農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

May 2016

今日は占冠村山菜市へ!

それぞれの林や山のひとつずつがエゾハルゼミと化したかのような大合唱
すごいものです。道路を毛虫が横断するし鳥は遊ぶみたいに車と並走したり
にぎやかで生き物すべてがこの気温を歓迎し謳歌してるような初夏。

きのうは突風が吹きマルチが飛ばないようスコップで土を乗せてまわる。
去年今頃にカボチャとトウキビのマルチが飛ばされえらい目にあったので
良い教訓になった。失敗はいつも最高の先生だ。

今日のスロウフード占冠の人達が中心に毎年この時期に開く「山菜市」に
行きたいがために仕事をがんばってきた。きのうはトウキビを蒔きじゃがいもが
ちらほら芽を出し初の土寄せをして人参を蒔く準備をしたり。

2年前初めて行き、始めたばかりのアコーディオンを弾いていた。
推して知るべし、ひどかったがワルツで踊ってくれる人もいた。
1年前はそのアコーディオンとホーナーのボタンアコを持って行った。
そして今日、その下手だった2年へのリベンジも込めてピエルマリアを抱えて
行きたいのだ。

別にコンサートでもない、ただ人々が幸せそうに山菜の
天ぷらや鹿肉やワインを手に行き来するのを眺めながら
アコーディオンを目立ちもせず弾いていたいのだ。
ああ楽しみー。

かぼちゃ発芽良好!

きのう朝までの軽い雨で畑はしっとりとしていた。
それまでの夏日のおかげで20日にまいた1500のかぼちゃの
発芽が良くて数えてみるとこれから出そうなものも含めて欠株は87だけで
極めて成績が良い。1粒27円もするので失敗すると痛いから機嫌が良くなった。
発芽率7割の時もありその時は追加注文したりで大変だ。
蒔いてから発芽までの土の温度が高過ぎても低過ぎてもだめで、
最近は気をつけているが未熟な有機質肥料があっても種のかいわれに小さなウジが
入り発芽できないこともある。
なので今回はほっと胸をなでおろしている。

しかし先日のヒグマ兄弟との遭遇地点、ピンと来ていなかったがこの畑から
10mしか離れていなかった。逃げて行った反対の方向にあるのがこの畑で
下の道でトラクターで走っていた時はそのことは意識しなかった。

人は自分のいる位置から見える世界を世界として見るが、
場所が変わればまったく違う世界が見えるものだとあらためて思う。

とたんに1人でこのだだっ広い森に隣接した畑にいるのが怖くなり
わざとおおきな声でかぼちゃの数を数えたり手で音を出してみたりした。

(まったく別の時間も流れている)自然のただ中にいると人の立ち位置と
いうものが違う風に見えて来る。
裸ん坊の人間は自然の中で弱く、だからこそ人間社会なるものを作り
衣服や建物を作り安心を求めてきたのだろう。
たえず自然の脅威と闘って生きてきた先祖たちを思うといかに
自分がそのことを忘れて日々を送っているのか気がつく。

ヒグマ兄弟が見せてくれたものは自分の立ち位置をもう一度あちら側
からもこちら側からも良く見よというメッセージだったのかもしれない。

春というより初夏のこのごろ

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役場の人がこんな看板を設置してくれました!
山菜採りの人もたまに見かけるので注意喚起は必要ですね。

ここ数日暑い日が続き木々の葉はみるみる開き
庭のリンゴの花も満開となった。
かぼちゃの2回目の準備をしつつカラフルになっていく周囲に目を奪われている。
カッコウも鳴きエゾハルゼミもにぎやかに。
趣味のうーの森作りをしていたいところだがそこをグッとこらえて大切な時期を
逃さないように農作業を進めています。

12年目のウーフホスト今年はすでに10月中まで受け入れる人が決定している。
7月初めからイスラエル、タイ、アメリカ、フランスなどから10人。
6月いっぱいまでは1人で畑を作るのに忙しいのでウーファーを受け入れるのは
草取りの本格化する7月はじめからだ。
いつもたくさんリクエストが来てスケジュール調整するのがけっこう大変で
メールを開けたくない時もある。
でもここまで決まってしまえばずいぶん楽になる。
今年もどんな出会いがあるか楽しみだ。

ヒグマを目撃!

