沖縄県の辺野古への基地移設を認めない知事が誕生したあとも、
そんな民意をあざわらうかのように「粛々と」埋め立て準備を
進めた安倍政権。今は衆院選への悪影響を考えて休止しているとのこと。

着工を許さない人々は非暴力で辺野古キャンプシュワブ前で抗議してきた。
そんな中うちの坊ちゃんカボチャのファンの島袋文子さんが警察に倒されて
救急搬送されたというニュースにショックを受けた。
もちろん大手メディアは伝えない。

また藤本監督が映画を撮影中に警察に手足をつかまれ
排除されたという記事も見つけた。

藤本監督が辺野古の島袋さんの家に連れて行ってくれたことを思い出す。
文子さんは奥の方から足を引きずりながら出て来て笑顔で迎えてくれた。
大好物のコーラを開けてくれた(笑)
自分の読谷村のライブにはハンバーガーを山ほど差し入れしてくれた。

85才、16才の時上陸してきた米軍の火炎放射器に焼かれ半身大やけどを
負って奇跡的に生き延びた方だ。戦後封印してきたつらい戦争の体験を最近になって
人前で話しだしたという。
それはこの国がまたあの時代に逆戻りするような空気を感じてきたからに
ほかならない。

島袋文子さんは沖縄の宝だ。
それを暴力的に排除する。
それが「知事が変わっても粛々と基地建設を進める。」という意味だ。

原発再稼働を公約にする時点でもう終わっているが、
沖縄のことも立派な争点になるべきだと思う。
「税こそ民主主義だ。」と首相は言うが上に書いた出来事こそ
民主主義の根幹に関わることではないか。

今度の選挙、どういう世界に生きたいかを決める大事な選挙です。