農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

January 2014

北国へ



旭川のホテルで北海道有機農業協同組合の冬の会議があり参加してきた。
旭川市内を車で行くと横断歩道を人々がスローモーションのようにゆっくり
歩いていて不思議な光景だった。
それは雪が多く圧雪状態ですべりやすいからなのだが、
否応なく人も車もゆっくりめになるこの風景には何かノスタルジックなものを感じる。

全道各地からくる農家達と旧交を暖め若い新規就農者もいて厳しい農業環境の中にも一抹の光を見る思い。
有機農協の職員も本当に良くがんばってくれている。
ゆうきの実という宅配システムを充実させようと広報にも力を入れたり
生協との協力関係などでも販路を広げようと前向きに取り組んでいる。
まず生き残る事が大事だがこの有機農業は生活の質を高めるということも
含んでいると考えるのでますます発展して社会に深くささりこんで
いってほしいと願うものだ。

1泊してから名寄の友人夫婦宅へ向かった。
こんなきっかけでもなければ中々遠くて簡単には行けないところ。
北に向かうに連れて道路はすべりやすくさらに雪の量は多くなり
木には枝もとに丸い雪玉がいくつもたまり青空に映えている。
電柱のてっぺんには丸い雪の帽子が決まってある。

軒先にとぐろをまくような厚い屋根の雪、歩道は高い雪壁でさえぎられ
北国の厳しい雪の試練を思った。

友人宅ではさらに懐かしい友人も呼んでくれて
ミニコンサートをして楽しい夜の宴となった。
そして一夜明けけさの気温はマイナス26℃であった。
遠くの何かの煙はまっすぐ上がり途中で横にゆっくりと折れ曲がり
雪面から上がるけあらしのようなもやで霞む青空へと消えていく。
たった1両の列車は蒸気を吹き散らし雪煙をまき上げながら朝陽の中を走り抜ける。
雪の大きな結晶は青に赤に光る。
そんな26℃の世界。
シャープな線と寛容さの同居しているその友人のような風景だった。
すぐに手が痛くなるのだがなぜかこの風景が暖かいものに感じるのは
そのような友人達の暖かい心のそばにいたからかもしれない。

帰りがけ町の小さな金物屋の店先にずらりと並んだ除雪器具がピーカンの日差しを浴びていた。
次の大雪に誰かに買われるのを待ちながら今はゆっくりと道行く人を眺めてる。


My brand new guitar



フレットの宇宙

中学生だった頃まわりの大人に失望し、ストーンズに希望を見いだしてギターコピーを始めた。
両側が壁の廊下は音が反響し少しうまくなったような気がしてそこでギターを弾いたりしていた。
そのときフレットを見て思った。
「わあ、無限の可能性があるじゃないか!」
高低差のある音の組み合わせは無数にある、
その時フレットが宇宙の入り口のように感じられたのが鮮明な記憶としてある。
ただ組み合わせ方によって快不快があるから、そこがムズカしいし音楽の面白いところ。



My brand-new guitar

このほど親の介護環境を整えるために8日間関東に行っていたのだが,
帰りの飛行機出航までのわずかな時間にギターを見るためお茶の水に寄ったのだった。
黒澤楽器をめざしたが11時わずか前なのに11時開店なのでと入店を断られたので
すぐそばの下倉楽器に入った。
2階に上がると高級ギターばかりがズラリと並んでいた。
以前作詞家の友達がTaylorがおすすめだよとアドバイスしてくれていたので
迷わずその前に行くと・・・
あった、かかってた、Taylor314ceが!
店のお兄さんに弾かせてもらった。いい音だ。
形も美しい。
でも待てよと念のためにマーチンも弾かせてもらう。
ジャラーン これは音が前に出ていないな。
Taylorのほうがはるかに高音がきらびやかだ。

ついに惚れてしまった。
これはオレの物だ。オレに弾いてほしがってる、と妄想が頭の中90パーセントほどを駆け巡る(笑)

