農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

February 2008

除雪



先ほど風が静かになったのでタイヤショベルで吹きだまった私道200mを
除雪したばかりなのに、また風が出てきた。
あしたは私も組合員である北海道有機農業協同組合の会議が
札幌であるので道を開けて出なければならない。どうか風がおさまって欲しい。
ゴウゴウと風がうねる音がする。
なんだったのだ?あの静けさは。

それにしても朝方には
はるかむこうからガラガラ音をとどろかせ
走ってくる除雪車のたのもしい姿よ。
公道はこれによって守られている。
神棚でもあればまつっておきたいほど有難い。

朝の行進



道の真ん中をまだ幼い松たちが行進中。
上の牧草地で地吹雪が吹き荒れていても
谷間にあるこの通りは静かなので
雪を乗せたまま、ゆさゆさと列になって歩いている。

通りの向かいは若いシラカバたちが守り
こちら側からは大きな大人のカラマツたちが手を伸ばし
幼な子たちの頭を撫でようとしているかのよう。

幼い松たちは晴れやかな顔で行進中だ。



ライブのお知らせ

3/9 ういひろしライブ at 「若夏」 千葉県松戸市
http://www.wakanatsu.net/uisanlive0309.jpg

若夏のお店のサイトは
http://www.wakanatsu.net

今回オーガナイズしてくれてライブも手伝ってくれる玉木さんの
モンスーンレコードのWeb Site
http://www.monsoonrecord.com/j_pages/j_frame.html

モンスーン・ファームのところもクリックしてみてください。
素晴らしい音楽家である玉木哲太郎・とも子さんのお二人が千葉の田舎でお米作りもしています。
「豊年日記」というブログがあるのでぜひご覧ください。無農薬のおいしいお米も販売中です。

二人と初めて会ったのはBobin&the Mantraとして北海道ツアーの途中
我が家に4人で訪ねてきてくれた時でした。
新得共働学舎でライブを行い、わたしもちょっとだけ加わらせてもらいましたが、
そのサウンドはプロ中のプロというものでした。
ネパール出身のソングライターのボビンのソウルフルなボーカル
同じくネパール出身の物静かな青年サワンの美しいシタール
底からしっかりと全体を支える哲ちゃんのベース
その音楽学歴の高さを人から聞いて驚いた、智子さんの研ぎ澄まされた感性の即興性あふれる管楽器
ピーターバラカンも絶賛しニュース23のエンディング曲に流れていたこともあるバンドです。

その後ボビンがソロで北海道にやってきた時には、
ビーワイルドでわたしとライブをしたり、
札幌でバンド「たう」とライブをしたりして、
わたしの友達もみんなボビン大絶賛でした。
(モンスーンレコードのサイト内にボビンのブログあり)

台湾tcmから「たう」のCDが出た後に
Bobin&the MantraのCD、さらにチャンプラーズのCDも同じ
tcmからリリースされ彼らは台湾へ何回もコンサートに行っています。
その二つのバンドのメンバーであり
サウンドをしっかり支えているのが
玉木夫妻なのです。
二人だけのユニット「イルカッパーズ」というのもやっています。

はじめにわたしの所を訪ねてきた時も農への強い関心があったようですが、
ついにそれを実現させています。
農(=自然・暮らし)と音楽が渾然一体となった世界、
たぶん半農半音楽というちょっと軽めなことばではなく、
きっとそんな世界を求めているのではと思います。
わたしと同じように。

そうそう「若夏」でわたしのライブの5日後に友人のOKIのライブもあります。
OKIもまた台湾tcmからCDが出て、さらに台湾の金曲奬を受賞しています。
アルバムタイトルは「熊出没」。



3/10 ういひろしトーク&ライブ 千葉県一宮町 宮崎邸
http://www.wakanatsu.net/uisanlive0310.jpg

雪晴れて



北海道は気温が低く風が強いと地吹雪となり、道路に雪が岬のように伸びてくる。
慣れないころは甘く見て車で突っ切れると思い何度もハマったものだった。
風でプレスされて見た目以上に硬いのだ。
きのうは各地で吹きだまりに閉じこめられた車のニュースが流れていた。
さらに地吹雪は運転中には空間認識ができなくなり
止まるに止まれずにその恐怖は想像以上である。

ところで、わたしの家から道路までは200mあって除雪は自分もちなのだが、
となりの牧場からいつでもあいている時には使っていいよといわれている
巨大なタイヤショベルがあるので本当に助かっている。

