農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

July 2015

もわーっとする

蒸し暑い日が続きます。
夏バテなどしてませんか?

今日3日にわたったキャベツ苗植えがようやく終わりました。
ナットは時間を延長して手伝ってくれました。

白菜は直径5ミリくらいの芽が一カ所に5つくらい出て来ました。
両者とも不安定な天気に翻弄されましたが時期には間に合ったようで
ほっとしています。

かぼちゃはもうジャングル状態つる整理はあきらめました。

人参は草取りワークショップでも開きたいところ。
人参も草もすくすく育ってます。

さて、どこよりもおいしい農場産そば使用の乾そばがたくさんで行き場を探しています。
25束入り7000円12束入り3500円送料実費。
どなたかお声をかけてくださいまし。

雨の途切れに

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早朝白菜播種完了、まずは良かった。
日記を見ると毎年この時期は天気が悪く乾いた畑に白菜をまいた記憶がない。
続いて人参草取り、札幌から来ていた娘の友人達が手伝ってくれた。
ありがたい。1回目播種分は間引き終了、2回目に入る。

午後からキャベツの定植予定地準備、遅れを取り戻すのに忙しい一日。
ポケットのラジオからは参議院の戦争法案の議論が聞こえている。
「切れ目のない、シームレスな」とか「国民を守り抜く」などというが
何度聞いても詭弁にしか聞こえないのは原発再稼働を急ぐ政権であるから。
まったく真実味がない。ことばを盛り過ぎ。

かぼちゃはすごい勢いで畝を覆い尽くした。
つるぼけにならないか心配。

ジャガイモはおいしいし粒ぞろい期待できそう。

あらゆる生き物が盛んな夏。

しんとくガレット in そばの里まつり

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フランスでガレット料理を学んだ娘が
幼なじみのまきちゃんとガレット屋をお祭りで出店しました。
お陰さまで完売、好評だったようです。

農作業のほうは午前中はかぼちゃの草取りとツル整理ができましたが
午後はこう強く降るともうお手上げです。
仕方ないのでアコーディオンの練習でもします(喜)

ナットの誕生日

DSCN6577


今日も雨で遅れている草取りも白菜まきもあきらめた。
かわってムクムクと帯広の泊原発廃炉の会十勝連絡会の主催のアベやめろアクションに
行きたくなってきた。

今滞在中のタイからのナットが21才の誕生日ということもわかり
お祝いも兼ねてみんなで出掛けることにした。
アコーディオンや鳴りものと「アベ政治を許さない」ポスター持って帯広駅南口へ。

ここに集う人達が無条件に好きなので久々に会えてうれしい。
コールがあったり替え歌があったりスピーチがあったりする中署名を集める人達。
自由参加なので個人の意志でここに来る人たちだ。
若者や平和を訴える旅を22年継続中の人もいてトーンとしては自由で明るい感じ。
「火事と戦争いっしょにするな!」とかコールも復唱する
「花いちもんめ」みたいでなぜか楽しい。

解散したあと六花亭にナットの誕生お祝いに行く。
パスポートの誕生日を確認後やがてロウソク付きのケーキと紅茶が彼女の
前に運ばれてきた。

満席で多忙にも関わらず3人の女性ホールスタッフが笑顔で目の前に立ち
見事なコーラスでお誕生日の歌を歌い、食事中のお客みんなも拍手をした。

前から知ってはいたけど身内が祝ってもらうのははじめて。
何と粋なサービスなんだろう。うるっと来てしまった。
彼女はとても喜び私たちも仕合せな気分にさせてもらった。

久しぶりの帯広でいいリフレッシュになりました。

大雨そして雷の夏です

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困った。大雨が降って白菜がいつまけるか気がかりです。リミット近し。

おととい「とめよう!戦争法案 新得集会」に参加。
会場には40人もの人、こんな小さな町でもいけてるなと
少し誇らしく思えました。

自民党系の町議が多数の中でたった二人の町議は
その一人一人を説得して新得町議会として
集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回と関連法「改正」反対を求める意見書
を採択させたのだそうです。秘密保護法でも反対決議を出させています。

また、たまたま来新していた道議会議員の池本さんはあいさつで
「アベ首相は病的、あちらこちらで国民が反対している。
必ず廃案にできると確信している」と語気を強めました。

遠くははるばる広尾町からかけつけたご夫婦は
「アベ政権は実に狡猾だ。自民党支持の人でも
だまされたと言っている人がいる」
「もやもやした気持ちでいた。新聞で見てやって来た。
双子の孫のためにも絶対戦争する国にはしたくない」
と話しました。一同拍手。

私は預かって余っていた「アベ政治を許さない」ポスターをあるだけ配り
最後にみんなで一斉に掲げて記念撮影をしました。
きっとなかなかの迫力だったと思います。
新得も燃えています!

