July 2016
かぼちゃのうねがふさがりました。
つるの先は繊細な触覚みたいです。
大風の前にしっかり体を押さえるために巻き付くものをさがしています。
道内の夏日のニュースが聴こえる中、この地は冷たい曇り空で朝晩は霧雨です。
きのう11日間滞在したタイの20才女性ガンちゃんを駅に見送りました。
カボチャのツル配置、人参草取り、キャベツ苗草取りなど辛抱強くやってくれました。
おばあちゃんは63才ほぼ同世代なので孫みたいなもの(笑)
しかしアジアンイングリッシュはとんでもない発音だったりするので
コミュニケーションが大変な場面も多々ありました。
別のタイのウーファーは「サホー」というので何かわからずにいたら「スクール」の
ことだったこともあります。そのたぐいのむずかしさ。
ともあれ無事に駅に見送ったあとはいつも安堵感でいっぱいになります。
大事な人達にケガさせずに送り出せたということだけで十分。
目一杯働く毎日、疲れとともに充実感も感じているこのごろです。
おいしい収穫物を今年も送れるようにまだまだ行きます。
7月10日撮影 1回目播種人参の2回目手取り除草
必死の防戦で6月の長雨の影響から逃れつつあります。
エルサレムから来た日本に憧れた20才が滞在し手伝ってくれました。
イスラエルでは男子3年間女子2年間徴兵されます。
彼女は参院選の時もいてイスラエルの選挙時とまったく違う雰囲気に驚いていました。
テレビが伝える時間の少なさ、これは私たちも驚きました。
イスラエルではある時間帯全局が政見放送となるそうです。
中東の歴史はあまりに複雑でパレスチナとの戦争はよくありますが
国内ではさまざまな意見があるのです。
国民の側に立つジャーナリズムは健在で政権への批判も徹底しているとのことで、
さらに政治は直接自分たちの生死に関わるものなので国民は強い関心を持っています。
日本では政治の話をすれば職場でも友達の間でも微妙な空気となりどうでもいい
芸能ネタやスポーツネタへと変わるでしょう。
日本のアニメから日本が好きになり日本語まで覚えてしまった20才女性が
言ったことばが忘れられません。「日本は平和な国というイメージだったのに」
憲法が変えられ戦争が出来る国になりそうなことはちゃんと知っていました。
選挙に勝ってから封印して来た改憲論議をすすめると言いだしたこの国の首相に
だまされたなどという人がいるということですがこういうのを「平和ボケ」という
よりもただの「ボケ」と言いたいと思います。
ただひとつ宗教に関して日本はラッキーな国です。
仏教で葬式をしクリスマスでにわかクリスチャンとなり正月に神社で柏手を打つ
そんなことが許されるいい加減な、おっと、寛容な国民性です。
それにしても先日選挙後に自民党のホームページに教師の政治的な言動への密告サイトが
あるのを見て愕然としました。国家公務員という制約が四角四面にとらえればあるのは
認めざるを得ません。でも密告サイト(だれがいつどこでどのようにそれをしたかを書くように
なっている)が堂々と置かれていることに驚きました。
まるで戦前を思い起こさせます。
知らないうちにこの国は寛容さを失っていっているのかも知れません。
世界にはいまだ平和が訪れていません。
それがどうしてなのかをずっと考え続けていたいと
あらためてイスラエルの子と話しながら思いました。
人類がどう向かうのか内に外にナゾを解くようにそしていつか平和が
訪れるように。
そば畑 こまめにて中耕 7日撮影
人参 1回目は5cmほどに 7日撮影
6月の大事な時期に20日近くも雨で種蒔きができなかったので
そのしわ寄せが来ています。最初に蒔いた人参はホー除草と手取りを終えましたが
5アールほど。残り25アールが雨上がりの27日から蒔いたもので一斉に発芽し始め
ひたすらホー除草を進めています。
ホー除草をいかに精密に進めるかで後の手取り除草の早さが変わります。
大海原に航海に出たような気分で次の寄港地をめざします。
きのうはこの仕事を8時間ほど、還暦も過ぎればごはんを食べてすぐ眠るだけです。
七夕の短冊に書いた願いは「アコーディオンがうまくなりますように」と
「人参がとれますように」
もうすぐ参議院選挙です。「投票率が低くなりますように」という短冊を現政権は
掲げていることでしょう。人に言われるままの組織票が骨格となれば彼らは安泰ですものね。
そんなジジババ達にこの国の未来を決めさせていいのでしょうか。
言えることはただひとつ、自分で考えて投票に行きましょう!Let's go to vote!
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