鴨川自然王国に行く途中にある大山千枚田。水ぬるむ美しき春。
親戚から軽トラックを借りてギターを積み込み
実家から4時間かけて初めての鴨川自然王国に行ってきた。
半農半歌手のYaeさんと1年半ぶりの再会。
農作業中の働き者のご主人ともごあいさつ。
自然体なYaeさんはいつもこちらをほっとさせてくれる。
お二人とも東京生まれなのにすっかり地に足をつけている。
お昼をごちそうになり、農業の話やウクライナ情勢なども語った。
まるで近所に住む農友のように。
昨年生まれたばかりの娘さんを抱いたYaeさんに案内され
ゆっくり自然王国周辺を散歩した。
里山、小さな様々な形の田んぼ、
コロシアムのような馬蹄形に下がる王国の畑。
驚きの降雪の重みで折れた木々、
イノシシが潜んでいそうな竹林などを見ながら
いろんな話をしながら歩いたのだった。
子ども達は先になり後になり群れて遊びまわり、
集落のおばさんが「今度、あの時の写真をあげるからねー。」
とにこやかにYaeさんに話しかける。
この地域にもやはり少子化や農業後継者不足という問題はある。
それをくいとめることは難しいのだろう。
それでもこの里山文化の素晴らしさは、鴨川自然王国を
訪れた人の心に刻まれるだろう。
そこにYaeさんの歌の生まれて来る背景を見た気がした。
水ぬるむ田んぼの近道を帰り
子ども達とYaeさんの焼いたホットケーキのおやつを頂く。
歌を歌い自然にYaeさんがコーラスをつけてくれる。
How beautiful it was!
キッチンでのセッション。
今回の音楽の旅の最後を飾るぜいたくな「しめ」だった。
おみやげにいただいた王国の玄米とこだわりの醤油で作られた製品「王国せんべい」。
「父がよく自給ごっこでいいんだと言っていたようにこれも
自給ごっこなの。」と笑いながら渡してくれたYaeさん。
そう、「これじゃなきゃだめ」ではなく出来る事から
楽しみながら面白がってやっていけばいいんだよね。
「ごっこ」というには美味しすぎる煎餅をかじりながら
かみしめながら夕明かりの海を右手に眺めながら帰りました。
感謝!
Yaeオフィシャルウェブサイト
http://www.yaenet.com/
今晩ラジオ深夜便に出演されるそうです!(4月1日記)
鴨川自然王国
http://www.k-sizenohkoku.com/