まあ、お酒は良く飲んだと思う。
自分の場合味についてうんちくを語りながら飲むというより
酔いによっても風化しない自分を確認してみたかったり、
人生をいささか単純化して笑えるようにするためとかという目的で
飲んでいたように思う。
でもある日ふと気がつくと酒量が増えベッドに寝酒まで持ち込むようになり
いくら飲んでも気分が高揚しないどころか沈んでいる自分がいた。
このままでは泥沼だと予感しとても惨めな気分の中で断酒を始めた。
それは大きなターニングポイントだった。
そしていかにいろんな理由があったにせよ、
アルコールを飲んでいたのは自分ではなくて
いつの間にか主役が反転して
アルコールが自分を介してさらなるアルコールを飲んでいるんだと
気がついたのだった。
断酒して思う事。
お酒を飲んでいなければなかった事故や事件が実に多い。
お酒のせいで家族が大迷惑をしている家庭がある。
そして何よりこんなに快適で暮らしていける。
少しずつ減らすということは不可能。
あれ?こう書いて来てお酒を原発に置き換えて見たら
そのまま通じるものがありますね。
今の政府や経済界などはまわりにたしなめられても
聞く耳を持たない以前の私のようです。
典型的なアルコール依存症を見ているような気分です。
何かをやめたら新しい世界がまた始まります。
そしてそれは案外始めてみたら簡単なことかもしれません。
一歩さえ踏み出せれば。
ワンダホーな断酒213日目
ワンダホーな断原発0日目