農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

February 2014

ウソが歩く昼下がり/ナキウサギ写真展



最近よく家のまわりで見かけるのがこの鳥。
中型でまるまるとしていて
しきりに地面に落ちているウバユリの種などを食べている。
図鑑で調べたらウソの雌でした。

ウソが歩く昼下がり。
安倍総理のことではありません(笑)

先日2日半も吹雪に埋もれていたので
この穏やかな雪解けの進む日々は何となく
うきうきとしてきて春になるのが待ち遠しくなります。



今日は新得町公民館へ高倉裕一さんのナキウサギ写真展に行って来ました。
氷河期の生き残りナキウサギ。
あちこちで人間の経済活動によって絶滅の危機にさらされています。
写真はどれもこれも可愛いくてファンになってしまうこと請け合いです。
ちなみに私も高倉氏も「ナキウサギふぁんくらぶ」というのに入っています(笑)
http://www.pikafan.com/fanclub/

3月3日まで。

帯広上映会の準備試写会に行って来た

映画『世界が食べられなくなる日』

「世界が食べられなくなる日」
帯広レインボーホールで4月5日と6日の2回上映されることが決まり
スタッフとして参加することにした。今日は試写会に行った。

フランスのドキュメント映画で監督は「未来の食卓」「セヴァンの地球のなおしかた」の
ジャン・ポール・ジョー。

この映画が追っているのは遺伝子組み換え作物と原発という2つの出来事に対して
その危険性を知り向き合う科学者と民衆の姿だ。

そのひとつとして。
モンサントのように遺伝子組み換え作物と農薬をセットで売り莫大な利益を得る企業が
安全性の実験をたった3ヶ月しかしないで販売していることに疑問を感じた科学者が
極秘に長い年月をかけてラットでの比較実験を行い、
3ヶ月を過ぎてから悪性腫瘍が多発する結果を得て公表にいたるまでの姿を追う。

それに並行してフランスの原発を止めようと立ち上がる民衆の姿。

さらに映画製作中に起きた3・11と東電原発事故の惨状から日本で脱原発を
求める人々を意外なほど時間をかけて追っている。
首都圏の脱原発デモ、対岸に計画されている上関原発に反対し続ける祝島の人々の姿など。

福島県で有機農業をしていた夫を自殺でなくした奥さんが遺影を前に
涙ながらに語ったことばが印象に残った。

「海はつながっているし、空もつながっている。」

これはそのうち世界中どこにも逃げるところはなくなるということを
危惧しての言葉ではあるが、この映画が教えてくれることはそれと同時に、
国は離れていても人は安全な世界に変えて行くという大きな目標でつながっていくことも
可能な時代になったということではないだろうか。

フランスの映画作家がこうして自分の国のことだけでなく、日本やアフリカのことも
自分たちのこととして捉えてくれているのだ。

「子ども達のためにもこの世界を安全な場所にしたい。」

そう思う人が国境を越えてつながりだしている。
それは大きな希望だと思う。

ぜひ、たくさんの人に観てもらいたい。
それだけの価値のある映画だと思う。
怒り、悲しみだけでなく希望もちゃんと描かれていると思うから。
上映会成功のために十勝の人々に協力を呼びかけたいと思います。
さあ、スタート!

「ニッポンが変わる、女が変える」 上野千鶴子著



久しぶりにいい本と出会った気がする。
新得町図書館に感謝である。
「ニッポンが変わる、女が変える」 上野千鶴子著 中央公論社

上野さんが3・11以降の日本をめぐって12人の女性と徹底討論したもの。
その突っ込み方がさすがだと思った。
表題のようにはうまくいかないのはこの討論の中に厳然と誰もが認めざるをえない。
それでも議論を深めどこに希望があるのかを探そうとするひたむきさに勇気を感じる。