見晴るかす

DSCN6566


10日間ステイして人参の草抜きやトウキビとカボチャの草取りを手伝ってくれた
ジョシュアも北海道をあとにします。
ヒューストン育ちシアトル在住で帰ったらコンピューターアートの仕事を得るため
ニューヨークに移住したいと言っていました。
単純で根気のいる草取り作業をまじめに手伝ってくれました。
例に寄って忙しくどこも特別な場所へは連れて行けなかったけれど、休みの日に狩勝峠からの
眺望を見せてあげました。我が家は画面右はじのほう、緑いっぱいです。

戦争の話であるのに、
首相側近はツイッターで集団的自衛権を火事と消火の話にたとえて
10代の女の子に簡単に論破されました。

首相は首相で不良になぐられる話だの振り込め詐欺だのにたとえて
なんとか血なまぐさい現実から目をそらそうとやっきになっているようです。
でも、精一杯考えたたとえ話なのでしょうね。
さすがの知性であります。

明らかに憲法違反なのですから強行採決されたとしても廃案に追い込むことは
可能です。アメリカでは可能だとジョシュアは話していました。
もちろん日本でも。

幸せです

finish


クマモンが好きなタイのニム(昨年秋の忙しい時期に手伝ってくれた)から
こんなバースデイメッセージが届きました。
一生懸命コラージュしてくれたのね。こんなおじさんに(感涙)
アベ自民に怒っていた心にパッと晴れ間が見えました。

今日も草取りがんばります。

遠近法の風景

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遠近法の風景を見ていると涙が出て来ると、まど・みちおさんが書いている。
自分も人参畑を見ているとそんな気分になる。
静かな夕暮れならなおさら。

畑のふちに大きなシナノキがあり白い花のフサが無数に垂れ下がっている。
そこからまるで天女のつける香水のような芳香が我々にも降り注いで来る。

激しくつらい忍耐の労働があるばかりだけれど、
時おりそよぐ風にのったその香りになだめられ癒されている。

鳥もねぐらに帰る静まりかえった夕方に妙な持続音が聞こえる。
遠くの国道の車の音でもない。
たどるとそれはシナノキの花に群がる無数のミツバチの羽音だった。
体は疲れきっていてしばし崩れるようにしゃがみこむ。

平和な風景、それだけで涙が出て来る。

軍靴が日常に入り込んで来た。
玄関先に立っていたのはカーキ色の軍服、ダークグリーンの米兵もなぜかいる。
若い兵士がいきなり「官邸前抗議に参加しましたね?」と聞いて来た。
「原発再稼働に抗議しましたけど。」と答えると意地悪そうな笑みを浮かべて
家の廻りの写真を10枚撮ってあいさつもせずゾロゾロ帰って行った。
そんな夢を今朝方見てしまった。

戦争というものは国民を守るといいつつ国民の自由を奪って行くもの。
あらためて夢に教えられた気がした。

よしだよしこ新得ライブのチラシです!

よしだよしこ


「確かな技術で奏でるギターや、マウンテンダルシマーを弾き、
女性の視点から優しく時に鋭い歌を次々に発表。
聴く者の心に衝撃と感動を与えながら年間100回以上のライヴで唄い、
新鮮で誠実なステージに立ち続けている。」

このほど9月15日に新内ホールで行われるよしだよしこさんライブの
ポスターを連れ合いが作ってくれました。
上のコピーは某チラシにあったものを使わせてもらいましたが、
これほどうまくよしだよしこさんのことを表現したコピーを他に知りません。
そして使わせて頂いたYamamoto Yukikoさんのイラストも素敵ですね。
当日がとても楽しみです。


フキおばけ

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人参草取り中に突然の雨。
そんな時には畑のふちに走って行ってフキの葉をとってくる。
シンガポールのヤオちゃんに肩と背中用に1枚、やや小さいほうを帽子用に渡した。
すると、手だけが見えていてまるでトトロの国の妖精みたいになった(笑)

パラパラと降る雨。
こんな日にも草は待ったなしにのびるけれど心和むひとこま。

はじめのウーフ

ウーフで今年最初の滞在はシンガポールからの28才の女性。
現在オーストラリアのパースで臨床心理士の資格をとるために大学院に通うが、
卒論を提出し終えたばかりで旅行に来たのだった。

毎日草取り、人参ばかりだとしゃがみ姿勢ばかりできついので
立ってやれるカボチャやトウキビのホー除草もはさみつつ。

錆び付いていた英語力を駆使しつついろんな話しができてほんの少し
自分も光まぶしいパースや蒸し暑いシンガポールに行った気分になれるのがうれしい。

ウーフはウーフしたい人からのリクエストメールから始まる。
メールから受ける印象はさまざまで、いかにもコピペで複数に送っているのが
バレバレの人や写真ものせてなくて自己紹介文も短い人がいて、
こういう人には再度なぜうちを選んだかとかもう少しあなたの好きなものはとか
聞かなくてはならない。
するとそういう人はほとんど返さなかったり返って来てもあいかわらず不十分な文章だったり
する。

今回の彼女ははじめのメッセージですぐにいい人だとわかった。
瞬間的に暖かい気持ちになったのだ。
たとえ英語でもその人の心持ちはこちらに伝わるのだ。
こうしてメールのやり取りでかなり淘汰して、それはそれで疲れる作業ではあるが、
最終的にうちに来る人はみないい人達しかいない。
いい人というのはいっしょにいて疲れない、しかも見習うべきものをたくさん
持っている人という意味で。

さあ、今日も草取りにでかけよう。


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