そばの畑でそば殻片付けを終えての帰り道、
トラクターで長い坂道を登って最後の大きなカーブを
曲がったとき、目の前に黒い生き物2頭がいた。
それは子供というには大きい兄弟のような子グマだった。
こちらはそこそこ大きなトラクターなのでそのまま進むと
逃げ出し左手の牧草地を走って林のほうへ向かって行った。

アスファルトの上で遊んでいたのだろうか。
毛並みはきれいで体重もあり健康そうな2頭だった。
ヒグマの足跡は今まで何度も見ていたけれど見たのは始めて。
12mほどまで近づいた時ようやく逃げたけれどすごい
ものを見たと思った。
母クマがもしそばにいたらとても危険だと聞いた事がある。
近くの人には連絡して役場にも連絡しておいた。

たまに自分も含めて自転車で通る人もいるその道。
あなどれないなと思う。

ただ、青々と茂って来た明るい開けた牧草地を2頭のクマが走って行くさまは
あらためて野生の力強さと美しさを感じさせてくれた。

そのあともうひと事件、ハウスのそばで仕事していると
きのう書いたタヌキがまた現れたので近づき追い払おうとすると死んだフリを
するので米袋を用意して捕獲、ヒグマもいるであろうその沢の向こうに放して来た。
同じようにしたのはこれで2回目。
猫のエサを食べられるのも困るけれどもっと怖いのはヒゼンダニに感染していて
それがうつる事、コジロウは猛烈なかゆみに晩年苦しめられた。
今回のタヌキも背中の毛が抜けコジロウとまったく同じであわれだったけれど。

自然との共存もなかなか大変です。

順調です

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トウキビとカボチャの約半分の種まきがこの2日間で終えた。
今日は30度にもなる予報が出る中でも幸い微風があり仕事ははかどり、
大きな畑の電気牧柵もまわすことができた。
もうシカ達の自由にはさせないぞ。
そういえば犬のコジロウがいなくなってからというもの
リスが来てキツネが来て最近は図々しいタヌキまで来るようになってしまった。
野生の時間も流れている我が家の庭。
花も香る春ただ中。
まわりはどんどんカラフルさを増しています。

イモ植え終了!

__


毎年メンバーが少しずつ違うイモ植え風景です。
今年は寿司屋夫婦に喫茶店主と食のプロ達に乗ってもらいました。
大きなトラブルもなくスムーズに終えることが出来ました。感謝!

日高山脈を仰ぎつつ

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きのうからじゃがいもの畑の準備が始まりました。
プラウという作業機で土を反転させていますが昨年機械で
収穫に入った場所と違い踏んでいない場所は柔らかなのでわかります。
特にカボチャだった所はそのまま何か蒔いてしまえるほどサラサラです。

今日は午前中が雨、少しゆっくりして「私はマララ」という本を読み終えました。
元々英語の勉強にと英語版を買ったのですが対訳用に図書館から借りていました。
ノーベル平和賞を受賞した教育の権利を訴えてタリバンに撃たれたパキスタンの
少女の自伝。同じ時代を生きていてこれほど違う過酷な境遇があることはニュースクリップ
を見るだけではわからないとあらためて思いました。

アコーディオンは時間をひねりだすのが大変になってきましたが毎日練習はかかせません。
今取組中の新曲は朝の連ドラの主題歌、宇多田ヒカルの「花束を君に」です。

畑でレストラン 2016

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2012年に当農場でコープさっぽろの畑でレストランをやりましたが、
今年もまたやることが決定しました!
場所は前回と同じく「うーの森」
予約開始したとのことで興味のあるかたぜひ参加してみてください。
コープさっぽろの畑でレストランのホームページには我が家での
様子も動画で残されています。流さんやYaeさんが歌っているシーンも!

今年の農場はうーの森の整備も含めて力が入ります。
お客さんに喜んでもらえるよう。
9月25日(日)です。


http://hatake-de-restaurant.com/?page_id=1739
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