思えばこの国はヘンだと思って来たが、3・11が起こってからは
露骨にヘンな国だということに多くの人が気がついたのではないだろうか?
この本に語る対談者もそれ以前の、例えば原発に抱いていた認識がすっかり変わった
ことに戸惑っているのも伺える。
恐ろしく知的に優れた人が原発は安全だと信じていた例はたくさんある。
あの管元首相までが事故後安全神話にだまされていたと語ったのだから、
その情報の大河の流れというものの中にいると見えないことが大きいのかと
あらためて驚く。

しかしヘンであることに多くの人が気がついたと自分で書きながら
実はまだ気がついていない人が圧倒的にたくさんいるのが真実なのではと
どこかで思っていて、これだけの原発事故を起こしながら何も変わろうと
しない国のやり方にも無関心でいられることが「ヘン」なのだ。
「ヘン」のセンサーが落ちてしまっているのだろうか?

少なくとも上野氏が挑んだ対談相手は全員「ヘンセンサー」を持っているので
頭がくらくらせずに読むことができた。
日本は駄目になって行くでしょうねと恐ろしい予想を語る人もいて絶望的な
気分にもなるがそれこそまともな意見のような気がする。

ひとつだけいいエピソードがあった。
ある女性が「絶望の反対語は何かしら」と聞いたとき
相手が少し考えてから「希望かな」と答えるとその女性は
「私はユーモアだと思うわ」と答えたとのこと。

でも思う。戦争も原発も硬直した男が進めて来たもの。
女性がそれをおだてあげた面もあるが、元来女性は
硬直しなくても生きていけて柔軟な強さがありその性質は
新しい時代を作るカギには違いないと思う。

「ニッポンが変わる、女が変える」ためにはこの
硬直した男どもを掃いてスペースを作らなくてはいけないのだが
はて、どうしたらいいのだろう。

でも問いは深まって来ている、と思う。

電気座布団



先日千葉の実家の片付けをしていて出て来た「電気座布団」!!
うーん、昭和レトロ。わざわざ大型と書いてあるなら小型とかもあったのか?・・・謎




  座布団 山乃口 貘

土の上には床がある
床の上には畳がある
畳の上にあるのが座布団でその上にあるのが楽という
楽の上にはなんにもないのであろうか
どうぞおしきなさいとすすめられて
楽に座ったさびしさよ
土の世界をはるかにみおろしているように
住み馴れぬ世界がさびしいよ

避難して来た人の話を聞いて

きのう帯広で泊原発廃炉の会十勝連絡会の集まりがあり、
3月1日の教会でのライブのPRを兼ねて参加してきた。

署名運動を熱心にされている人達が企画した会員同士のお楽しみ会のような集い。
しかも会場は調理室(笑)
そばを有志が手打ちして出来立てを皆でおいしく頂きその後トークセッションを行うというもの。

会食が終わり冒頭に歌いそのあとに始まったトークセッションが忘れられない。

なかでも事故を起こした原発から近い福島県の田村市から帯広に家族で避難してきた方のトークは
生々しく悲痛でみんな静かに耳を傾けた。(田村市は事故原発から西に約40km)

その50才位の男性は自らの果樹園を始めるという夢を描くべく
土地探しの旅で一番気に入った田村市に何千坪もの土地を購入。

はじめは移住に反対していた両親もやがて一緒に住むようになり、
さらに伴侶も得て子どもも生まれて生活を楽しんでいた矢先、
3・11の原発事故が起き、すべてを放射能に汚染されて
子どもの健康を考え避難を余儀なくされた今までの経緯を話してくれた。

そして自分が原発事故は起こらないと考えていたことを悔い、
そもそも自分が始めにした決断が
結果的に家族全員を苦しめる結果になったと
つい自分を責めてしまうのだと涙ながらに胸中を語ってくれた。