ここに引っ越してから20年以上になるが、
耕運機に排土板とキャタピラをつけたり
ジープに排土板をつけた時代、農場のバケットをつけたトラクターの時代
それなりに自力で道を開けようとしていたのだが、
はじめから何も言わないのに雪が降ったり吹きだまった日には
となりのYさんが大きなトラクターで現れて雪をかいていってくれた。

それはわたし達が入ったときに始まったわけではなく
以前にここに住んでいた家族にも、
また近所に住むお年寄り何軒もの除雪もしていたのだ。
無償で、しかも気さくな笑顔つきで。

そして今も近所のお年寄りの家の除雪は続いている。
きのうの朝も犬がほえるので
外を見るとYさんがタイヤショベルで我が家の道を開けに来てくれていた。

その大きな牧場で働かせて貰ったからわかるが、
牧場の仕事は朝は早く、疲れるし大変な仕事だ。
こんな感じで20年以上、なにもお返しできないでいる。
以前日記に感謝してもしきれないと書いたのは
このYさんのこと。
大らかでまるで今日の空のような人なのである。

幸福な犬



大きくあくびをする犬。
その忠実さに驚くのだが彼が家の中に入れてもらえる冬のあいだ、この窓際の毛布から出ることはない。
たたんだ毛布のスペースだけがいてもいい範囲なのだが、それでも幸福な犬である。
まわりの柔らかい雪が飛ばされて彼の足跡が浮き上がっている。

天使のささやき

ここ新得町に住む古い友達であり、パセリ座という人形劇団を続けている能登さん夫婦がいます。
このほどメノナイト帯広キリスト教会の月報に能登真由美さんが綴ったクリスチャンとしての証しが掲載されます。
本人の了解をもらいましたので、ここにさきがけて紹介させていただきます。
(わたしは、初めてこの文章を読んだ時、ついウルッときてしまいました。)



  
           天使のささやき        能登 真由美 

まるで古い歌謡曲の題名のようですね。
大天使ミカエルやガブリエルとは違います。
私が知っているのはアーニーローリーの歌にでてくるような、小さな天使です。
でもその時々に応じて備えられた神様からの使いだと信じています。

人形劇をやっていると、たくさんの子供達に会います。
指人形のトマトちゃんが空の雲には味があるか、ないかを調べるために
キュウリ君と一緒に飛行船に乗って空を飛ぶお話ですが、
ダンボールで作った雲をパクパク食べて「おいしい!」のせりふに
客席からタメ息のような声で「ホントー」と聞こえてきました。
けこみの中から客席は見えないのですが、
ポカーンと口をあけて無心に見ている子供の顔を見たように思いました。

「裸の王様」のクライマックスは
1メートル位の大型の人形を操作しながら観客の中を行進するのですが、
すばらしい服を着ていると思っている裸の王様に、5~6才の女の子が
走り寄ってきて大きな声で言いました。
「王さま!王さまはだまされているのですよ!」
すぐ後で操作している大人など目に入らないのです。
王様の目を見て一生懸命に知らせるのでした。

もう1つ、ささやきを
マリオネットのサーカスでキャッチボールの上手なアシカのアッちゃんは子供達の人気者です。
冷やかす子供はよくいます。うるさい子だなあと思って無視したのですが、
その子は人形劇が終わって、アッちゃんを片付けている私のそばへやってきて言うのです。
「ねえ、それって、糸でうごかしているんでしょ。」
私は「当たり前でしょう、人形なんだから‥‥」と顔も見ないで言いました。
するとその子が小さな指を口に当て
「シーッ、ないしょにしてあげる。」と真顔で言うのです。
私は手が止まり、涙が出そうになりました。
「ありがとう」と言うとその子はニッコリして走ってどこかへ行ってしまいました。

これらの子供達から感動と力をいただきます。
子供達に神様のお守りがありますようにと、祈らずにはいられません。



有名人を見たときのような



もう30年も前の話だが、日本武道館でのボブ・ディランのコンサートに行った。
アメリカのベトナム反戦のシンボルとして有名で、
レコードもよく聴いてコピーしたりしていたが
あこがれの本物を目の前にして、自分が作った幾ばくかの先入観が壊されながらも、
同じ空気でつながっている喜びと、彼もまた同じ人間なのだという安心感を与えてくれた。

きのうの夜、初めて望遠鏡でリングがついた土星を見ることが出来た!
もちろん安物なので、見えるのは
手のひらにのせてみたとして
ちょっとした鼻息ですぐに飛んでいってしまいそうな
小さな光る玉なのだがちゃんとツバがついているのだ。
斜めにかしいだあの有名な星を見た瞬間の
喜びといったら・・・。