こうして最初の店で、ほかの店を見る事もせず直感で決めてしまった。
これが出会いというものかもしれない。

自分にとっては大きな買い物。
でもそれだけの価値はある。
いい楽器との出会いは自分の音楽さえ変えてしまうと信じているから。

今まで使っていたコールクラークもアンプを通した音は美しいのだが、
生音では低音がズンと響くことを除いて今ひとつソリッドな音だった。
アコースティックな生の響きが欲しかった。
フレットは上から下まで平均的に減り指板もずいぶんえぐれて来ていて
限界でもあったのだ。

飛行機でいっしょに帰り
それからは弾きまくっている。
弾きだしたら音がいいので途中でやめられなくなるほど。
テイラーの中では中級機、それでも自分にとっては十分なのだ。

さあ、どんな曲が産まれるか楽しみだ。
そして次のライブも楽しみ。
今はじっくりこの相棒と二人で曲を磨きます。

ギターに酔います      断酒290日目
次は都知事選明確な原発ゼロを 断原発0日目




速報 名護市長選稲嶺氏当選!

やったー!!



下はIWJの岩上安身さんによる1月11日の糸数慶子参議院議員へのインタビューです。
少し長いのですが辺野古と沖縄の基地の問題が見えて来る貴重なお話です。
沖縄に住んでいない私たちはともするとマスコミから流れる情報をもとに
基地問題をとらえイメージしがちです。
私も知らない事がたくさんありこのインタビューでわかったことが
たくさんありました。
お時間のある方はどうぞ聴いてみて下さい。(できれば全編のほうをおススメ)
糸数議員の想いに胸を打たれるでしょう。
戦争は終わっていないのです。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/119324

新月灯花つづき



お別れの日、新月灯花の4人とウーファーのエリックとパチり。



2011年の空想の森映画祭では原発関連の特集が組まれていた。
音楽では久しぶりのあがた森魚さんがライブがあり以前共に道内ライブツアーを
したこともあり「赤色エレジー」「いとしの第六惑星」でマンドリンで参加させてもらった。
その時あがたさんが連れて来たベース弾きが新月灯花の山崎優子ちゃんだった。
ピアノの川本真理ちゃんとボクとで非公式のミニライブをしていたら優子ちゃんが
聴いていてくれて「何か歌ってよ」とリクエストしたらギター1本で歌ってくれたのが
まだ出来て間もない「透明な闇」という曲だった。
東電原発事故のあとのことをテーマにした歌で「生きてかなきゃなんない」のフレーズが
若者の叫びとして強く胸に迫って来た。
優子ちゃんは雑談の中で福島も行ったしここに来る前に泊にも行ったと話していた。
全部の原発をこの目で見て体で感じたいからと・・。

さて、新月灯花というバンドを池袋あたりを拠点にやっているとのことで
連れがCDを買ったのをあとで聴いてみて驚いた。
日本にもこんなバンドがいたなんて!
しっかりした歌詞でしかもピンクフロイドのデイブギルモアのような
スライドギターの音色、コーラスの美しさ、テンポの良さ etc~。
ラジオから流れる甘いだけのJpopにうんざりしていた私は何度聴いたかわからない。

そんな彼女達が映画祭にフルバンドで来てしかも映画祭は予算がないので宿泊はうちにと
事務局からお願いされた。それならとスタジオにしている古い家を少しでも快適に
過ごしてもらうことを目標に春から改装を進めてきたのだった。

そして彼女達のライブはやはり素晴らしかった。
4人がそれぞれボーカルをとりコーラスはCSN&Yのよう。
ロックでありアレンジは必ずひとひねりありドラマチックなプログレっぽいのもある。
軽快なウキウキするものもあり変幻自在、ベタなものはひとつもない。
山崎優子の生きているベース、カッコいいロックななかのちゃんとみっちゃんのツインギター、
とてもいい表情でバンドを支えるパーカッションのキャス。

