May 2012
ロウソクの煤をつけたガラス片で日食を見る天使G
冬の間は毎月数日間本州の実家に父の介護環境を整えるため滞在していたのですが、
自宅に戻って来るといつも94歳の義父が天使のように見えたものです。
義父は父より10歳も年上なのにまだ身の回りのことは自分で出来ているし元クリーニング店
を営んでいたこともあり、洗濯物をきれいに畳んでおいてくれたりします。
一方父はというと、自分で立ち上がることさえできなくなったにも関わらず、
自己中心的であれこれ大きな声で母に要求し母にゆっくり休む時間さえ与えません。
週3回のデイサービスに行く時だけが母の自由な時間です。
天使Gに大して悪魔Gです。
天使Gと悪魔G、この差はどこから来るか?
一概には言えませんが、アルコール依存症があるか否かが大きなポイントなのは明白です。
この1年父にとっても家族にとってもアルコールに関わる問題に悩まされた1年でした。
それでも前回行った時にはタバコも酒もやめたと言っていて、
心底ほっとして、うんと褒めてあげたのに、
また酒が始まってしまったようです。
正確には、父は自分で買いに行くことができないので、
母が買ってこない限り飲めないはずなのですが、
その後の執拗な要求に根負けしてしまったのでしょう。
少しだけならと与えてしまったことからまたそれが始まってしまったようです。
今では朝から焼酎を出せと母に怒鳴る日々です。
この場合母はイネイブラー(依存症への協力者)という役割を果たし、
結果、自分が苦しめられることになってしまうわけです。
アルコール依存症の治療法はたった一つ。
断酒だけなのです。
悪魔G、父親に対してひどいことを書いてしまいましたが、
実はアルコールという悪魔に乗っ取られた哀れな善人なのです。
父もそれからすべてのアルコール依存症の人も。
そして、苦しむのは本人だけではなく周りの人もなのです。
今日も楽しく断酒56日目
4月中にはとっくに終えている予定だった堆肥散布をようやく今日になって始めた。
雪解け遅くその後も雨がちでずっと出来ずにいたが当農場にとっては重要な仕事。
ジャガイモ植えも待っているし、いつまでも畑が乾くのを待ってはいられない。
何回かトラクターと堆肥散布トレーラーはぬかるみにハマリながらも
タイヤショベルのおかげで脱出しつつ、
新畑も含め113aの畑に大型ダンプ4台分の堆肥を散布することができた。
次に別の畑に移動したが、そこは斜度があるためほんのちょっと行ってはハマるので中止。
いずれ乾いてからやることにしよう。
堆肥散布、段取りが大変だけど、畑に活を入れるこの感じが好きです。
畑に落ちてモウモウと発酵熱の蒸気をあげる堆肥がやがて美味しい野菜の体を作ります。
たくさんの人の縁につながっている堆肥です。感謝!
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