本物のボブ・ディランを見たあの時のような感覚だ。
同じ太陽系の兄弟、わたし達はああいうものの親戚なのだ、という驚き。
あるいは、有名スターと同じ地平に立っているというミーハーな喜び。

なんのためだかわからないが、わたし達はとにかく
太陽のまわりを休むことなく廻り続けている。
それを教えてくれたのは先人たちであり、
人間の知りたいという探求心のおかげだ。
なぜに知りたいと思うのか?
知りたいという気持ちは自然に備わっているものであり、
人間が発明したわけではない。
それもこの宇宙が作った物というしかない。
あるいははじめからあったか。
だから、不思議だ。

その不思議さはワクワクするたぐいの不思議さだ。
何か広い大きなものとの一体感は
人を落ち着かせ、退屈させないだろう。
それにくらべ国家との一体感とはなんだろう?
必ずや排除される者を生んでしまう一体感とは。
それを国家が人に強制させるとはどういうことだろう。
人の気持ちに及ぼすベクトルはまるで逆である。
いや、それが好きな人達だっている。
きっと退屈してしまっている人達。
そういう人達にこそ土星を質素な望遠鏡でみてもらいたい。
そして宇宙のこの広がりを感じてもらいたいと思うのだ。

(土星は東の方に見える明るい星です。これからが見頃だそうです。)



つららのオルゴール



つららのオルゴール 詞・曲 宇井ひろし

1、つららのオルゴール
  真冬の日だまりに
  あなたと聴きたくて
  あなたを待ってる
  
  透明なかなた 
  春は見えてる 見えてる

2、つららのオルゴール
  長いの短いの
  つららのオルゴール
  並んで光ってる
  
  透明なかなた
  春は見えてる 見えてる
  
  あなたを待ってる
  春は見えてる 見えてる 

          2008年2月10日上士幌町「豊岡冬の林間学校」にて初演


宇宙人がまっさかさまに落ちてきて



頭と手は地中に埋まったままで・・・
さかさまのまんまは森の中
でも森のやわらかい土の中も
結構快適だな~と思ってでもいるのでしょうか?
太い双股のカバノキがもたらした錯覚



親子でスローな食育!



<span style="color: #009933;">14,15と2日間我が家は陸の孤島だった。
栄養士をしている娘の札幌市内での引っ越しに行く予定だったが、
猛吹雪でとりやめとなり、業者に急きょまかせることになった。
2日間風は荒れ狂い町道に出るまでの道は、
1メートルもの吹きだまりに閉ざされた。

ようやく昨夜、となりの牧場から大きなタイヤショベルをお借りして、
道を開けることができた。
空には上弦の月と火星がならんでいた。
おとなりには感謝してもしきれない想いがある。
またそれは後ほど書きたいことの一つ。

かくして晴れて今日は新得町「なごみ」に向かった。





親子でスローな食育! にてミニライブ

北海道食育コーディネーターの西野洋子さんを講師に招き、
親子料理教室は開かれていました。
「魔法のスープ」で使われた野菜は
当農場産のジャガイモ・大根・キャベツ・白菜・人参
そして農場産直でとっている松田農園のタマネギなどです。
今回わたしは生産者として野菜についての話をするために招かれました。

できあがった、黒大豆の煮豆と、いももち、
共働学舎の牛乳から作った
クリームチーズと、魔法のスープをみんなで頂いた後で、
「青虫の歌」と「ちっっちゃなおしり」を話をまじえながら歌いました。
みんな元気いっぱい、ありがとう!

調理室は若いお母さん方と子ども達のエプロンやバンダナが
カラフルでとても明るい雰囲気。
写真は、いももちを作る子供達のいきいきした笑顔。

地元産のものを使ってみんなで楽しく調理し
そしてみんなでいただく、
とても幸せな光景が広がっていました。
素材の持ち味が充分生かされた優しい味でした。

主催は、なかよし児童館、十勝支庁、
そして中心となって準備してきた「北海道スローフード・フレンズ帯広」の方々です。

http://www.slowfood-friends.org/



北海道スローフード・フレンズの会長さんはなんと
わたしと同じ町内会の湯浅優子さんです。。
酪農のかたわら「つっちゃんと優子の牧場の部屋」を経営し、
農場民宿(ファーム・イン)のさきがけとなっている方です。
FMノースウェーブにレギュラー出演したり、最近は「日本のお母さん100選」にも選ばれたりと
知ってる方も多いのではないでしょうか。地域の人からはゆうちゃんと呼ばれています。
優子さんがつないでくれた今回の縁に感謝します。
皆さん、かたひじはらずに楽しみながらやっているところがステキです。