歌詞は沖縄戦のこと原爆のこと原発のこと巨大な経済と権力の中でのあがきなど
社会的な不条理を歌うものが多くロックの本来のパワーを感じさせるものだった。

「わたしたちは無力だと思うんです。音楽はしょせんエンターテイメントにしか過ぎない。」
などと言うと客席からは「そんなことはないよ。あなた達の音楽は何かを変えるよ!」
と声が飛ぶ。
素晴らしい演奏の合間に観客と会話したりリラックスした楽しい時間。
そんな中、彼女達は福島のことは事故が起きるまで原発に無関心だったわたしたちの責任だと思うと言った。
わたしたちは加害者、だから事故後福島に行き放射能をいっぱい浴びようと思ったと。
彼女達は震災直後から支援物資を福島に運んで今でも1ヶ月に一度は福島に通っているのだという。
山崎優子の「透明な闇」はそんな中で友達になった福島の1人の少女のきれいな黒髪を見て出来たのだそうだ。

新月灯花のメンバーの年齢はぴったりと私たちの子どもと重なる。
まわりの同世代は原発のことも選挙のことも無関心な人が多いという。
伝わらないもどかしさ。

映画祭では4日間滞在しとにかく映画はヒロシマのものから原発のものまでできるだけ観て行った。
あこがれの小出助教の講演も聞き、なんと彼女達の歌「打ち砕いて」に小出さんもいっしょに歌って参加したという。

自分たちの生きる世界に大きく目を見開いている真摯な精神がそこにあった。
そしてロックが音楽産業の商品となる以前には持っていた批判する精神を持っている希有なバンドでもある。
「フジロックとかライジングサンに出ればいいのに。」とボク。
すると「向こうから言ってくるまではあえてこちらからは言わないの。」と彼女達。
彼女達がメジャーになることはないのかもしれない。
それでも彼女達のやりたいことは自分たちのやりたい表現を続けて行くことだけ。
死ぬまで福島には通い続けると言っていた。
願わくばこれだけの価値のあるバンドが世に認められてほしい。
いや、こんな素敵でカッコいい女の子達が体を張って次の世代を守ろうとしていることにも
少しでも多くの人に気がついてもらいたいと願うのだ。

「新月は(ほとんど)見えない、けどある。
見えない時は灯火となり花となりあなたを照らしたい。」
そんな意味にも聞こえてくる新月灯花。
彼女達は守るべきもののために今も闘っている。







新月灯花



昨年9月の空想の森映画祭に招待された新月灯花は4人の女子ロックバンド。
彼女達のステージでの演奏の完成度の高さには脱帽だった。
ボクの好きな音。聴いて来た音楽はピンクフロイド、キングクリムゾン、キンクス
ビートルズ、レッドツエッペリンだという。

最後の日の私のライブの前のリハーサルスナップです。
曲は「のうのうのう」「天国への扉」「エースモーターブルース」
ピアノは川本真理ちゃん、素晴らしいピアニストです。
こういう音楽がやりたかったと宣言したい夜だった。

新月灯花のすごさはまた改めて書きたいと思います。

新月灯花のON AIR

関東圏のみなさん
11日25:30からフジテレビで新月灯花(しんげつとうか)のライブが見られます。
新得の映画祭で我が家に泊まっていったイチオシのロックバンドです。

http://ameblo.jp/ingrecord/entry-11742679007.html

初詣

地元の神社に初詣に行った。
人出も数名、静かに日が石段の氷を溶かすばかり。
なんだか確率的にご利益が多く受けられそうだ(笑)

おみくじをひくと「末吉」 そして、「恋愛 あきらめなさい」が目にまっさきに飛び込む(笑)
でもよく見るにつれ、心しなければならないことがたくさん書かれている。

美しい歌のおまけつき。いいな、おみくじ。

春くれば 花ぞさくなる 木の葉みな ちりてあとなき 山のこずえに

希望を持って進みましょう。


新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

お陰さまで元日の今日いっしょに暮らす義父が元気で96才の誕生日を迎えました。
感謝です。クラッカーを鳴らして祝いました。

あとは雪がしんしんと降る、静かなお正月でした。
皆様のご健康とご多幸をお祈りします。
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