農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

June 2013

四つ足で草を取りながら

長年使って来たトラクターが致命的に壊れ
次のトラクターを用意するのに
多くの時間をとられた1週間でした。
突然の手痛い出費がかさみます。

人参は2日前最後のを蒔き終わりほっとしながらも
芽を出した人参の草をホーで削ったり、
しゃがみながら、それでも疲れれば
四つん這いになりながらの孤独で寡黙な闘いです。

相変わらず何があろうが原発は動かす国のいきおいです。
畑では飯館村の農民の気持ちを真っ先にいつも思い出します。
こうして畑のまっただ中であれこれ金策に悩みながら
体のガタに悩みながら、働けることの有り難さを思います。

木はわさわさと葉っぱをゆらし
じゃがいもがすっくと立つ。
遠くでミルカーの音がして、
この当たり前の何気ない日常がいかに貴重なことであるか。
「参院選、投票に行きましょう!」

今日も人参草取りがんばります。応援歓迎!

願いを込めた詩



沖縄県読谷村(よみたんそん)サバニクラブでのライブ翌朝に見かけた三叉路の電柱。
なぜか心に残って・・・。

読谷村では沖縄戦のあと平らで広い土地は米軍基地に奪われたせいで、
住民達の住む家は谷とか斜面にひしめくように建ち、道は細く曲がりくねり、
いかにも不便な場所へと追いやられた結果だということがわかりました。
上空を爆音でジェット戦闘機が飛んで行きます。

23日沖縄全戦没者追悼式で朗読されたという与那国の小1の詩が
北海道新聞に掲載されていました。
ほんと、風景が目の前に浮かんでくるようです。
そして汚されていない子どものこころはいちばん大事と思われることをちゃんと映しています。

折しも昨日は米軍ヘリパッド建設に反対するやんばる高江の住民を
国が恫喝するために訴えた裁判で住民側の控訴が棄却されてしまいました。
判決はわずか数秒で言い渡されただけだということです。
これはスラップ裁判と呼ばれていて人道的にとても許されるものではありません。
悲しみでいっぱいになりますが、もう一度この詩を読み直して勇気をもらおうと思います。




「へいわってすてきだね」 沖縄県与那国町立久部良小1年 安里有生

へいわってなにかな。
ぼくは、かんがえたよ。
おともだちとなかよし。
かぞくがげんき。
えがおであそび。
ねこがわらう。
おなかがいっぱい。
やぎがのんびりあるいてる。
けんかしてもすぐなかなおり。
ちょうめいそうがたくさんはえ、
よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。
みなとには、フェリーがとまっていて、
うみには、かめやかじきがおよいでる。
やさしいこころがにじになる。
へいわっていいね。へいわってうれしいね。
みんなのこころから、
へいわがうまれるんだね。

せんそうはおそろしい
「ドドーン、ドカーン。」
ばくだんがおちてくるこわいおと。
おなかがすいて、くるしむこども。
かぞくがしんでしまってなくひとたち。
ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。
このへいわが、ずっとつづいてほしい。
みんなのえがおがずっと、つづいてほしい。
へいわなかぞく、
へいわながっこう、
へいわなよなぐにしま、
へいわなおきなわ、
へいわなせかい、

へいわってすてきだね。
これからも、ずっとへいわがつづくように
ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。

富士山よりもの世界遺産



きのうは風が気持ちよくそよぐ中、人参のホー除草に専念しました。
乾燥で心配した発芽もそろい良くほっとしています。

人類の歴史は戦争の歴史だと言われています。
たしかに闘いを繰り返して来たのが人類かもしれません。

でも「人類」などという遠い言い回しはどこか人ごとです。

戦争でむごたらしく死んで行った人達はいつだって
お父さんやお母さんや子どもやお兄ちゃんお姉ちゃん
おとうと、いもうと、おじいちゃんやおばあちゃんなど
誰かのかけがえのない人だったのです。