演奏曲目:青虫の歌・ちっちゃなおしり


今日は吹雪ですが



きのうの夜に、ある町で学校の先生方の平和教育集会があり、
わたしは講師として招かれ少しばかりのトークとコンサートをしてきた。
30人ほどの小中学校の教員の方々と、
それから、音楽があるならとついてきたお母さん先生の子供達。
(ノリノリでカワイかったよ♪)
たぶん先生方はいろんなプレッシャーで疲れているはず。
でもどんどん表情は和らぎリラックスしてくれるのがわかる。
わたしが伝えたかったのは、
ゆるやかにつながりあって行きたいということ。
みんな真の平和を望んでいる人どうし。
音楽にはそのきっかけになるぐらいの力はある、
そう感じられたひととき。

わたしの後に「十勝平和を考える市民の会」の方の講演。
もと教師であり、国民学校の時に日の丸を振ってお兄さんを
送り出したのがお兄さんとの最後の別れになり
沖縄で戦死し帰ってきたのは骨ではなく石ころだったそうだ。

昨今の教育現場はとても厳しいものがあると思う。
憲法改正の論議と並行して教育基本法はゴリ押しで変えられてしまった。
愛国心とやらをやたら盛り込んだその中身。
文章的に美しさも感じられないので読む気にもなれないのであるが、
教職員評価制度はまちがいなく
国のいいなりになる教師を優遇することになると思う。

ところで、愛は強制されうるものだろうか?
国とはなんだろうか?どこで区切りがつくものなのか?
愛国心、このことばの意味を探ろうとすると
わたしはいつもつまずく。
このことば自体の論理が初めから破綻しているのではと
思う。
教師は教えるのが仕事である。
自分がわかるものしか教えられないのが真実ではないだろうか。

みんなで知恵をだしあい少しでもまともな
風通しのよい教育現場になるように
今は学校の外にいるわたし達も無関心ではいられないと思う。

演奏曲目:青虫の歌・つららのオルゴール・旗(原詩・城山三郎)・かささぎの歌









上士幌町豊岡林間学校のこと ライブ



26年前に廃校となった旧豊岡小学校の校舎は、
ノスタルジック感あふれる木造の校舎だった。

企画したのは都市デザインシステムという会社の札幌オフィスの若きスタッフ達。

http://www.uds-net.co.jp/

過疎化に悩む上士幌町へのコンサルティング業務を行っていることが縁で
昨年夏に主に東京オフィスの家族を対象に林間学校を企画し
また冬にもぜひ!という強い希望で第2回目の冬の林間学校へとつながったのだ。
地元の人や周辺の人も多く協力し地元の子供達も参加していた。
遠くは沖縄からの参加もあった。

ライブの前に夕食があり、
札幌で羊肉などをレストランなどに卸しているアイマトンという
会社の黒島さんという方が
お子さんと参加されており、
夕食の前に肉になるまでの過程をスライドでみんなに説明。
かわいいカモのひよこや羊の写真を見せ
と殺する瞬間こそ見せないものの、そのしくみなどを説明する。
人はほかの命を殺して生きているということ、
そのことを忘れずに感謝して食べることの大切さを
20分にわたりお話された。

それからその肉や地元の野菜を使い
キャンドルの明かりで夕食が始まった。
しっかりと「食育」も盛り込んである。
はじめの日には子供達にハシを自分で削り作ることから始めさせる。

札幌オフィスそして東京オフィス、沖縄オフィスの人からもなんだか新しいものを感じる。
自然とそして人とのつながり、なにを都会の人が心の底で不足させているのかを
知っている感性。
今までのセンスのあまりよくないハコモノをボコボコ建ててきたあちこちの自治体も
今はツケを払う時代だが、
これからは広く環境や本当の意味での豊かさを見据えたビジョンを
見つけなければならない時代だと思う。

上士幌町長も食育の話から夕食、コンサートまで共に楽しんでいた。
これからの地域を考えていくための良きパートナーに
出会えたのは幸運なことだと思った。
うまくとりいれ、さらに魅力ある上士幌になるように
かじとりをお願いしたく思う。

