農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

May 2011

明るい未来をめざしたい



3月24日のブログに書いた記事、千葉県柏市に住む甥っ子夫婦が赤ちゃんを連れて九州に避難した話を書きました。
その後いつまでも避難しているわけにも行かず何週間かして自宅に戻っていました。
そして徐々に柏市がホットスポットであったことが知られるようになってきました。
私たちは何も知らずにいたのですがまさかその柏市がかなり高い放射線量を記録しているとは驚きました。

柏ママの放射線だより
http://members3.jcom.home.ne.jp/2143800701/index.html
(オンライン署名にご協力を)

きのう甥からのメールで、気をつけて生活していれば大丈夫なのか、それとも移住したほうがいいのか迷っていて
とりあえず奥さんと赤ちゃんは千葉の中央部に住む父親のところへ行かせることにしたそうです。

それだけでも家族が離ればなれになることだし、
ではどこかへ本格的に移住となるとしても仕事も生活もすべてを変えなくてはならないのでそれも覚悟のいることです。
どちらにしても大変なこと。

今の私には気の利いたアドバイスも何もできませんでしたが、一時避難でも放射線の影響の少ない所に家族をやるのは賢明だと思うと返事しました。
ストレスが軽減されるのはとてもいいことだと思うからです。
思い切り砂場や泥んこで遊ぶことは子どもにとってとても必要なことです。

それにしても赤ちゃんが生まれ喜びにひたって昨年北海道にも見せに来てくれたのにこんなことになるなんて・・・。
見ているだけで幸せを感じさせてくれた二人が今不安の中に暮らしています。

断原発0日目
断酒448日目

Organic Oui + 正式デビュー2回目キャンドルライブにて



昨夜の帯広の「ランチョエルパソ」第2回目のキャンドルライブで初めてOrganic Oui+という正式名で出演しました。
私とKen・Yumaの3人が基本メンバーです。
十勝発のオーガニックな音楽を発信していきます。
さあさあ呼んで下さい、ギャラが良ければどこまででも行きますよ(笑)



そしてこの夜はスペシャルだったこと。
震災後から被災地にいち早く物資を運んだ大きなステージトラックで募金やメッセージを集めながら日本縦断コンサートキャラバンをしてきた庄野真代さん率いる国境なき楽団と、
「三角堂」小休止中の音更出身東京在住のシンガーソングライター流さんとのジョイントライブがあったのです。
プロフェッショナルな田中章さんのギターとちっとも衰えていない伸びのある歌声の庄野さんのライブにエルパソの一般のお客さんもサプライズプレゼントに大喜び。
最後は真代さんのリードで全員で「翼をください」を演奏しみんなで大合唱となりました。



流さんのライブもポジティブでみんなを勇気づけてくれるようなパワフルで素晴らしいものでした。
メロディも好きです、 



Organic Oui +の最後に流さんとYumaの二人の女性ボーカルによる「糸」素晴らしかったです。二人とも十勝出身、二人の歌姫。
最後は「天国の扉」で終了しました。

大地に口づけ



牧場と隣接している畑があります。
作業をしていると、から松防風林の隙間に大きな山が動くので
ぎょっとするのですがそれは牛の背中だったりして、あ、なんだとなります。
時には隙間からこちらの農作業をじっと見ていることもあります。

放牧酪農をしているNくんの牛達。
お日様を浴びて風に吹かれ青い美味しそうな草を食べている姿はいつ見ても気持ちの良いものです。
本来あるべき姿で飼われている牛達はとても幸せそう。
ああいいなー、そんなことばしか出てこない。



今日は新内にて2回目のトウキビ種まき 1200株
トウキビは多少低温でも芽が出るがカボチャはこの先の天候が不安で準備はしているのだがまだ播けていない
上サホロ新畑1回目砕土

ウワミズザクラ・スモモの白い花 時折風に乗って花の何とも言えない甘い香りがやってくる
うっすらの緑が日に日に開いて行く

ポケットのラジオから

農作業中聴ける状況の時はポケットのラジオをつけているのだが、
NHKがAMの夕方ニュースに京大原子炉実験所の小出裕章さんを出したのは驚いた。
NHKは原発を推進するのに都合のいい専門家しか出さない傾向だったが、
ここ最近のこの変化はいよいよ事態が隠し通せる範囲を超えてきたからなのだろう。
キャスターは小出さんの電話インタビューが終わってもどう反応していいかもわからず
沈黙の後、すぐに音楽をかけてしまった。(笑)
きのうUstreamで参議院での参考人として発言した小出さんを見た。
いつどこで話をしても自分の信念をもとにぶれないその姿が、何も知らない私にとっても
十分信頼する根拠となっている。何を価値としているかが明確に伝わってくるからだ。
「あたりまえの命を大事にすること」それに尽きる。


25日追加:参議院で参考人として話して来た小出氏への「たねまきジャーナル」インタビューです。
なぜ政治の世界がきらいかを語っています。とても納得しました。

http://www.youtube.com/user/nyugankenshin#p/a/u/1/K-oh8Yq6iMA


断原発0日目
断酒441日目

Organic Oui +



今度の日曜日にチャリティキャラバンで日本縦断中の庄野真代さん率いる国境なき楽団、三角堂でメジャーデビューしたシンガーソングライター流(ながれ)さん達と私たちがジョイントライブをします。
私たちのバンド名は「Organic Oui +」 おーがにっくうい と読みます。
おとといYumaとKenが帯広からリハにやってきました。
アレンジをチェックしコーラスをいろいろ試しリハ終了は夜中の12時過ぎでした。
29日がとても楽しみです!