だからいつだって前提に置くべきは、
「戦争をしないこと」であるべきです。

現行の日本国憲法にはその大切な「前提」が
いちばんのカナメとして盛り込められている。
いわば神髄は「戦争をしないこと」でありそれが
この憲法の最大の特色だと自分は思います。

富士山が世界遺産になったからといって
それがどうしたのでしょう。
首相は「日本の誇り」と言ったそうですが、そんなの当たり前
誰もが好きなあの風景です。あんたに言われたくない。
それより「日本の誇り」はこの日本国憲法に盛り込んだ平和の理念です。
世界遺産ならこちらのほうがなお嬉しかった。
その理念の高さは富士山よりはるかに高いからです。

護憲派の言う「守る」なんてケチなものではなく世界に「広める」そんな気概のある
政府を持ちたいものです。

この憲法を変えて利するのは戦争産業でしょう。
それであなたが誇りを持てるようになれるかといえばそれは大間違いです。

かたつむり そろそろ登れ 断酒の山 80日目
TPP  原発共々 撤退だ        0日目



人参のラジオ体操

きのうで人参の種をまいてから9日目、小さな芽が生まれてきた。
乾燥が続いたせいか一斉にとはいかず7割といったところ。
あとの3割に「出て来て下さい。お願いします。」と手を合わせた。

きのうは先に生えてしまったヒエなどの草を抜く精密作業。
広い畑の中のちいさなちいさな世界。
人参だけはやや黄色っぽいので慣れればわかる。

地上1メートルから見ると
小さな人参の芽はそれぞれが
タイミングのずれたラジオ体操をしているようだ。

腰を折って腰から先に生まれて来たばかりの者
ハテと首をかしげている者
あ、やっちまったと頭の上に手を置く者
オーケーよと頭上で大きな○を作る者
バンザイする者

バラバラで小学校のラジオ体操のようにはそろっていないが、
共通しているのは光を体いっぱいに浴びようとしているところ。

私たちもそうではないだろうか。
光をめざしているのだ。
さまざまな環境で早い者も遅い者もいる。
でも人参は遅い者をなじったりはしない。

その光とは生きて行くのに必要なもの。
人間にとっては、
「生物としての環境」
そして「息苦しくない社会」
そろわないけど自由でおかしい隊列を見ながら校長先生は考えます。
人参に聞こう、人間のこと。

おいちにっ断酒 74日目
人参もきっと願う断原発0日目





雨の恵み

畑に雨がほしいと願い続けていた1週間、
ようやく恵みの雨が昨夜から降り出した。
出来れば優しくしみこみ人参の発芽を助けてやってほしい。

一方雨がなかったお陰であちらの畑こちらの畑と
毎日走り回り仕事はずいぶんはかどった。

農業はお天気との共同作業、
移り気で浮気性な天とうまく付き合っていくのも大変だけど、
そこがまた醍醐味というもの。

カバーで覆ってコンピューター制御で最適な気候環境を作り出してのトマト栽培の映像を見た。
オランダの成功例だが、同様のものをめざして奮闘する日本の企業の例もあげていた。
TPPをにらんで競争できるようになりたいとのことだった。
水も養分もすべてコンピューターの采配でコントロールする、もちろん土などいらない。

素晴らしい。

でも自分ならすぐにその場を立ち去りたくなるだろう。
何かってうまく説明できないけれど、お天気に翻弄されたり
鹿に畑に入られたりしながらもいろんな生き物と共存しているっていうこの
感覚は本来人間が自然にそなえたもので生きるための最適な環境を保つための
自然の数段優れたコンピューターから送られてくる「贈り物」なのではないか。

「競争」より「共生」ことばが平和的で優しいからではなく
人類の生存のためにもますます必要なキーワードになってくると思う。

一方その逆を行ってドヤ顔をしているのが現政権だと思う。
これはどうしたものだろう(ハテ)

目の前に事故中の原発を見ながら世界に原発を売り歩き、
TPPに反対する人を左翼と呼ぶ「戦争を知らない子ども」。
この意識の差はどう埋められるだろう(ハテ)

もうすぐ参院選。今度のはヘビーです。
手押しの播種機でソバをまきながら、トラクターに乗りながら
(ハテ、ハテ・・)そんなことばかり考えていました。

雨に感謝、愛してるよ!