さて、そのあとのライブではこの集まりがうれしくてはじけた。
子供のいるライブは自分の得意分野でもある。
みんなたくさんの手拍子をくれた。
新曲「つららのオルゴール」も歌った。
私のあとには札幌から養護学校の先生兼ミュージシャンのスタディ小山さんらの
バンドがさらに盛り上げ私もブルースハープで加わったのだった。

あんだらやさんがブログ日記にこの夜の様子をアップしてくれました。

http://www10.plala.or.jp/andaraya/

演奏曲目:青虫の歌・シンフォニック寒気楽団・つららのオルゴール・ちっちゃなおしり
      かささぎの歌・天使たち(詩・えだみ)・空と歩く

上士幌へ



新得側から見た大雪山系の最南端の山々。
右はしの山が東ヌプカウシヌプリ、その左側の山が西ヌプカウシヌプリで、
その真ん中あたりに標高800mの然別湖がある。
穏やかな晴れた空、雄大に座る山々。




それらを左に見ながら士幌町方面に回り込んでいくと
今度は東ヌプカウシヌプリが一番左に見えてきた。
ウーファー達とよく昇る白雲山も見える。
そのてっぺんから見下ろす然別湖はいつも
僕たちの気持ちを晴れ晴れとさせてくれる。




そして上士幌あんだらやに到着。人気の隠れカフェ&カレー屋さんなのである。
ここでキーマカレーを食べながら、これから行われる林間学校のライブで
初演の「つららのオルゴール」という曲の楽譜を清書させてもらった。
不思議なことにこのお店、おもてに出ても店名がどこにも見あたらない。(笑)
けれども正真正銘、ここは「あんだらや」なのである。

森を創ろう





このところ毎日のように小ぶりのノコギリを持って山の手入れをしている。
新内からこの上佐幌に引っ越してから20年以上になるが、
その途中でここの宅地、畑、山林を含めて2ヘクタールを購入できた。
今まで冬は働いていたり介護をしていたりでできなかったが、
この冬になってはじめて手入れを始められたところ。
恐らく30年はほっておかれたままだったろう。
原生林でもない限り、いったん人手の加えられた(伐採されたりした)林は
手入れをしないと、良い森にはならない。
自然に任せたら驚くほどの時間がいることだろう。

上の写真のカシワの大木の多い森はここに来たときから
気に入っている気持ちのいい場所だ。

ところが下の写真はそこから30メートルくらい行ったところ。
ツル性植物が複雑な電気配線のように伸び放題で
木の幹にらせん状にまきつき、しめあげ枯らしている。
枯らしてしまったら今度は次の木の枝に手を伸ばしていく。

わたしも自分の心の中の森を手入れする必要があると思った。
気持ちの良い森を作るためには、
いるものといらないものをよく見極め
世話をしていかなければならない。
なんでも自然にまかせればいいとは限らない。






夕方、斜め右下のほうから太陽に照らされた三日月が浮かんでいた。
雪をかぶった日高山脈は黒いだけのシルエットと化し
そこからくっきりと夕陽の赤い色が始まり、
そして上に行くにしたがって
赤は青と次第にまじりあい
頭上の深くて暗い青へと続く。
その深い藍色といってもいい空をバックに
くっきりと輝く親指の爪のような三日月。

月はやがて太陽を追うかのように
高度を下げ大きくなっていった。
影の部分も淡くまんまるく見えた。
これは「地球射」といって、
地球の光が反射しているのだそう。


夕景



夕陽には、同じ太陽なのに朝日とは違ってどこか切なさを感じる。
それにしても、日高山脈に沈まんとしている夕陽を受けた雪面は、
これから頭上に広がるであろう星座を予告するかのように、色を持ち、輝いている。
忙しければ見過ごしてしまうほどの短いあいだ。

    

   冬のダイヤモンド   詞・曲 宇井ひろし

1.静かな月にさそわれて
  長靴とともに歩きます
  枝の影は横たわり
  きしむ足音を聴いてます
  
  だれも照らさない街灯が
  広い夜空を見上げてる

  雪はキラキラダイヤモンド
  雪はキラキラ星の園


2.山の影は横たわり
  キツネの声を聴いてます
  わたしのポケットまさぐれば
  チリやホコリしかありません

  どうにもカラなポケットならば
  またたく光をつめこんで
  
  貧しいわたしの心にも
  あかりは灯るでしょうか

  雪はキラキラダイヤモンド
  雪はキラキラ星の園

                 2007年冬
  

美しきスノウワールド



今日は、たぶんこの冬に一回あるかないかの、
雪の結晶が一日中光り続けた日でした。

雪の結晶は、はかないからこそ美しい。
もしダイヤのようにいつまでも美しさが残るものならば、
お金で価値がはかられてしまう。
だから、タダで良かった。(笑)