春の妖精たち



オオバナノエンレイソウの清楚な3弁の白い花、大きくなって来た蕗の葉、つややかなオオウバユリ、チラッとのぞいてるブルーのエゾエンゴサク



ニリンソウが足下を覆いニョキッと出てるオオバナノエンレイソウ、白い花の天国 おっと!痛いイラクサもあります



天使が遊びに来たので森の中の「大ハイジぶらんこ」に乗せてあげました
天使は大喜びしました



夕方、妖精コゴミの学級で「さあみんな、各班で困っている今の人間たちのためにどうしたらいいか話し合ってください」と先生がいいました




作業:とうきびマルチ8アール・電牧設置・1回目播種

断原発0日目
断酒436日目



 

「ポッケのたからもの」



このほど娘と友達のくりちゃんが中心となって制作していた食育絵本「ポッケのたからもの」が完成しました!
自費出版、定価880円

料理とレシピは娘、絵はくりちゃん、料理の撮影は二人の友人で札幌のプロカメラマンはなふささん、
編集は娘と母でと、4人がそれぞれの力を出し合ってできた結晶です。

ちょっとだけ中身を特別公開



カンガルーのポッケがお母さんといっしょに四季折々の料理を作るストーリー仕立てになっていて
子どものお手伝いポイントも丁寧に添えられています。
くりちゃんの絵が素晴らしい!絵本初デビューですが保育士として働きながら独学で絵を磨いてきました。
暖かみがあり色の使い方のセンスの良さに思わずうなります。
英 秀男さんも娘達のリクエストを快く引き受けてくれてプロの意気込みを感じさせる、
素材の良さを最高に引き出した写真をとってくれました。

絵本としても実用的なレシピとしても楽しめる(9レシピ)作品となりました。
完成おめでとう!!




記事追加 あとがきより

同じ保育園で保育士と栄養士として
働いていた二人。
こども達とすごす毎日で
感じた大切なこと。

親子でいっしょの体験をして、
気持ちを共有し
コミュニケーションをとること。
それは、子どもの心に
いつまでも消えない
たからもの。

この本が、そのきっかけに
なってくれたらいいな
と思います。

子どもの笑顔と子育てに関わる
すべての人に贈ります。

桜もようやくそこまで



最新の小出裕章助教のラジオインタビューです
いつも貴重な情報に感謝です

そういえばおとといNHK教育テレビで「ネットワークで作る放射能汚染地図」というドキュメント番組を観ましたが
きれぎれの報道とは違う踏み込みがなされ多くの人に観てもらいたい内容です。

【反響にこたえ総合で再放送】総合 今週木曜深夜 20日午前1:30~ETV特集「ネットワークで作る放射能汚染地図 東電原発事故から2か月」再放送!事故発生直後から科学者たちと放射能汚染地図を作成。調査で出会った人々の混乱と苦悩を伝えます



こちらの町ではようやく桜が開花、でもこのあたりまではまだ届きません あと一歩っ
平年より1週間以上遅れています
きのうからトウキビの蒔き付け準備を始めました

未来の子ども達に渡すもの



きのう上サホロのみんなと楽しいひとときを過ごしたあとで余計思いました。
このような善きものがこの先もずっと世代から世代へと永遠に受け継がれるために必要なことは?

それは原子力発電はやめることです。(キッパリ)

さあ、断原発の日数を数え未来の子ども達に託そう!
早く1日目を書き入れればその後は増えるのが楽しみになります。

断原発0日目
断酒433日目

若草の頃



はるか遠くまで牧草地は続いてその向こうに日高山脈が鋭角な線で刻まれていて
若草のさざ波が時折寄せるこの風景、この広がりはどうでしょう

そこに農村があり苦労もあり笑顔もあるのならなおさら風景は輝きます

今日は地域の恒例お花見焼き肉パーティがレディスファームスクールの庭でありました。
風景が人を育てているのかもしれない
どの世代もたくましくそして優しい
きっと大雪山や日高山脈を毎日見ているからだと確信します

