行けばシカの踏み荒らしたあとやかじられたあと。
あとで電柵のバッテリーを換えにいくと、やはり電線が雪の下になっている。
これでは入り放題だなとズボズボ雪に埋まりながらなおす懐中電灯の明かりをたよりに。
同じように人参とキャベツもこのまま越冬させようにもシカに食い荒らされて
しまうだろう。なんとしても収穫せねばなのだがこの氷河期の下ではどうにもならない。
明日朝の予想はマイナス9度、日中も氷点下の真冬日だ。どうしたもんじゃらほいっ。
トランプが大統領にもなったし本当にこれが根雪になるのかもと恐ろしい想像が頭を
よぎる。ものが出来ているのに穫りに行けないもどかしさよ。
来るべき暖気の日に備えてウーファー大募集するも反応なし。

それにしても雪野原

いつも最終穫り入れは11月8日あたりと決めているのは
それ以降になると凍結と溶解をくりかえし畑に入れなくなり
特に大根などは強い凍結でダメージを受けるためだ。

今年はそれさえできないほどすっぽりと雪に覆われてしまった。
キャベツ畑に行けば何やら丸いものが連綿と続きテラテラと光る
ばかり。3000玉は眠っているはず。
人参も、大根も、白菜もみんな眠っている。
我もまた冬眠したし。

以前天候不順から成熟までギリギリ遅くまで置いたカボチャを
1500個もたった1日の霜でだめにしたことがある。
今年もそれに似ていて台風や長雨での生育遅れと、さらに
いつもより早い冬将軍の到来に追い打ちをかけられてしまった模様。

また今朝もしんしんと雪が降り空に向かって祈るばかり。
天気予報はいつも悪い方向に変わり今年は何度空を見上げ
何か良い兆しがないものかと探したことだろう。
ああ出来るならば奇跡が起きて無事全部収穫したい〜

雷雪

昨夜の雷は降り続く雪野原にあって
どんな映画にも負けない迫力の光と音の一大スペクタクルだった。

すでに積雪30cm、初めて除雪のトラクターを
使い夕方に1トン350キロのカボチャや人参をトラックに
見送ったあとにほっとしてストーブ前のソファーに沈み込んだ。

しかしながら、堅く巻くまであと一歩の何千個のキャベツは畑に残されたまま。
人参は最も出来の良いのが100mうね30本ほど畑に残されたまま。
どうなることやら、畑に入れないので淵まで手で運び出すことになるかも知れぬ。

2日前の朝帯広駅前バスターミナルへ17日間滞在したケベックのシャーロットを
見送った。6月から11月までほとんどの日を海外からの若者と共に生活する
この生活は本当に特殊な暮らしぶりだと思う。
こんな暮らしを12年も続けられただけでも奇跡のような話だ。
今では海外あっちこっちに友達がいる。
出会いを一つに束ねている概念はオーガニックで持続可能な社会への価値観と
人生を愛するひたむきな好奇心だと思う。
育った場所は違っても年齢は違ってもそれは寸分違わぬ共通項だ。
解決するのがむずかしいことは世界に満ちあふれている。
しかしまた誰もが理解できる価値を共有しシェアすることも可能なのだと
いつもこの体験を通して感じている。
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