角度によっては赤や青や緑の色をキラキラ反射させて
あたり一面が宝石箱のようです。




庭先のルブロフォリアバラの赤い実の上にふんわりと乗った雪。
どうして雪の結晶はみんな六角形が基本形になるのか、ほんとに不思議。




枯れアザミの上にも結晶たちが乗っているよ。



森の中では木が「わしらにまかせてくれ」と力こぶを見せてくれた。
・・・・・なんてね。(笑) そんな風に見えてきませんか?

「ちっちゃなおしり」台湾デビュー



台湾で日本語を学ぶ人のための
「いきいきにほんご基礎日語」2月号 致良出版社(台湾台北市)

CD付きなのですが、そこにわたしが作詞作曲した「ちっちゃなおしり」が
教材として掲載されました。
すでに昨年他の2曲のファイルを校正したので、
(すぎるのさ・みつばちブーン)出版済みだと思いますが
さだかではありません。(笑)
本物が送られてきて手にするとやはりうれしかった。

今回の音源はバンド「たう」時代に東川町で演奏したコンサートのライブからで、
子どもたちとの掛け合いが可愛いくて元気で、自分でも気に入っている歌です。
子どもがいればいつもコンサートでは歌っている楽しい歌、
どんどん広まってくれたら嬉しいな♪

「ちっちゃなおしり」は「小屁屁」と訳すんですね。
これまたかわいい! 
発音はなんと?   →「シャン ピーピー」と判明、やっぱりカワイイ 笑

きっかけは、そこの社長とお友達が北海道旅行で新得に滞在した際
当農場にジャガイモや人参の収穫作業を体験しがてら遊びに来たことでした。
CDを買っていただき、滞在先の新得ヨークシャーファームにも招待してくれました。

「ちっちゃなおしり」の歌詞にはちがう国で生まれても
裸の心で遊んだら兄弟になれるというメッセージが入っています。
まさにそんな出会いでした。
土にまみれ、抜けども抜けども、小さな人参の年ではありましたが。(笑)
不作に泣きながらも楽しいひとときでした。

今まで2回バンドでコンサート出演等のため訪れたことのある大好きな台湾。
こんな形で役に立つことが出来て幸せです。




ボロな納屋も淡いトーンなのでいい感じ♪



連れ合いの描いた絵も載せてくれました。(下中央)

水晶のような



朝起きてすぐ窓の外を見ると森は真っ白に雪をかぶっている。
雪化粧の枝のすきまにはポッカリ三日月が浮かんでいる。
忙しく仕事や育児に追われている友人は
朝の月に力をもらっているとメールをくれたっけ。

-20℃の新雪の森へ急ぎ足で出る。
この世界は写真ではうまく伝えられない。
結晶たちがそのままの形で降り重なった世界。




ギョーザ騒動に思ったこと

ひとつ何かが問題となると、
こぞってあきれたような反応をするわたし達。
それは身勝手なクレーマーとそう変わらない。
食べることを人に委ねたのである。
わからないのに信頼したということの、
起こり得る報いを受けているだけのことだと思う。

安い労働力というお金のカラクリに乗じて
外国をプランテーション化する日本企業を
支えているのはわたし達ではなかったか。

学校給食くらいは近場の食材で、
できるかぎり、有機農産物や無添加のものを
使ってほしい。
当然食材費は高くなるだろう。
だけれども、子供たちの体を作る食べ物だ。
また、どうしてそうこだわるのかを
子供たちに伝えれば立派な教育にもなり得るだろう。
食べ物がどうやってできるかを見せ
、また体験すれば命への感謝の気持ちも芽生えるだろう。
学校給食ひとつで実に多くのことを学べるだろう。

ある保育園ではすでにそれを始めている。
それはトップにいる人の誠実さでありロマンなのだと思う。
限られた予算の中でのやりくりは大変だろうが、
そういうところなら働く人達も誇りがもてるだろう。
大切に思われていることは敏感に子どもに伝わるだろう。

今はまだ少ないであろう。
けれど、国や道から言われたから仕方なく「食育」を
するのではなく本当に大切なこととして、
自ら工夫して伝えている人たちのことも知っている。

今回のギョウザ騒動がひとつの転機になり、
わたし達が食を、環境を、もう一度見直すきっかけに
なってくれたらと願っている。




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