農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

January 2015

介護ブンチャッチャ

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先週実家への6日間の滞在のあと羽田から北帰行。
東京タワーやレインボーブリッジを見下ろす。

帰りがけに御茶の水で降りて向かったのはアコーディオン専門店。
簡単な調律をしてもらうことになりはじめて本体内部を見せてもらった。
楽器としての状態はいいと言われほっとする。
どんどん弾いて湿気がたまらないようにするのが大事なのだそうで
その点は大丈夫毎日弾いてますと答える。

いくつかお店のアコを弾かせてもらった中で赤いピエルマリアに魅了された。
一番好きな音だった。ボタン式でピアノ式とはまったく違うシステムだが
鍵盤歴1年なのでどちらも自分にとっては同じようなもの。
次に買うなら絶対これ。ただし40万円はするので今生で手に入れられるかは不明(笑)

さて、北海道に帰るとこちらのGがさらに歩くのが困難になっていた。
実家では母が父の介護をしていて出来るだけ冬くらいは行ってあげたいのだが
今度はこちらでも介護がはじまりそうだ。
先のことはわからないが新しいライフスタイルとして半音半介護をめざします。
名付けて介護ブンチャッチャ。

3月下旬はいつものようにライブツアーをする予定。
今のところ3月20日あたりに東京で決まりそうですがあとは未定。
どなたかお声を!
今回はギターに加えてアコーディオンもあるので移動をどうしよう・・・

 

気合いだ!

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今日は地吹雪凄し。
それでも風邪でしんどいのでGにデイサービスに行ってもらった。

また道が塞がったので開けにいかなくちゃGを受け取れなくなる(笑)
気負いだ!!ニャー! 

新年のごあいさつ


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新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

お陰さまで穏やかなお正月を過ごす事が出来ました。
元日うちのG(義父)はめでたく97才になりました。
12月は骨折による入院があっただけにこんなお正月と
お誕生日を迎えられるとは思ってもみませんでした。

アコーディオンでバースデイソングを歌った後Gは
手作りのいちごのケーキのロウソクを(5本ですが)いっきに
吹き消しました。パチパチパチ!

今でもよろけて倒れたまま起きれないでいる時が
あるので気をつけていなければなりませんが、
出来ないことより出来ることを大事に見守ってあげたいと思います。

それにしても何と言っても97才、よくぞここまで生きたものです。
うちの質のいい食生活によるのもありますが(笑)、
本人のがんばり・・できることは自分でやろうとする態度が
一番大きいと思っています。

千葉県の農家に生まれ幼くして父を亡くし東京の洗濯屋に奉公に出され、
やがて招集され旭川で酷寒の訓練を受けたのち北支で戦闘を経験し、
任務を終え帰った東京の屋根の上で軽機関銃でグラマンを撃つもあたらず
やがて終戦。のちに独立し小さなクリーニング屋を営んで来た。
そんな第2次世界大戦をはさんだ日本の歴史が小さな体に刻まれています。
想像を絶する過酷な人生だったと思います。

今は自分の部屋でモフモフの白いネコと過ごせて幸せそう。
何やら会話をしていたり怒ったり笑ったりが聞こえて来ます。

偉いなーと思うのはこんなわたしにでも何かを手伝うと
「どうもありがとうございます。」と言ってくれることです。
見習うことがたくさんあるG(gentlemanの略)です。

残りわずかな晩年を少しでも快適に幸せに過ごしてもらうのが
今年の抱負です。

Gをお風呂に入れて背中をシャボンでこすりながら子どもが
小さかった頃を思い出します。
お湯で洗い流すと「ああ、気持ちいい。」とGが言ってくれます。

ふと老いも若きも赤ん坊も等しく初めての年齢を迎えてるんだなあ、
今という瞬間を切り取ればさまざまな年齢が生きて何かをしているけれど、
暖かいお湯に幸せを感じるのはみんなおなじ。
そこから魂は年をとらない、とるものではないとあらためて思いました。

今年はわたしも還暦を迎えます。
羊年生まれの5まわりです。
これも「はじめての年齢」です。
そして「はじめて」ということは無限の可能性があるということです。
からだ的には相当ガタがきていますが言い聞かせます。
「まだ何も始めちゃいないじゃないか。前を見ればやれることはたくさんある。」

どの年齢にとっても今年が良い年になりますように



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