いも植え終わりました



今年もジャガイモ植えが終わりました
今年のゲストは娘と札幌の親友くりちゃんのヤングパワー、そして友人の芳賀さんにも助けてもらいました。
みんなありがとう 1年に1回必ず5人集まらなければできない仕事は天気もあるし
日程を合わせるのも大変だけど毎年ゲストとの和気あいあいとしたおしゃべりが楽しみです。
牧草の若草色と残雪をかぶった日高山脈のコントラストがきれいでした。

久々の穏やかな空



風が強いか雨が降っているかのこのごろ、今日は久々の穏やかな空。
ジャガイモがようやく明日植えられそうで大忙し

農民として耕すことの出来る畑があるという当たり前のことが
とても貴重なことに思える

耕したばかりの土がいとおしい

浜岡原発はとまりそうなものの・・・



今日の管首相の国民へのメッセージで浜岡原発の停止要請を行ったことが明らかになりました。
いいニュースだとは思いますがそれで危険が回避されたわけではないことをさっそく小出助教が教えてくれています。

核のゴミ問題で昔はよく「原発はトイレのないマンション」だと比喩されていましたが、まさにそのことが最大の問題で
あると私も思います。事故以外でもこんなにどうしようもないツケを未来に持ち込んでいる原子力なのです。
100万年もの間、崩壊熱を出し続ける放射性廃棄物をだれが責任をとれるというのでしょう。



その行き場の無いトイレ、核廃棄物最終処分場を日本とアメリカがモンゴルに作るための交渉をモンゴルと昨年秋から進めていたというニュースです。
首都圏で消費される電気を地方に原発を建ててまかなうやり方とまったく同じ発想です。(5月9日朝加筆)

毎日jpニュース

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110509k0000m040142000c.html



ノーベル平和賞受賞者からの公開書簡

「いまこそ原子力発電はクリーンでも安全でも手頃でも無いエネルギー源だということを認識する時です。
もし世界が現在使われている原子力利用から段階的に脱却するならば、次世代を担うすべての人々、そしてすでに過剰な被害を受けてしまった日本人も、より確実に、平和で安全な人生を送れるだろうと私たちは固く信じています」
                        世界の指導者に向けたノーベル平和賞受賞者たちからの公開書簡より

下のTranslators United for PeaceのHPより引用させていただきました
ワールドワイドな視点からのメッセージです

http://www.tup-bulletin.org/modules/contents/index.php?content_id=941

春の日差しを受けて



ムスッとせず
カリカリもせず
春を告げるムスカリの花を見て心を和ませよう
最近心が荒れてしまっていたなぁ



おとといは雪さえ降ったが今日は何とかトラクターが入れるくらい乾いて来たので畑起こし作業を始めた
唐松の葉っぱが展開しだす直前はこんななんだね

断酒422日目





 

雨の中の水芭蕉



仕事の帰りの車から林の中に水芭蕉のような白が目に留まり昨日わくわくしながら確認しに行きました。
遠くから見るとまるで白い鳥が群れて遊んでいるようにも見えて
でもそれはまさしく水芭蕉! こんなに身近に群落があったのに今の今まで気がつきませんでした。
雨の中でも乳白色と緑のコントラストが明るく映えていました。



月29日に東京で京大原子炉実験所助教の小出裕章さんらの講演会があり1200人もの人が訪れたそうです。
その報告からも誠実な人柄が伺えます。こういう科学者がいることだけでも本当に救われる思いがしました。
Jan Jan blogより


http://www.janjanblog.com/archives/37920



うすぐ憲法記念日
今朝の北海道新聞に憲法と原発(上)「人権侵す存在 全廃を」という見出しで
日本弁護士連合会会長 宇都宮健児さんへのインタビューが掲載されていました。

この方は東北3県をまわり岩手、宮城は復興へ歩みだそうとしているのに対し
東電原発事故の収束のめどのたたない福島の周辺住民は放射能の恐怖にさらされる毎日で
避難民は自宅に戻れる見通しが立たず、土壌汚染で農業などの仕事を継続できるかも不透明で、
このことは、憲法25条が規定する生存権が著しく侵害されているのは明らかで
財産権や環境権も奪われていると述べています。

今回の事故は安全な原発など存在しないことを如実に示し、
地震大国の日本ではどの原発でも同様のことが起こりうる、
つまり原発立地にふさわしくない国なのだと言い切っています。

その上であらためて新増設の停止と既存炉の段階的廃止を求め、
われわれの生き方も問い直しエネルギーの消費削減をはかり
再生可能エネルギーなど他のエネルギー源への転換をすみやかに進めるべきだとしています。
いったん事故が起きれば何万人、何十万人の人権を脅かす原発をこれ以上、放置すべきではないというのです。

日弁連会長としての認識と決意に心を強くしました。
まったく同感です。
この無念さをバネにどう希望の持てる未来へと転換していけるかが
今私たちに問われています。



フォトジャーナリスト森住卓さんが飯館村のことを書いたブログ記事を読みました。(5月4日)
http://mphoto.sblo.jp/article/44708053.html
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