さらに子どもの1人に甲状腺の異常が見つかったことも大きく影を落としているようだった。

時々涙で声にならず話が途切れてしまう。

「そんなに自分を責めないで!」と心の中で叫んでいたとそれを聞いていた女性が
のちにメールに綴ったが、きっと誰もが同じように感じていたと思う。

その方が思いを心のままに話してくれたおかげで、
自分がなぜこの集まりに来るようになったのかをはっきりと自覚することができた。

そして他者の痛みに思いを寄せることで初めて何かが動き出すのではないかということ。
それはかつて原子力が夢のエネルギーだと信じて原子炉の専門家となった京大原子炉実験所の
小出助教が反対の立場に変わったきっかけが原発が弱者の犠牲のもとに成り立つシステムであることが
わかったことだと述べていた事に似ていると思った。

いろんなことを考えさせられた今回の集い、行って良かった。



「ベラルーシの月」と浜岡原発再稼働申請に抗議の思いをこめて「のうのうのう」の2曲。
高倉さん写真ありがとうございます。ギター(だけ)がかっこ良く撮れているので思い切って載せちゃいます(笑)

3月19日のライブ予定です


ふくしまHOPEプロジェクト支援コンサートをします






3月1日はメノナイト帯広キリスト教会で小さなライブをします。1時半スタート
教会は自然な残響があり特にアコースティック音楽には最高ですね♩
ピアノやギターやサックスなど十勝の音楽仲間と奏でます。
何が飛び出すかお楽しみに。
私は先日の中手さんの講演会でも歌った「ベラルーシの月」という新曲を携えて行きます。

みんなで気持ちを寄せ合って「ふくしまHOPEプロジェクト」の一助となれたら素敵ですね。

2月11日ふたつの講演会

2月11日に十勝で2つのイベントがあります。
同じ時間帯になってしまっていますがどちらも大事な事を扱っていますね。
帯広では憲法や秘密保護法をテーマに、新得では原発をテーマにしています。
テレビや新聞だけでの情報では明らかに情報不足です。
こういう機会に生のお話に耳を傾けてみませんか?
私は新得の講演会の前に2、3曲歌うことになっています。

以下転載

川原茂雄氏講演会

日時    :2月11日(火)開演1時30分
          (資料代として参加費500円)
会 場   :日本メノナイト帯広キリスト教会 
          帯広市西7条南17丁目1-3 

問合先   :Tel/Fax (0155)26-6203 (伽賀)

主催    :とかちキリスト者平和の会
協賛・協力 :日本メノナイト帯広キリスト教会・日本聖公会帯広聖公会・日本キリスト教団帯広教会・十勝聖書福音教会


とかちキリスト者平和の会では、毎年2月11日に「思想と信教の自由を考える平和集会」を開いています。
集会では、様々な分野から平和活動をされている講師をお招きして、非暴力による平和作りの視点から、
現実の政治・社会のあり方を模索し考えます。
今年は札幌から現役の高校教諭、川原茂雄さんをお迎えして、憲法・特定秘密保護法などについて講演していただきます。

川原茂雄(かわはらしげお)氏 
  

震災以降、道内の希望される所、各地に出向き、原発や
放射能の問題をめぐる出前授業をされている現役高校教師。

出前の数は、なんと200回を超え、帯広にも数年前に来ら
れています。今回は特に、憲法や特定秘密保護法について
お話をして頂きます。分かり易く、楽しい授業です!
授業の後はきっと、「自分も高校の時に、こんな授業があっ 
たらよかったのに!」なんて思うはず!申し込み不要です。 
ご自由にどうぞ、お越し下さい!




「福島原発事故・被災者の声」
中手聖一さん講演会

(原発事故子ども・被災者支援法市民会議 代表世話人)

2月11日(火)午後2時開演

新得町公民館中ホール

参加費500円

共催 さよなら原発!新得会・新得平和運動フォーラム

事務局 新得労働会館内 0156−64−5900

中手さんは福島第一原発事故後、福島市内の敷地で放射線を測定、全国に警鐘を鳴らし
高レベルの線量基準を見直すように文部科学省と交渉した。
札幌市に移り住み「被災者の尊厳を回復し人権を確立するためには国と東電の法的責任
を明らかにすることが大事だ。」と原発避難者の原告の1人。(北海道新聞より)

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