辺野古のチャーミングなオバァ




デジカメを最近なくしてしまいました。
なので4月に行った沖縄の辺野古の基地建設に反対する住民達の監視テントからの写真をアップしました。

この左手にキャンプシュワブという米軍基地があり、そこに連結するかたちで海を埋め立て
新滑走路を作るという計画を知らされてから住民たちは立ち上がりました。

初めて現地に行って海の水に触れヤドカリと遊び、風に吹かれ、その平和な波の寄せ返しの風景が
戦争というものに翻弄されているのを感じました。

同じくその地で生活している人達もその「戦争産業」(かつての悲惨な戦争の記憶も消えないままに)に
翻弄されているのを感じました。

基地建設に反対する辺野古の住民のひとりチャーミングなオバァ島袋文子さんのご自宅に伺いました。
昨年北海道3カ所で自らの戦争体験を伝える講演をされた時に
新得で宿泊した時に会ったことがあるのです。

島袋さんは「青虫のお兄ちゃん」と私のことを覚えてくれていました。
新得の時は戦争の後遺症による足の手術後だったので車椅子でしたが、
今回ゆっくりと歩いて奥から出て来てくれました。
ショーケースにはお手製の手芸品。
好物のコーラを出してくれました。

島袋さんは80代半ばにさしかかりますがドキッとするほど目がしっかりしていて
とても精神がしっかりしているのが伺えました。

島袋さんのこと。

大戦末期1945年、米軍が上陸してきて沖縄はたいへん悲惨な状況に置かれました。
当時16歳だった文子さんはガマ(壕)に隠れていた時に米軍の火炎放射器で焼かれ
半身に大やけどを負い、出て行ったところを米兵に野戦病院に運ばれ
生死をさまよい奇跡的に一命をとりとめたということです。

16歳の少女が体験するにはあまりもの過酷な記憶はずっと人に語らずに心に秘めてきたのですが、
最近になってこの国がふたたび戦争をできる国になろうとしていると感じ
自分の体験を語っておくべき時と考え話し始めたのだそうです。ごく最近のことです。

戦後は米軍将校のメイドなどをして生活してきました。
「二度と戦争を起こさせたくない、ところが新聞見てると今の安倍首相の言うことが私には恐ろしいのよ。」
そう話してくれました。

でも素敵な笑顔で、本当は読谷村でやる私のライブに来るつもりだったのですが
断念、でも基地でしか買えないというハンバーガーを山ほど差し入れてくれました。

「読谷村は島唄の盛んな場所でねえ、いろんな島唄があるよ。」
本当にそうでした。沖縄は音楽の島です。(それは後ほど書こうと思います。)




春の向こうの宇宙の摂理



春先にはコゴミと呼ばれたクサソテツもゼンマイをほどくようにしてこんなに開きました。

日に日にまわりの緑の色合いが変わって行きます。
北海道は初夏のいちばん奇麗な時期を迎えています。

植物はみんな効率よく太陽のエネルギーを取込もうとして
実にバランスのとれた形で葉を広げていくのが観察しているとわかります。
水の作用、土の質、風の来る方向、地球の引力、
そして何より大事な太陽の位置。
どんな野原の片隅にも草の道ばたにも森の高い所にも
どこをとってもバランスのとれた姿があります。

すべての力が均衡を保つ特別な一点が生命なのでしょうか?
だから宇宙のエッセンスを映して植物たちはあんなにも
美しくかがやくのでしょうか?

今日はジャガイモ除草機を入れたあと大雨となり
ビショ濡れになってトラクターで帰ってきました。
タイヤの巻き上げる水しぶきや
帽子を打つ雨音を半分は楽しみ、
あと半分はパンツまで冷たくなり早く着きたくて一目散で(笑)

祝ワールドカップ参加決定!



日本男子サッカーワールドカップ参加決定おめでとうございます!パチパチパチ!

「情熱は足りているか?」
本田選手を追ったテレビのドキュメント番組で自身に問いかけていた言葉です。
膝の大けがという逆境の中での言葉だけに深い感銘を受けました。

それ以来時々自分でも問いかけています。
「情熱は足りているか?」役に立たないものを作る時でさえも(笑)
でもどんなに年をとってもこの言葉は有効です。そうですとも!
本田選手ありがとう。

今日はとうきび3回目のは種。
雨と寒さによる春の出遅れもこのところの好天で追いついて来ました。
かぼちゃの発芽率も良し。
人参の準備を始めました。

情熱の断酒60日目
情熱の断原発0日目


洗濯琴(せんたくきん)



かつて洗濯機が壊れた時のためにとゴミ捨て場から拾ってきてあった3台もの洗濯機が
行き場をなくして雨ざらしになっていたのですが、
このほど脱水ドラムの取り外しに成功し楽器となって耳を楽しませてくれています。

風に揺れて「カラーン、コローン」洗濯機から来たので「洗濯琴」と名付けました(笑)。

辺野古移設を後押しし風俗活用発言のあとはオスプレイ訓練どうぞ大阪にとアメリカに
媚びを売る政治家も洗濯機に入れて脱水してしまいたい衝動にかられた朝でしたが、
この「洗濯琴」の音色に心洗われて気を取り直し仕事にとりかかることができました。

「カラーン コローン カラーン」素敵な音色です。

水滴の飾りから



レディスマントル(聖母マリアのマントという意味のハーブ)に水滴の飾りがいっぱいついていた朝。
水というものは不思議だ。
こうして見えることもあれば空気のように見えなくなることもある。
いろんなものを通り抜けいのちの輝くもとにもなる。
あらゆる生命はこの水によって貫かれている、だから「つながっている」。

水がなければ生命もないとするならば、
この「考える」という行為も水がしているといえないだろうか。
水が水を見ている・・・。 
ああ、大それたことを考えてしまった。
とりあえず「つながっている」というところでとめておこう。

水はいのち。
その水を気の遠くなるくらい長いあいだ汚染してしまう原子力エネルギーなどいらない。
水はほかの生命からの借り物でもあるのだから、
人間という種の、しかもほんのひとにぎりの考える「経済成長」のために汚してしまって
いいわけではない。

一滴の水に宇宙を見よう。
そのほうが「成長戦略」より素晴らしい。


20万人目のアクセスありがとう!


力をたくわえて



昨年えん麦を栽培し休ませた畑、さらに春はえてきた雑草もずいぶん青々してきたので
プラウで反転させてすきこんでいます。
しばらくおいてからソバをここに作付ける予定です。
ゆっくり休息をとって力をたくわえてくれたかな?

ミニ太陽温水器



工作好きの連れあいの役に立つ作品

「ウドンゆでるから1本持って来て〜」
「はいよー!」とデッキにあるつや消し黒スプレーで塗られたペットボトルを台所へ持って行く。
「あちちーっ!」温度計はないがたぶん50℃以上はあり嬉しい悲鳴。
ガスが節約できて、太陽の力はまだまだ生かせると実感する。
最近役に立たないものばかり作っているのは私のほうで、逆転しました。
やるなあ。

発泡スチロールの箱、ふたに窓を開けガラス板をガムテでとりつけ。
スチロール内部にアルミシートみたいなのをはる。
お日様に向けて斜めに置く。

超シンプル!!

ソーラーいいぞ断酒57日目
ソーラーいいぞ断原発0日目

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